湖畔通信へ
2015/10/11
このエッセイは湖畔通信へと移りましたので今後は湖畔通信をよろしく御願いします
ミヤコドリ
2013/11/09
木枯らし一号が吹く湖岸を何時ものように自転車で石山方面へ向かって走り膳所の由美が浜まで来ると湖岸に見かけない鳥を発見、自転車を降りデジカメをポケットから出しながら少しづつ近づくが逃げられてしまった。諦めてその場を後に石山へ行き折り返しての帰りに幸運にも鳥を見つけ今度は離れた距離で撮影するがコンパクトデジカメではと思いながら数枚撮る事が出来た。黒と白の美しいデザインの鳥で名前が・・・・家に帰りパソコンを開きネットで調べるとミヤコドリと、たしかユリカモメのことをミヤコドリと思っていたので違和感を感じたがこちらが正真正銘のミヤコドリと解り写真を良く見ると映画 風立ちぬ に出てきた堀越二郎の設計した九試単座戦闘機のガルウイングの美しい飛行機を思い出した。でもはるかにミヤコドリの美しさには敵わないしかも人を殺したりしないのだから所詮人の作るものなど自然の美にはおよばないと思ってパソコンを閉じ僕の記憶の中にミヤコドリの美しさを留めた。
ランドマーク
2013/10/18
台風一過の湖岸を自転車で走ると風も強く天候は西高東低の冬型、湖上を眺めると琵琶湖大橋の西岸に七色がくっきりと見える冬の虹が見えた。大観覧車は虹の中ではっきりと確認できない、それもその筈だ観覧車イーゴスはベトナムへ売られて行くそうだ、浜大津の湖岸から何時も見えていたランドマークが消えて行き見慣れた風景が見られなくなる寂しさを虹の彼方に感じた。
大雨
2013/09/22
九月十五日から十六日にかけての大雨は台風18号によるもので滋賀、京都、福井と三県に被害をもたらした。家の前の道路は川となり十六日の午前一時から朝の七時まで引くことはなかった。小止みになってから近くを歩いた、三尾神社の境内は大きな川の様に変わっていた。幸いに我が家には水は入らずに済んだが大津市内も被害を受けたところが多くあり自然の驚異をおもいきり知らされた。道路の後片付けが済んだ午後から琵琶湖の湖岸へ向かった、湖岸から見る水面は護岸と同じ高さになっていた。マイナス水位からいっきにプラス七十センチ代に、数時間で一メートル以上も水位が上昇した自然の力の凄さを感じた。そして大雨を受け入れる琵琶湖の偉大さに感謝した。
青空と紫陽花
2013/06/11
真夏の太陽がと言っても今年は入梅したものの雨は降らず晴天が続いている。湖岸を自転車で走っていると紫陽花の花が目につき自転車を止め青空の下で咲く花を眺めながら、紫陽花と言えば雨が一番似合う花だと思っていたが青空を背景に凛と立つ姿を見て素直に美しいと感じた。自分の固定概念で夏空にはハイビッカスやブーゲンビリヤだとイメージを作っていた感性の貧しさを自覚して改めて紫陽花を見つめた。