青空の一日
2023/12/08
雨待ちの琵琶湖に雨を降らす雲の無い日が続く、そして今日は朝から雲ひとつ無い青空が一日続いた。琵琶湖を上空から写真を撮るには最高の日だと青空を見上げた。打出浜から見る青い琵琶湖は青い空と一体化して見えた。そして青の芸術家、イブ・クラインの作品を思い出した。
写真二枚目は疏水に降ろされたメンテナンス用車両 水の流れが止まった疏水から少し異臭を感じた。僕ら少年時代に疏水の清掃は記憶になく石垣が汚れていたことはないと汚れた水の止まった水路を見ていると琵琶湖が汚れているのではと心配になった。
琵琶湖の水位マイナス71センチ
2023/12/07
琵琶湖の水位が下がり続けているのは雨が降らないだけのことだ、別に騒いで解決できることではないとテレビや新聞が伝えるニュースを見ていてもしょうがないと思った。夏から秋に掛けて発生したアオコには無反応のメディアは事、琵琶湖の水位低下で渇水になると大騒ぎするのは何時ものことだ。ニュースの絵柄は、坂本城の石垣と長浜城の太閤井戸が水位低下で見えるようになった事を伝えている、探せば違った場所も在るのにメディア報道は金太郎飴の様で各社同じ絵柄でマンネリ化状態ではテレビや新聞を見なくなるのも新鮮味が無いから?そしてスマホで新しい情報が簡単に得られる時代でも僕は新聞は存在感を見せてほしいと思った。今日の琵琶湖の水位マイナス71センチとスマホで知った。
大銀杏の落葉
2023/12/06
膳所和田神社の大銀杏の落葉が黄色の絨毯を完成させた。大銀杏に魅せられて何回も撮影に出かけてしまうのは何故と・・今日、フェースブックを開け友人の本郷さんのコメントを見ると、和田神社の大銀杏の黄葉に寄せて・・葉一枚に宇宙ありーのコメントに触発されて膳所和田神社の大銀杏へ自転車で向かった。流石大木の銀杏の落ち葉の迫力は群を抜いていた。足元の落ち葉を眺めていると大宇宙の成り立ちをも想像させてくれる不思議さを感じた。静寂な落ち葉が作る宇宙空間の雄大な光景が浮かぶ中、現実、チッポケな地球上で起きている見にくい争いごとが何故止められないのかと人類の醜態の数々を思い出した。昨日と一昨日の夜、NHKのBSで放送されたドキュメンタリー番組で「マリウポリの20日間」(AP通信取材班)を見て余りにも酷すぎるウクライナの戦争の現実を見て言葉をなくした。ロシアのプーチンが起こしたウクライナへの侵攻(戦争)は犯罪でしかないと思った。映画(フィクション)で見る戦争などでは伝わらない生の戦争の残虐性を見せられショックを受けた。罪もない子供や市民が無差別爆撃で殺されてゆく様は地獄そのものだと目をそらしたくなるシーンも多くあったが戦争の非常さ残酷さを、平和な場所で見ていても良いのかと思いながら前編後編と見た。何故国連や大国が会議をして戦争を止められないのかと・・ウクライナそしてガザで起きている戦争が一刻も早く止むことを祈るしか無いと・・・落ち葉の大宇宙を見た。
写真一枚目は浜大津港のユリカモメ(本当に少なくなった)二枚目は大銀杏の落葉 三枚目は膳所由美浜サンシャインビーチの砂浜の先の砂利が水位低下で露出した。
ゴンドラの唄
2023/12/05
天気予報では雨が降ると・・でも待っているとなかなか降らないから湖岸ポタリングに出かけた。浜大津港も平日と在って静かな佇まいだ。水位低下の写真を撮る場所を探していると琵琶湖文化館と道路の間にある歌碑が目に入り自転車を留めた。湖面に浮かぶ?歌碑は1961年の開館当時から其の場所にあり、歌碑の作者は吉井勇と聞いているが詳しくは知らなかった。勉強不足を侘びながら歌碑の台座がむき出しになった様子を写真に撮った。帰宅後、パソコンで吉井勇を検索すると「ゴンドラの唄」が代表作とあり、直ぐに黒澤監督の映画「生きる」のシーンが思い浮かんだ主人公がブランコに揺られている時、流れた曲を思い出した。有名な歌人でもある人の歌碑の文句も検索した。「うつしよの夢をうつつに 見せしめぬ 琵琶湖のうえにうかぶ美の城」と記して在ることを知る有意義な時間となった。そして恥知らずを侘びながらパソコンで「ゴンドラの唄」を拝聴した。美の城と歌われた琵琶湖文化館も役目を終える日が近づいている現実と水位低下の琵琶湖を思いながら、時の流れの無常を感じた。湖上の歌碑は残るのだろうか・・・・
観光シーズンも終わり
2023/12/04
秋の観光シーズンも終わり、三井寺を訪れる人も少なくなった。残りモミジも風通しが良くなった境内は静かな佇まいとなった。琵琶湖疏水の観光通船の姿も消え疏水の流れが冬の到来を告げていた。浜大津港のユリカモメは何処へ消えたのだろうかと、周辺を見ても姿は無かった。観光船ミシガン号は定期運航はしているが乗船する人も少なくなった。におの浜ではバス釣り、そして鯉釣りをする人を見かけるが成果はないようだ。護岸の石垣全部が露わになり水面が低く本当に琵琶湖が小さくなったと感じた。今日の夕景は雲一つ無い青空が暮れてゆく眺めも格別だ。