中島省三の湖畔通信

大津市叙景

2024/04/26

毎日散歩で撮る写真をデジカメだけにしてスマホで撮るのは止めようと思っているので今日もデジカメだけで撮った。やはり写真は一枚のシャッターにも考えを込めて撮りたいと思った。今日の湖岸ポタリングでは、浜大津港に出来た琵琶湖疏水の観光通船乗り場を撮った。湖岸の展望デッキに俄に取ってつけたように作られた乗り場にはプラごみやプラごみが集積されていた。単純に考えても湖水の流れが悪くなるのは歴然だ。目的外の設置をしたばかりにゴミがたまり美観を損ねていることを観光を歌っている行政は知っているのだろうかと思った。におの浜の内陸部を流れる川は人工河川でコンクリート三面張りだ。大規模な埋め立てが始まる前は琵琶湖に直接流れ込んでいた川が途中から人工河川になり直線的な眺めになった。でも川はそれなりに綺麗だと思った。そして僕の住まう町は三井寺の門前町で少年時代は三井寺の政所がそのまま残っていた。そして門構えの宿坊らしき建物も多く、父親が戦前は時代劇の撮影がよく行われていたと言っていたことを思い出した。大門通りの上部の一角に面影が残っていた。その家の上級生ともよく遊んだ事が懐かしい思い出だ。

楽園の風景?

2024/04/25

高気圧に覆われて好天となった。午前中は青空に雲の芸術作品が並んだ。地上では西武百貨店跡地に高層集合住宅が現代の楽園風景を見せてくれた。午後は雲一つない青空が青の芸術を見せてくれた。雲の芸術も楽園も青の芸術も幻のようなものかと思いながら湖畔通信に写真をアップした。今日は之だけで充分と思った。

我が家はアライグマ騒動

2024/04/24

我が家は昨日からアライグマが現れ撃退グッズを取り寄せるやらで忙しく一日が過ぎた。古い家なので庭から縁の下は出入り自由だ。今までなら木酢液をペットボトルを加工したものに入れて庭においているだけで対応できたが、今回はリフォーム時に断熱材を張った床下を狙われた。点検窓から見ると発泡スチロールが散らばって何枚かは破られたみたいだ。序に懐中電灯で床下を照らすと2匹のアライグマの顔が見えたので鍋を叩いて追い出した。そして撃退グッズを床下に吊るした。でも効果の方はまだ判らないが床下に音がすれば、その都度対応して鍋を叩くことにしたが寝ずの番は出来ないので又アライグマに断熱材を食い荒らされるのではと点検窓を締めた。
写真は今日も二枚目三枚目はフイルムカメラで撮ったものです。一枚目は今日の琵琶湖です。

フイルムカメラで撮影・・・・

2024/04/23

今年の桜シーズンは珍しくフイルムカメラでご近所の名所を撮影した。使用したカメラは40年以上も前に製造されたライカM6とニコンFM2を使った。ライフサイクルの短いデジカメは10年使用するのが限度で、修理もきかずゴミになるだけだ。僕も既に駄目になったカメラもあり眺めているとアナログ時代が懐かしくなった。デジカメは画素数と超リアルに撮れる事を競っているが、道具としての性能を比べているだけで写真の素晴らしさの評価ではないとおもった。僕の目はフイルム画像に慣れているから4Kや8Kそして高画素数の写真を見ても、たしかに綺麗に見え、実際よりも美しく見えてしまうから、やはり思ったより綺麗に映らないフイルム写真の方が好きだ。でも今はアナログのフイルムで撮ってもデジタル技術で加工するから僕らが楽しんだ紙焼きして見る写真と随分と見え方も違うから、全てフイルムが良いとは言えない時代だ。今日、湖畔通信に載せる写真もフイルムで撮ってデジタル変換では本来の銀塩写真ではないと思うが、でも少しでもフイルムカメラの感じが出ていればと桜の写真を載せた。

漣の美しさ

2024/04/22

昨夜、NHKの日曜美術館で画家の福田平八郎の画業を取り上げた番組を見た。忠実に描かれた写実的な絵から抽象的とも見られる日本画へと変化した絵の素晴らしさを語った良い番組だった。その中で紹介された漣の絵が印象に残った。そして今日の湖岸ポタリングで打出浜湖岸から琵琶湖を眺めると美しい漣が立っていた。その美しい漣の背景にはコマンションと言われるコンクリートの高層の集合住宅群が眺めを台無しにしている、此の様な光景を見ていると800年以上も前に平忠度が詠んだ短歌、さざなみや志賀の都はあれにしを昔ながらの山桜、を思い出してきた。平忠度が今の景色を見たならどんな和歌を詠むのかと想像した。比叡山と琵琶湖の風光を台無しにした現代の眺めには怒りを感じるだけだ。半人造湖となった琵琶湖を眺めていると悲しくなるばかりだ。新しく増設された俄づくりの観光通船の乗り場にはゴミが留まっていた。水の流れを無視した作りでは美観が悪くなるばかりだ。先のことを考えない金儲け主義とはこんなものかと可笑しかった。午後は京都へ京都フォトグラフィ展を見に出かけた。京都新聞社の今は使用されていない地下印刷所での展示は地下の工場後の存在感にも魅力があり展示される作品を際出させてくれ楽しく鑑賞できた。

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