中島省三の湖畔通信

大津の町家

2024/07/21

爽やかな風もあり、青空を眺め梅雨明けではと思った。浜大津港は休日なのに静かな佇まいだ。突堤にも人影はなく、これが観光都市大津の現状かと少し寂しくなった。帰り道は旧市街へそして浜通りの桝屋町で水飴問屋の的場さんと出会い自転車を止めた。旧知の間柄だが中々お話する機会がなかったが、今日はゆっくりと時間もあり暫く会話する中で一度家の中を見られますかと言われて、是非にとお願いして築200年の町家を拝見することになった。表は商品の水飴の缶がならんだ店舗だ。店舗から住居部分を見ると暖簾が掛かっていた。中へどうぞと言われて住居部分へ、そして見上げると見事な木組みの吹き抜けが歴史を感じさせてくれた。大津で之だけの美しい木組みを見るのは久しぶりと写真を撮らせてもらった。以前から表の柱には牛や馬を繋ぐ金具があり何の商いか分からないがと何時も見ながら通過していただけに中を見られて本当に良かった。的場さんが買われたのは大正時代?ともう少し詳しく聞いておけばよかったと反省している、太い柱に支えられた町家は歪もなく存在感を今も見せていた。大津の町に暮らして84年経っても知らないことが多いと反省しながら的場さんと別れた。

湖岸叙景

2024/07/20

今日は曇り空のお陰で暑さは凌ぎやすく散歩やポタリングも難なくこなせた。湖岸は例年なら花火大会の準備で湖岸の彼方此方で桟敷席の工事が始まっていたが今年は少し遅れているようだ。学習船うみのこ号も毎日の出航で忙しそうだ。湖畔は除草作業が済、グリーングラウンドが広がっていた。梅雨明けは明日かと曇り空を見上げた。

目に見える格差?そしてウスバキトンボ

2024/07/19

あからさまに格差が見える風景を見て現代社会の可笑しさを写真に撮った。一枚目は浜大津公園、琵琶湖ホテル前の緑地は此の時期、8月8日の花火大会の有料観覧席の設置で花火が良く見えるように大胆な選定が行われ木々は丸坊主状態になり夏場の熱さを避けるための木陰が無くなって本来の公園の木々の姿が見られない不自然な公園だとおもった。二枚目は東側市民会館近くの湖岸は安い有料観覧席?なのか木々は選定されないお陰で暑さを避ける木陰が健在だ。両方の風景を見ていると格差社会の現状が見えた。夕方湖岸へ向かうとウスバキトンボが乱舞していた。このトンボは九州以北では繁殖出来ないが毎年南方から海を超えて此の地にやってくるが子孫を残すことが出来ないのに毎年チャレンジし続けるのは何故と夕日に煌めくトンボの羽を眺めた。彼らは地球温暖化が進み此の地の冬場の温度が上がれば繁殖できる事を知っているのだろうかと考えた。

梅雨は開けたか?

2024/07/18

テレビの天気予報では近畿地方はまだ梅雨明けの発表はまだらしいが僕は梅雨明けしたのではと青空を見上げた。浜大津の公園では花火大会の準備で草も綺麗に刈り取られた、そして花火が良く見えるように木々は過剰に選定されているように感じた。公園の真夏は陽射しを遮る場所も少なく大きな木陰を作っている木が丸坊主同然になった。花火大会の一日の為にだ。今日は午前中も午後からも上空の雲の動きは早く久しぶりに雲の美術館を堪能させてもらった。

パソコンの映画館

2024/07/17

湖岸ポタリングで通る浜大津湖岸にはアーカスの建物は健在だが映画を上映していたアレックスシネマが撤退してから2年が過ぎた。映画館
で見る映画の回数は年に数度になってしまった。以前なら年間60本は見ていたのにとアーカスの建物を見上げた。最近は友人の茂呂さんから良い映画があると連絡してくれる、その映画はプライムビデオで見られる映画だ。僕はパソコンの映画館で充分映画鑑賞ができると最近思うようになった。パソコンから液晶モニターに繋げば家にいながら映画が楽しめる、昨日はイタリア映画「丘の上の本屋さん」2021年監督クラウディオ・ロッシ・マッシミの84分の映画を楽しんだ。イタリアの小さな美しい村の本屋さんに集う人たちの映画は本へのオマージュ映画だと思った。難民の少年と本屋を営む老主人の交流が中心に話が進むヒューマンドラマだ。そして今日はインド映画「エンドロールのつづき」パン・ナリン監督の112分の映画はフイルムへのオマージュだ。シネマ・パラダイスやスタンド・バイ・ミーそしてFTらと僕の好きなタルコフスキーのストーカーらの映画のシーンを随所に感じさせられる映画はフイルム映画へのオマージュではと長編のインド映画を楽しませてもらった。そして大きなスクリーンで良い映画を見たいと思う日となった。モロさん良い映画をありがとう・・・

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