中島省三の湖畔通信

41年前の積読本

2025/12/14

今日、41年前に買った、積読の「雲の峰鮭の川」1984年発刊の本はアメリカの自然環境破をを記したドキュメンタリーで天然鮭の遡上する川の物語だ。1970年代から1980年代の川の状況は酷くダム工事そして鮭漁での資源の奪い合い、そして政治の拙さらに加えインディアンに対する差別的な対応らが行われていた時代は今から遠くない40年ほど前だ。そしてアメリカでは自然破壊が進む開発工事の最盛期だった。本の最後の方では日本も同じく河川改修やダム工事、鮭乱獲らで日本でもアメリカと同じ様に天然鮭が絶滅した事も知るが・・・41年前に起こっていた事を今頃、改めて知るようではと反省しながら今日「雲の峰鮭の川」を読み終えた。琵琶湖総合開発が行われていた時代も1970年後半から1980年代に掛けてのことだ、僕が開発によって琵琶湖の自然が破壊されて行く様を記録映像を撮っている時だ、その時代は地球規模で自然環境の破壊が最盛期だったこと再認識した。本を買った時に読んでいたなら僕の記録映画の視点も鋭い作品になったのではと失敗作を思い出し自分が恥ずかしくなった。そして此の本「雲の峰鮭の川」ブルース・ブラウンはレイチェル・カーソンの「沈黙の春」の人間による自然破壊を訴えた本であると訳者が後書きの中に記している、人間による自然環境の破壊で地球の持っている循環機能が異常を来している事実は気候変動となって現れ始めている現実に不安を感じるだけで良いのだろうかと考える日が続くだけでは・・・

白山が見える

2025/12/13

今朝は冷え込み寒さで目が冷めた。でも初氷が見られるほどの寒さではなかった。三井寺の展望台から彼方には加賀白山が見えた。三井寺からの直線距離で約150キロメートルで小型飛行機のセスナ150(二人乗り)なら約一時間弱で到達できると昔、比叡の山麓滋賀里に在った際川飛行場の方向を眺めた。湖岸ポタリングでは蜃気楼研究会の富田さんに出会うと開口一番に白山が見えますよと言われた。そして打出浜の湖岸から北方の山並みの彼方に白山が見えた。白山へ山スキーに連れてもらった山の大先輩の沼田さんを思い出した。山スキーやスキーの先輩も彼の世へと旅立った。僕も大怪我後はスキーを諦めたが雪山を見るともう一度山スキー登山で白山に登りたいと白山を見た。

琵琶湖叙景

2025/12/12

今日は寒く湖畔ポタリングも浜大津湖岸までくると雨の気配を感じ家に帰った。午後、晴れ間があり再び湖岸へ向かった。期待した虹も出なかった。でも遠くでは雪が降っているのか低い雲も見えた、そして薄明光線も・・・とても寒く湖岸から退散した。

雲の風景

2025/12/11

毎日の湖岸ポタリングでの楽しみは琵琶湖の空に現れる雲を写真に撮ることだ。今日も湖岸に佇んで空の雲を見ていると短時間で広大な空域を描きかえる気流の流れと雲の動きには言葉を失う、写真には撮れるが大空間で起きるドラマは写真では表現できないと移り変わる空の様子を唯眺めているだけで幸せになれる、何も考えずに深呼吸するだけの存在で十分だと・・・・

天高く・・

2025/12/10

今日の琵琶湖は穏やかな様相で冬と言うよりも秋を感じる空ではと思うのは高度の高い巻雲が見えるからだ、そして天高く馬肥ゆる秋を思い出した、今年の秋は高度の高い雲を見ることが少なく雲を見て秋を感じることがなかったのかと冬空を見上げて秋の短かったことを振り返った。におの浜の水路には楓の落葉が水面を占めていた。モミジバフウの落ち葉は大きく晩秋の名残を感じるよりも迫力を感じた。

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