インスタ映え
2025/01/12
穏やかな冬日の琵琶湖の眺めは春の様相を表していた。浜大津港周辺は休日で散歩する人の姿も多く見かけた。湖岸に佇んで雄大な琵琶湖を眺められる浜大津港近辺には何もいらないと思った。そして何日か前に見た新聞記事を思い出した。琵琶湖汽船のターミナル近くにある人工の丘にモニュメントを設置して誰もがインスタ映えする写真を?・・今流行りのアルファベット文字で丘の上にBIWAKOと大きな切り抜き看板のようなモノを作って設置するらしいが僕には理解し難いと思った。誰もが琵琶湖と分かっているのにBIWAKOの大きな看板を入れてスマホで撮影してインスタグラムへ投稿してもらい宣伝効果を上げるのが目的かと思うが・・・そんな事より湖中のプランクトンで淡水赤潮の原因となるウログレナが冬なのに多く観測されている方が気になった。今年の5月の琵琶湖の環境が心配になってきた。
静かな湖畔
2025/01/11
温暖化したと言っても冬は寒いのだと硬く凍てた三井寺の境内を散歩した。木々が葉を落とした冬は明るく境内の林が見通せ時折小鳥たちの姿を見ることが出来てバードウォッチャーなら喜ぶシーズンだ。湖岸も寒いのか散歩する人も少なく観光船乗り場も静かな佇まいだ。越冬つばめの姿も見なくなった。ユリカモメは人が与えるパンくずを目当てに集まっていた。渡り鳥のシーズン初めには水鳥の大群が見られたが今では僅かな群れを見るだけだ。琵琶湖の風景は空気密度の高さを感じる硬い風景が厳寒を表していた。
雪降りの日
2025/01/10
暖冬で雪が見られないのではと思っていたら久しぶりに雪降りの日の散歩となった。やはり雪が降るとじっとはしていられない本能が騒ぎ心躍るからだ。少年時代から雪が積もると楽しくてしょうがなかった。ソリ遊びをしたり雪合戦らと楽しい雪の日の思い出だ。大人になってからも雪遊びほど楽しいものは他になかった。大好きな飛行機操縦を始めてからもスキーは止められなかった。大津際川飛行所が在った頃はパイパースーパーカブに乗って蓬莱山の山頂目指して飛行したのはびわ湖バレイスキー場のゲレンデの混み具合を上空から見るためだ。スキー場が空いていると着陸後、直ぐに帰宅してスキーを車に積んでびわ湖バレイへと走った事もあった。スキーはゲレンデスキーと山スキーがあるが何方も楽しいが山を目指してスキーにシールを付けて山頂を目指す山スキーは滑っているより遥かに歩く時間の方が長く滑る時間は一時間で歩く時間は4時間ぐらいだ。でも楽しさは山スキーの方が大きかった。もう山スキーを楽しむことも無くなり時々、スキー仲間の顔を思い出し楽しかった雪遊びの醍醐味は山スキーだったと雪降る三井寺の境内を歩いた。
雪雲が琵琶湖大橋を
2025/01/09
寒いと言っても以前ほどの寒さではないと思った。何時もの散歩で訪れる三井寺の境内を歩いても参道が凍てている感触が足に伝わってこない以前なら土の凍てた硬さが靴底から伝わってきた。息を吐いても白く見える事も無くなり蒸気機関車が吐き出す白い蒸気の様な息を人の口から吐き出さなくなったのは暖冬になったからだと思った。湖岸に佇んで琵琶湖大橋を見ると橋は雪雲に隠れていた。雪雲は雪を降らせながらかなり早いスピードで西から東へと大橋を渡っているのが見えた。雪雲が湖上を渡って行く姿は琵琶湖の冬の風物詩だ、北湖なら竹生島辺りを雪雲が渡る風景は自然の描く映像美だと懐かしい映画撮影の思い出が蘇ってきた。短時間に移り変わる光景を見られるのも冬の間だけだ。
寒い日
2025/01/08
今日は散歩で会った人たちが寒いですねと挨拶された。でも本当に寒いのかと過去の寒さを振り返った。1月と2月は寒い日が多く水道管が破裂したり家庭では蛇口が凍って水が出なくなったりお湯を蛇口を温めたりした思い出した。今朝の散歩でも三井寺の手水舎の水は凍ってはいなかった。以前は手水舍の水が凍り大きな氷柱が出来て東からの日差しを受けて輝いていた。冬の水の美しい変化が見られ無くなったのは地球温暖化の影響ではと思った。数年前に三井寺の山中でクロカンスキーで大怪我をしたのは大雪で境内には20センチの雪が積もっていた。山中では30センチも積もっていたから林道を登って下りを滑ろうと思ったことが怪我につながった苦い経験を思い出した。でも暖冬で雪が積もらないのでスキーを持ち出すことも無くなったのは良いことなのだろうかと青空を見上げた。