中島省三の湖畔通信

休日の湖畔

2022/09/25

連休最終日、浜大津港のターミナルは賑わっていた。湖岸では家族連れが楽しんでいた。何もかもが平和で穏やかに見えるが、青空を見ていると何か不穏な動きが此の国を覆い始めている予感がするのは僕だけではないと思いながら長閑な琵琶湖を眺めるが心は鎮まらなかった。

生類憐れみの令?

2022/09/24

湖岸ポタリングで見かける風景の中で、徳川綱吉公がもしタイムマシンに乗って表れたら、さぞや喜ばれる情景がよく見られる、乳母車?ベビーカーに犬を乗せて散歩する人を多く見かけるからだ。1687年江戸時代徳川綱吉が出した、「生類憐れみの令」が出された時代の様にも見え、少し江戸時代に逆もどりしたのではと、余りにも平和過ぎる時代に戸惑うこの頃だ。希望のない国に暮らしていると目に映る光景にリアリティを感じなくなってしまった。現実の政治や社会の有り様が悪くなりすぎてしまったからではと思うのは僕だけではないと思った。晴天の下で彼岸花を見て、此の花に送られて終わるのも良いかと瞬間、おもった。湖岸に佇むシラサギは何を考えているんだろう・・・自由な彼ら今を生きているから素晴らしく見えるのか・・・と何だかシラサギが羨ましくなった。

本日の何でもない写真

2022/09/23

久しぶりに何でもない写真を撮ろうとデジカメを持って散歩に出かけた。傘を指しているので片手で撮れるデジカメ、LUMIX GF1は10年以上使用している古いカメラで、一度も故障したことがない、ナショナル?製なので信頼はしていなかったが期待に反して?長持ちしたと改めてカメラを見た。鹿関橋の上から山手を眺めていると黒い大きな鳥(カワウ)が疎水に降りた。何で流れのある疎水に着水したのか?カワウに聞きたくなった。暫くすると、カワウはトンネル近くから疎水の流れから見事にテイクオフした。着水も見事だが、テイクオフは何時も見るカワウよりも滑水距離が短く水流を上手く利用したのではと上空を通過するカワウに敬意を表した。三井寺の境内では、雑木林の中が明るくなっていた。此処数年、古くなった椎の木やヒノキを伐採した跡に新しく花の咲く木を植える計画があると聞いた。倒されたヒノキが何本か見えた。湖岸ポタリングに出かけ、浜大津港の湖岸に咲いている彼岸花を撮った。花の傍らでは知人のユーチューバのJさんも撮っていた。空を見上げると雨の気配がした。熱帯低気圧から台風15号になったと天気予報が知らせていた。明日は雨か・・・

湖岸叙景 そしてトマソン?

2022/09/22

冴えないお天気では此方も意気は上がら無い中、湖岸ポタリングに出かけた。浜大津港では少ない観光客を乗せたミシガン号が寂しく見えた。定期航路になっているから乗船客の人数に関係なく運行するそうだ。僕が赤字運行を心配してもとデジカメのシャッターを押した。打出浜から東を見ると草津市街のビル群が見えた。大津よりも都会に見えるのは、大津の様に細長く無いからだと思った。帰り道は町中へ入った。日常の商店街は人も少なく閑散としていて昔を知る者にとっては哀しい風景だ。丸屋町から京津線の線路を越えると菱屋町だ、つい最近まで商店街の両側には高いビルが建っていたが解体され南側には低いビルが出来、一階は歯科院が開業した。そして北側では解体も終わり、来年の春には整形外科医院が開業するそうだ。そして解体されたお陰で隣の建物の壁に、解体された、建物よりも古い民家の屋根の形が残っているのが見えた。久しぶりにトマソン芸術を思い出した。数十年も前、作家の赤瀬川原平氏が超芸術トマソンとして町中で見かける「無用の長物的物件」を写真に撮り、写真集まで出された時代を思い出した。僕も壁に残った家の屋根の跡を眺めると、昔、滋賀県で一番賑やかだった菱屋町商店街の賑わいを思い出してきた。

希望のない国

2022/09/21

先日、読み終えた「希望の国のエクソダス」(村上龍著)の中で、何でもあるが希望だけが無い国とあった、20年以上も前に書かれた小説にだ。上手く言い当てているなと感心しながら読み、虚しくもなった。国葬に対しても首相は丁寧に説明すると言われているが未だ説明もされていない、此のような状況を見ていると何時も思い出すのはジョージ・オウエルの小説「一九八四年」だ。ビック・ブラザーの真理省が巨大なピラミッド状の建物の壁に、戦争は平和なり  自由は隷従なり  無知は力なり と書かれた風景を想像してしまうのは、日本の政治家が発する言葉が全部正反対だからだ。そしてメディアに信頼や期待ができなくなったのは今に始まったことではないと思うのは、二〇年も前に発刊された本「永遠の不服従のために」(辺見庸著)の中でメディアの不甲斐なさが書かれた、時代から進歩するどころか後退している様に感じる政治や社会の中で暮らしていると本当に希望のない国だと思うしかないのか?

秋空が広がる琵琶湖を眺めると気分は少し明るくなるから不思議だ。

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