天気の爺 琵琶湖夕景を楽しむ
2021/08/10
「雲を愛する技術」(荒木健太郎著)を読んだ影響で湖岸に佇んで雲を見る時間が長くなった。毎日、二、三回は、琵琶湖岸へ自転車で向かうのが僕の日常だ。今までならデジカメで琵琶湖と雲を感覚的に撮っていたが、雲を愛する技術を少し学んだ所為で写真を撮っている時間よりも雲を愛でている時間が長くなった。特に上空の雲が複雑な動きをしている時は雲の作品が期待できるのではと湖岸近くのベンチに座り待つ事が多くなった。今日も夕食後、浜大津港へ向かうとミシガン号が黄昏れの湖上遊覧に出航するところだった。客も少なく密にはならないと安心しながら見送った。午前中は温帯低気圧の影響もあり比叡山に掛かった雲から小雨が時々、風に流された雨粒が降った。そして夕刻の空は雨雲が一掃されて青空が広がる中で高積雲や巻積雲そして低いところではロール状の雲まで見えた。雲が気流の流れを可視化してくれるので、其の場所の気流が分かり、セスナ機なら気流に翻弄されるだろうなと層積雲を見ていると、懐かしい飛行機時代を思い出してきた。もう雲と戯れることもない飛べない自分が少し寂しくなった。時計を見ると6時35分だ、周囲は少し明るさは落ち、空の雲たちも赤く染まってきた。湖上を見ると北東方向の雲も夕焼けになった。琵琶湖のお陰で大パノラマの夕景が楽しめる環境に感謝しながら家路についた。
追 今日の朝刊(朝日)で長崎原爆被災者の岡信子さんの記事を読んだ。核廃絶へ命ある限りと切実に体験を語る92歳の岡さんの願いを聞きき入れ我が国の政府も核禁条約に加盟すべきだとおもった。
台風一過?
2021/08/09
心配した台風9号は温帯低気圧へと変化した。琵琶湖に雨を期待したが少し降らせて通過したようだ。低気圧の所為で体調が少し不調だ。季節の変化は早く昨日、三井寺でヒグラシの声を聞いた。秋は確実に近づいていると思えば感じる暑さも和らいだ。湖岸ポタリングは雨の止んだ3時半ごろ湖岸へ着くと風が強く自転車を留めて和らぐのを待った。湖面に打ち付ける強い風は、大きな波を起こすのではと思っていたら、さざ波を立てながら北へ走った。時々、吹き付ける強風は湖岸に立つ僕を揺るがす時もあり注意しながら写真を撮った。夕食後、台風一過の雲が見たく湖岸へ向った。風は少し緩くなったが時折、強風もあるが、体を運ばれる程の力はなかった。久しぶりの暗く鎮まった風景は今の社会に合っているとデジカメのシャッターを押した。
朝日ジャーナルの・・・
2021/08/08
先日、友人Mさんより冊子「朝日ジャーナルの時代」をいただいた。朝日ジャーナルは過去に時々、読んだ記憶はあるが特別な印象はなかった。1959年から1992年までの社会で起きた事が記録された情報誌は1463ページもある厚さだ。Mさんは届けてくれた時に20世紀末の日本社会を思い出すには良い資料だからと言った。知った作家の名前もあり暇な時に読むのも良いかと、「メルトダウン」の衝撃の見出しに手が留まって読んだ。原発の暴走と題して、プルトニューム研究者の高木仁三郎さんが1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原発事故後4月29日にその原発事故を知ってからの様子を書かれたものだ。今は33年も経った2021年だ、そして21世紀に入って、2011年3月11日福島の原発事故も起き、いまだ解決の糸口は見つかっていないのが現状だ。放射能の恐ろしさは誰でもが知っている筈だが、33年前に高木さんがロシアで起きた原発事故の時に語られた事も活かせぬまま我が国では福井高浜と美浜の老朽原発の再稼働を始めてしまった。コロナ禍は時間が経てば改善されて行くだろうが原発事故は起きてしまえば何十年いや何万年と災害を背負って行かねばならない放射能の問題を考えれば即刻、全ての原発を廃炉して未来の人への負担を減らすべきなのにと、オリンピックに沸く国とコロナ禍に苦しむ国の不思議さに驚いているのが現状だ。高木さんが文章の最後に・・パンドラの箱にたとえ・・いま其の蓋が開かれて「ありとあらゆる禍い」が飛び出した。しかもこの蓋が閉めうるかも定かでない。パンドラの箱のように、底に希望が残っていると信じたいが。と結んでいた。
空の美術館
2021/08/07
琵琶湖が広がる大津市の湖岸は雲を楽しむには格別の場所だ。今日は三回も空の美術館を楽しんだ。雲に興味を持っているか、いないかでは楽しみ方が違ってくると、今読んでいる「雲を愛する技術」(荒木健太郎著)は雲を勉強するには良い本だと思った。そして何時もパソコンの傍に置いて参考にするのは「空の名前」(橋健司著)は写真も大きく、季節ごとに雲の美しい風景が楽しめる本だ。でも僕の撮る雲の写真を本の写真と比べても同じ写真は無いから・・・雲の世界は無限だと・・・同じ風景は二度と見られないから大切に、大切に心のカメラで確り記憶しておこうと思った。午前中は積雲が元気よく低いところで遊んでいた。午後は巻雲や高積雲らが高空で活躍していた。夕景は台風が近海にあるとダイナミックな雲の活動を期待して出かけたが静かな黄昏となった。
原爆の日
2021/08/06
広島への原爆投下から76年となる、今日広島の平和記念公園で平和記念式典が行われる同日に大津の三井寺で毎年、原爆犠牲者の法要が執り行われている、僕も毎年参加しているが去年と今年はコロナの影響もあり平和の願いが書かれた短冊を風船に付けて大空へ飛ばす行事は中止され、其の代わりに平和の願いを紙に書いて掲示塔に貼り付けるように変更された。ラジオから流れてくる放送を聞いて三井寺でも8時15分同時に犠牲者の冥福を祈るために黙祷を一分間捧げた後に観音堂の内陣で三井寺の僧侶が唱える声明が厳かに流れる中で法要が営まれた。そして参列者の焼香が終わると、三井寺の長吏福家俊彦氏のスピーチの中では原民喜の生涯を少し話されて、広島の原爆の恐ろしさは語り継ぐ大切さを語られた。参加者の中に若い人を見かけなかったのは少し残念と思いながら三井寺を後にした。広島、長崎の原爆そして福島原発の事故のことも永遠に語り継がねばならないと思った。そして初めての国際条約「核兵器禁止条約」に参加しない此の国の政権には不信が募るばかりだ。

















