桜雨情
2021/03/28
お天気が良ければ、ご近所の桜の名所も、さぞ賑わったと思いながら三井寺の境内を歩いた。桜よりも石楠花の花が雨に映えていた。石楠花と言えば僕は比良の石楠花が好きだ。小説の題名にも「比良の石楠花」があり、一度読んだ記憶があるだけだ。比良山では五月に谷筋で咲いているのを登山の時に見かけた。三井寺の石楠花は色が鮮やかすぎるのではと桜の花と見比べた。そして雨の降る前に長等公園へ向った。以前は夜桜と言えば長等公園だった。子供の頃は昼間でも宴会をする大人たちの姿を見た事を思い出した。公園は山に囲まれて水気を感じる空気が何時も漂い、森の精の気配を感じながらシャッターを押した。パソコンにアップした長良公園の写真を見て、大津の桜の名所は長等公園ではと考えた。
オーバーツーリズム
2021/03/27
去年のお花見シーズンはコロナ自粛で春のライトアップらは中止され静かさと寂しさを感じたが、今年はコロナ禍の中で緊急事態宣言も解除された事もあり、今日から始まった、三井寺と琵琶湖疎水の春のライトアップそして満開となった桜を目指して多くの人がやって来て、近くの道路は渋滞となった。静かな我が町もオーバーツーリズムに巻き込まれて、久しぶりに京都並みの混雑を味わった。夕食後、近くの鹿関橋へ行くと、大変な混雑ぶりは、ソーシャルディスタンスは保たれず、コロナ感染予防は大丈夫かと思いながら密状態の観客を撮った。三井寺へ通ずる道路ではテールランプの光の帯が三井寺まで続いていた。メディアはコロナ第4波が始まったと伝えている中での人出の多さに驚き、コロナ感染者が爆発的に増えないことを願うのみだ。
インスタ映え
2021/03/26
朝の三井寺の散歩は少し霧が山にかかっているが晴れる予感がした。石段を上がると三井寺の職員のSさんに出会い、観月台ではインスタ映えする写真が撮れる様になリ、今年のライトアップの目玉だと話され、観月台に入れてもらった。黒いアクリル板が敷かれた床には桜が映り、今流行りのインスタ映えの写真を誰でもが写せる仕組みだ。僕もスマホとデジイチで早速に撮らせてもらった。スマホの画面を見ながら、これがインスタ映えする写真かと、少しだけ納得した。帰宅後、買い物と湖岸ポタリングを兼ねて湖岸へ向った。今日は比良の八講荒れじまいの言い伝え通り、琵琶湖は風も強く湖上は荒れ模様で白波が立っていた。行は追い風、自転車は楽ちんだ。スーパーで買い物を済ませ、何時もの茶店タイムで、お茶をして帰路は向かい風で何時もなら家まで15分で帰るところが、向かい風で25分もかかって帰宅した。夕食後、また三井寺へ向った、と言うのは明日から始まるライトアップのプレス発表があるからとSさんに聞いていたからだ。三井寺で向かうと既にライトアップされていた。係のKさんがいる総門から石段を上がり、観月台へ行くと昼間とは違い、黒く光る水面の様なアクリ版には桜が映って空間に浮かんでいるような光景を見て、インスタ映えする写真とは、少し現実と違う世界を感じる写真かとおもいながらデジカメとスマホを使い分けて撮り終わると、なんだか少し疲れた。インスタ映えする写真は僕の撮る写真ではないと思いながら石段を下った。
レンブラントは・・・
2021/03/25
春雨じゃ・・今日の雨は傘をささなくても良いくらいの雨が降っている中を散歩に出かけた。疎水の桜も満開ではと写真を撮った。三井寺の境内も満開が近いとライトアップの開催期間の後半は葉桜になっているのではと心配なった。円満院門前の山桜も八分咲きで清楚な花は雨に濡れ美しさを増していた。午後は浜大津アレックスシネマへ出かけ、久しぶりのドキュメンタリー映画「レンブラントは誰の手に」(オランダ映画・監督ウケ・ホーヘンダイク)を見た。観客は僕一人だった。映画は静かに始まった。レンブラントの肖像画が大きなスクリーンに映し出され、美術館で見るより迫力を感じた。新しく発見されたレンブラントの肖像画の鑑定を巡り研究者、コレクターと画商との葛藤はフィクション映画ではと勘違いするほどドラマを感じた。そしてロスチャイルド家が手放す大きな肖像画を巡ってオランダとフランスがレンブラント絵画の争奪戦の駆け引きなど美術館の裏側で起きている物語も興味を持って見られた。そして何よりもレンブラントの絵画の魅力を美術館でなく映画館で美術館へ行った気分になった。そして大きな館内を独り占めして贅沢な時間を過ごせ大満足だった。そして湖岸へでると、雨が上がる琵琶湖の素晴らしい光景まで見られ最高の日となった。
彼方此方の桜
2021/03/24
今日も晴天でお花見日和となった。久しぶりにカメラにフイルムを入れてご近所の桜を撮りに出かけた。カメラを首に掛けると重さを感じた、中判カメラのマミヤ7は改めて大きいと、首から外し自転車の前籠にいれ、近くの長等公園に出かけた。公園には、お花見をする人の姿がちらほらと見えるぐらいで静かな佇まいだ。時折、公園の遊具で遊ぶ近くの保育園児の声がするくらいだ。まだソメイヨシノは満開ではないが長等山の麓とあって背景の木々の暗さが桜花を浮き上がらせ神秘的に見えた。三井寺や疎水の桜は全盛期が過ぎたのか少し元気なく見えるが、長等公園の桜は数十年前に桜木を植えたして、整備した事もあり花は元気そうに見えた。今日は花よりも青空を行く羊雲に目を奪われてしまい、デジカメを空に向けシャッターを押すことが多かった。でもフイルムカメラのシャッターを押すことは無かった。フイルムカメラは構図を决め、露出、シャッタースピードのダイヤルをセット、そして距離を合わせて、息を止めてシャッターを切る一連の操作は慣れているものの久しぶりに力が入った、午前中に中判カメラの撮影を終えた。たった10枚写真を撮るのに一時間も要した。その間デジカメのシャッターは50枚は切った。午後もフイルムカメラを携えて湖岸ポタリングで膳所公園に向った。カメラはルビテル66のチープなロシア製二眼レフを持ち出した。子供の頃に使った玩具カメラに近いとファインダーを覗き込んだ。ピントグラスに映る光景は何だか頼りなく見えるが、良く見ると実景に近いと思いながら膳所公園の中で唯一お城を感じさせる白塀と石垣と桜を撮った。そして湖畔通信用にデジカメでも同じ風景を撮った。12枚写真を撮ってフイルムは終わった。今日は少し疲れを感じるのはフイルム写真を撮ったからではと思いながらペダルを漕ぐと充実感が体を巡った。

















