中島省三の湖畔通信

麗らかなお天気に・・・

2021/02/22

麗らかなお天気に誘われて、湖岸ポタリングを楽しんだ。そして町中の雛を楽しんだ。昼食後は久しぶりに皇子が丘公園へ春を先撮り?にと・・紅茶を入れたテルモス、文庫本をリユックに入れ自転車に乗った。ハツミヨザクラを期待するも蕾も小さく花が咲くのは、3月中旬かと辺りを見渡すと、下方に飛行機が不時着?そんな事が起きるはずがない・・・興味が湧き飛行機に近づくと垂直尾翼には火星人?例のタコの様な火星人が描かれたコンクリートの飛行機が不時着?いや離陸準備をしていた。隣には走らない汽車も退屈そうに子供たちを待っている様におもえた。此の場所は元は交通公園で子供たちの交通安全を学ぶための施設だったが、今は寂れはて、空しく交通標識が存在感を示していた。仄かな梅花の香りに誘われて梅林?へ、チラホラと白梅が咲いていた。写真を撮り終え、近くのテーブルに腰を下ろし、リュックからテルモスと文庫本を出した。テルモスの温かい紅茶を飲みながら文庫本を開いた。本は「ツバキ文具店」だ。代書屋の仕事の深さに感心しながら何ページほど読み進んだ。ぼーっと辺りを見渡すと湖岸の高層集合住宅(マンション)が目に入った。読んでいる本は鎌倉が舞台で、町の佇まいは僕の住む町とは大違いだ。大津の町にも代書屋は在ったと記憶している、桶屋、傘屋、提灯屋、鍛冶屋、駄菓子屋、饅頭屋、魚屋、八百屋、雑貨屋、もちろん文具屋らの個人商店が身近な処に在った時代を懐かしく思い出してきた。今では大津の町は急変し懐かしさを感じる場所も消え寂しさと空しさが漂う町になってしまった、と本の世界へ戻ると生き生きとした文章で語られる鎌倉の暮らしが、少し羨ましくなってきた。

フイルムと文庫本

2021/02/21

久しぶりにフイルムカメラを持って湖岸ポタリングに出かけた。ペンタックスLXは40年以上も前に製造されたカメラで仕事には余り使わなかったが僕の好きなカメラだ。36枚撮りのフイルムが入っているが以前なら一日で数本は撮影したのに、なかなかフイルムが減らないとカメラのカウンターを見ると20を指していた。後16枚も撮影出来ると被写体を探しながら膳所由美浜まで自転車を進めた。河津桜はと近づくと想ったより咲いていなかった。少し花を多く付けている木に絞って撮り始めた。風も強く花びらが揺れ動き安定する間、ポケットからデジカメを出して数枚撮っていると風も収まりフイルムカメラで撮った。フイルムを手で巻き上げ露出とシャッタースピードを決める動作に楽しさを感じながら撮影を終えた。午後は文庫本を持って、三井寺の茶店へ・・「ツバキ文具店」(小川糸著)を開き読み始めた。鎌倉の町の佇まいと文具店(代書屋)の話が事細かく状況を語る文章の静謐さに誘われて物語へと入って行った。代書屋での所作の様子で話される場面では、硯で墨が磨られた、墨の匂いが漂ってきたのには驚いた。まだ自分の中にアナログ時代の香りや匂いが記憶されている事が嬉しくなった。そして時計を見ると3時を過ぎていた、長居も迷惑ではと本を閉じて、ほっとした気分で残ったお茶を飲み干すと、心が軽くなった。そしてフイルムと文庫本の持つアナログ的な優しさに包まれた今日の時間の流れに癒やされたと深呼吸をして茶店を出た。

今日の写真はフイルム写真です。

クリスマス・キャロル

2021/02/20

クリスマスもお正月も節分も済んだ今時分にクリスマス・キャロルとは?先日,観た映画「どん底作家の人生に幸あれ」の原作者チャールズ・ディケンズが英国の文豪と知り、興味を持った事もあり、何か作品の一つでも読みたいとおもった。早速、昨日イオンの本屋へ向かい「クリスマス・キャロル」を買った。19世紀の作家の生きた時代は映画を見たお陰で想像でき小説クリスマス・キャロルを読むのに好都合だった。今の時代と比べると幽霊や精霊が生活の中でも活躍した時代の話は僕には新鮮に感じられ「クリスマス・キャロル」のページを開くと19世紀のロンドンの街へ誘われた。話はロンドンで商売を営む、強欲で冷酷な老人、スクルージが主人公の物語は、最初から引き込まれた、まず最初に言うが、マリーは死んでいた。を読んだ時点から本から目が離せなくなった。英国の文豪と聞いて少し尻込みしたが、素直に自分を19世紀へ運んでくれ、幽霊や精霊が出てきても不思議でない時代は、むしろ今の社会よりは充実した本当の暮らしが在ったのではと思いながら読み進んだ。冷酷で強欲なスクルージ老人が共同経営者マーリーの幽霊に出会い、精霊に過去、現在、未来へ誘われて自分の姿を見せられ悔い改める話は強制的でなく優しく人の有り様を教えてくれる物語は久しぶりに心が暖かくなった。科学技術が発達した現在は豊かでモノが溢れた時代は本当に幸福かと言えば大いに疑問だ、幽霊や精霊が出たくても出れない時代はホモ・サピエンスの住みにくい時代ではとおもいながら「クリスマス・キャロル」を読み終えた。

浜大津港にて

2021/02/19

今日も寒く琵琶湖上空は雲に覆われていましたが午後4時頃には青空が雲を一掃してしまった。明日は好天かと琵琶湖を眺めるも、ちと物足りなさを感じながらデジカメのシャッターを押した。浜大津港の桟橋では夕陽のスポットライトを受けて学習船うみのこ号、が存在感を表していた。今、ミシガンの姿は無く、大型船ビアンカもコロナで運休している中で唯一、朝10時に児童たちを乗せて出港する学習船うみのこ号だけでは寂しい港風景だ。うみのこ号も通常なら船内で一泊して大きな琵琶湖を一周するのが児童たちの楽しみだった。その船旅は何時復活するのだろうかと、うみのこ号を見ると光る波間にキンクロハジロが仲良く泳いでいた。鳥の世界が少し羨ましく感じた。

ディケンズの映画?

2021/02/18

僕は今日、映画を見るまでチャールズ・ディケンズの事は知らなかった。イギリスの国民的作家を、如何にモノを知らない事を自覚した有意義な日になった。午後時間を持て余し、何か映画はとスマホで情報を得ると浜大津アレックスシネマで上映中の「どん底作家の人生に幸あれ」(監督アーマンド・イアヌッチ)イギリス・アメリカ映画120分を見に出かけた。映画の題名からすると僕の好きな暗く悲しく静かな映画と思いきゃ、コメディー映画だった。1800年代のイギリス・ビクトリア時代に生きた小説家ディケンズの自伝的小説デイヴィド・コパフィールドを映画化した作品で最後まで明るく楽しく見られた。それは人種差別の嫌いなアーマンド・イアヌッチ監督のキャスティングの素晴らしさだとおもった。黒人・白人・黄人?らの俳優が色んな役を熟して肌の色を意識せずに人物に魅せられた。そして肌の色など関係ないのではと、人種差別の無い未来の映画を想像した。映画の題名に裏切られるも素晴らしい映画を見たと納得しながら見終えた。そして湖岸へ向かうと美しい夕景が僕を待っていてくれた。


写真は凍てつく三井寺の雨水溜瓶?そして蜃気楼・・・

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