急からしい時代
2021/07/02
最近のニュースで知った、ファスト映画を楽しむ人達は急からしく生きているから映画を見るにも時間を掛けられないのかと今の時代を振り返った。ファスト映画とは二時間の映画をダイジェスト版の10分で鑑賞できる様にしたモノをファスト映画と言うらしいが、記事では制作会社に無断で勝手に編集加工したファスト映画を販売して巨額の利益を得たと記していた。もちろん検挙された事も記事に在った。書籍の世界でもダイジェスト版が出現している事も知った。僕は急からしい時代だから、敢えて小説も長編を読んで急からしい暮しから開放されたいとおもっている、そして僕は毎日写真を撮るが、直ぐに画像が確認できるデジタルカメラよりもフイルムカメラの悠長な撮影スタイルが今でも好きだ。60年も昔なら、カラースライドフイルムで撮影するとコダックならアメリカまで現像に出さなければならなかった時代で、撮影結果は一月後にしか分からなかった。被写体を記憶した脳が出来上がってきたスライド写真と見比べ、写真の記録の素晴らしさに感嘆した事を懐かしく思い出してきた。そして先日、三井寺観音堂で行われた護摩焚きを撮影させてもらった時、フイルムとデジカメで撮った。デジカメは其の場で確認して自分の脳内のイメージよりも明るく写っていた。フイルムは数日後に現像に出し、画像を確認するとイメージに近い写真が撮れていた。写真を見ながらマニュアルで距離と露出を决めて撮るフイルムカメラはシャッター以前の思考時間があるが、デジカカメの方は全てカメラ任せで、構図を決めるだけで、次々と指が勝手にシャッターを押して写真が撮れてしまう時代は急からしいとおもった。
護摩の撮影ではご協力いただいた僧K氏に此の場を借りてお礼を申し上げます。
琵琶湖の日
2021/07/01
今日7月1日は琵琶湖の日だ。1977年の5月に淡水赤潮が大発生してメディアが大きく取り上げ、琵琶湖では富栄養化が進んでいる事が分かり滋賀県は大きな問題として取り上げた。僕も1978年の5月には空から琵琶湖の淡水赤潮を撮影したこともあり、僕のライフワークの琵琶湖の撮影に力が入ってきたのも此の頃だ。そして滋賀県では1980年7月1日「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」(琵琶湖条例)が施行された時に决められた。今日が40回目の琵琶湖の日で湖岸ポタリングで走っていると湖岸清掃のグループを見かけた。琵琶湖の清掃日として毎年、各町内で琵琶湖へ流れ出る小さな排水路の草やゴミを清掃する姿が見られたがコロナの影響で縮小もしくは中止する町内も多くなり、我が町も今年は中止となった。今日も打出浜湖岸から湖面を見ると透明度が悪くなっていた、プランクトンの状態も活発と聞くが、幸い淡水赤潮の発生は近年発表されていないが、夏場を過ぎると植物プランクトンのミクロキスティスらのアオコは此処数年発生が続いているから心配だと琵琶湖を眺めた。
水無月を食す
2021/06/30
6月30日は水無月を食す日だ。京都が本場の様だが大津も都に近かった所為で風習が伝わり今も続いていて、今日も丸屋町の和菓子店に並べられた三角形の白いウイロウの様な形の上に小豆を乗せた和菓子が売られ、近くの人が買いに来ていた。グウグルで見ると室町時代から始まった風習は夏の暑さを乗り切るために氷室の氷の破片の三角形をイメージして涼しさを感じる和菓子にしたて小豆は悪魔祓いの意味があると記してあった。僕の少年時代は和菓子屋と言うより饅頭屋が近所に多くあり,其々の水無月を店頭に並べていたが、今では饅頭屋も少なくなり、昔の風習も語り継ぐ家庭も少なくなったのではと、僕も光風堂で水無月を二つ買うと四角形になった。水無月を食す風習も大津の町では消え行くのではとおもった。
今日の写真は久しぶりにフイルムカメラで撮った。琵琶湖の写真はデジカメのモノクロで撮影したものです。
静な町
2021/06/29
大津の中心街と言われた商店街も寂れるばかりだ。町中に映画館もなく、これといって人を呼ぶ施設は何もないのが実情だ。膳所に在った西武百貨店も取り壊しが進み此処に百貨店が在ったと想像することも難しくなった、パルコも撤退、その後、変名した企業が入るも賑わいは戻らず静な町へと変化した。県立図書館や新しくリニューアルされた県立美術館も瀬田地区にあり交通機関を利用しなければ行けない場所にあり僕も車を止めてから遠のくばかりだ。県庁前に在った滋賀会館の跡地にはNHK大津放送局が陣取っているがホールも無く大きな建物が威容を誇っているだけで市民には縁遠くなったと僕はおもった。浜大津から膳所和田浜迄の湖岸を埋め立てながらパブリックスペースとしての利用は琵琶湖ホールが在るくらいでその他の土地は高層集合住宅とホテルで埋め尽くされている、行政の都市開発の失敗例として滋賀県では大津市が有名だと聞いた事を思い出した。2100年には日本の人口が今の半分になると予想されているから、湖岸に立ち並ぶ高層集合住宅は如何なる姿に変化しているのかと80年先の時を想像した。
最近の新聞を見て・・・
2021/06/28
今朝、新聞(朝日朝刊)を開いて全面広告に驚いた。最近、新聞には全面(16面17面)広告のページが増えたのではと思った。広告はアナログ的な表現で、大きな文字で人間に戻ろう、と書かれていた。皆んな植物になってしまったからなのかと少し自分に笑った。今、僕が読んでいる小説「植物忌」と重なったからだ。僕は広告を見て、動物に戻ろうなら理解できるとおもった。そして、天声人語では忙しい世間の事情を知った、映画はファスト映画が流行っているらしい、長い映画をダイジェスト版で楽しむ人が増えていると記していた。そして僕は二年前に見たタル・ベーラ監督のサタン・タンゴ(7時間18分)の映画を思い出した。此の映画をファスト映画でダイジェスト的に見ても意味不明で理解することは出来ないと思った。そして本の事にも触れていた、最近は長編小説にチャレンジする人も少ないとして筆者は長編の「夜明け前」(島崎藤村)をダイジェスト本はやはり、遠ざけておくとして結んでいた。僕は最近、「魔の山」を読み終えたが、また長編小説を読みたいとおもっている、年老いて時間が早く過ぎる感覚を止めるにもゆっくりと進む大河の様な小説が良いのではと思うこの頃だ。

















