伝説の7時間18分?
2019/10/17
伝説の7時間18分はタル・ベーラ監督が1994年に製作したモノクロ映画で35ミリフイルムで撮影した映画、サタンタンゴが監督の許可を得て4Kデジタル・レストア版が完成した。僕は倫敦から来た男(タル・ベーラ監督)を見てからファンになった。モノクロフイルムで撮られた作品の映像の素晴らしさの虜になった。作品は長回しのシーンでは能舞台を感じる緩やかで重みのあるキャメラワークの素晴らしさに感心するばかりだ。今日はサタンタンゴが上映されている京都みなみ会館へ出かけた。混雑を予想して出かけたが入館者は少なく20人程で僕の好きな後席の右側に座れた。映画はハンガリーのある村と言っても経済的に破綻して廃墟的な村に暮らす人たちの物語だ。冒頭シーンからモノクロフイルム独特の陰鬱な状況から始まった。7時間18分の長編映画を見るには少し覚悟が行った。映像の殆どが雨と泥だらけの道が主役ではと思うほどシーンが多かった。長回しで登場人物が画面の中の道を奥へ歩き進む道は明るい希望を感じないが暗く泥だらけの道を前方へ進まなければならない運命を背負った哀しい人の歩みは悲しくも感じるが映像の素晴らしさに圧され人間の逞しさを感じた。奥行きを感じるカメラワークの上手さを堪能した。奥行きのある道を映したカットも多く、特に三人の男の後姿を長回しで追ったシーンでは雨と強風で紙屑やダンボール箱が荒れ狂う風に舞う中を奥へ奥へと歩き進むシーンには魅入った。村人が家財道具を小さな車で運ぶシーンには人間の悲しい定めを感じた。画面は何時も雨と泥道、そして廃墟的な町の風景が終末観を表し暗い気分になるが雨と泥と道そして廃墟が過っては栄えた村の名残を感じさせながら歴史の時間へと吸収されて行くのかと思いながら映画を見終えた。上映中には何度もトイレに行ったが長回しの御蔭でトイレから帰っても同じシーンだった。十二時三十分から夜八時二十分まで映画館の椅子で過ごしたのかと自分に驚きながら帰路についた。
琵琶湖周辺は安全?
2019/10/16
連日、メディアが伝える台風19号の被害の大きさに唯驚くばかりだ。日が経つに連れて被害の細部が伝えられると文明社会の脆弱さが姿を現した。長野新幹線の車両基地もハザードマップを無視した結果ではと今日のニュースを見て思った。タワーマンションは都会に住むものの羨望の的だったが電気が無くては唯のコンクリートと鉄のモニュメントの様に見えた。幸い今回の台風は琵琶湖周辺には災害を齎さなかったと、浜大津港を出航する観光船ビアンカを見送る先には高層マンション群が見えた。琵琶湖も過去には何度も大洪水を起した歴史があり、何時、琵琶湖で大水害が起こらないとは限らない、琵琶湖総合開発で人口湖岸は琵琶湖の水位が上昇した時に供えた堤防で水門が何箇所もあるが、操作ミスなどで開閉が遅れたり、そして閉門すれば陸地側での洪水で水の逃げ場がないと大変な洪水になるのではと滋賀大教授の鈴木紀雄さんが言われた事を思い出してきた。僕の暮らす町もハザードマップでは長等山の土砂崩れの危険地域に入っている、数年前の線状降水帯の時は土砂が数センチ積もっただけだが、山崩れになると想像を超えた被害になるのではと思うと此れから先、地球温暖化で起こる異常現象を止める術のない現状では無時を祈るしかないと思った。
線状降水帯・・・
2019/10/15
台風19号の被害状況をテレビや新聞の報道を見て改めて今回の災害の大きさに驚いた。そして犠牲者の冥福を祈り、そして一刻も早い復興作業が進むように祈った。国はこの際、アメリカから高い戦闘機の購入を止めて被災者と復興予算に当てるべきとおもった。此れから先、地球温暖化による台風の大型化が進み日本を襲う回数も増えると言われているから、我が町は今まで安全だったが未来は分からないと、過去には、2013年台風18号では線状降水帯が大津市南部に架かった時には三井寺から大量の土砂が流れ我が家の寸前まで押し寄せたが幸い家には入る事は無かった。でも道路に積もった土砂の撤去作業は町内の方々総出での作業だった、事を思い出してきた。大津市のハザードマップを見ると三井寺は長等山にあり、土砂崩れの危険がある場所も多くあり運悪く線状降水帯が長時間続けば今回の台風18号の様な事態が起こっても不思議でないと思った。県内に降った雨の殆どは琵琶湖に流入されるが、琵琶湖はゆとりを持っている様に思うが過去には琵琶湖の水が溢れ洪水になった歴史は知っているが、予想を超える雨量が流入すれば大洪水も起こりかねないと思った。今日も琵琶湖岸を自転車で走った。打出浜から見る琵琶湖は満々と水を蓄えながら此のくらいなら大丈夫と言ってくれている様に思え、心強さを感じた。
水と水蒸気の境界線?
2019/10/14
今日は晴天と思いきや秋雨が降っているではないか・・・体調イマイチで少し喘息気味では意気が上がらない中、三井寺へ散歩に出かけた。境内の紅葉はまだ先の事だとまだ青さの残る木々が雨に濡れていた。買い物を兼ねて湖岸へ自転車で向かった。浜大津港ではミシガン号が出航した後で人影も無く静かな佇まいが辺りを覆っていた。打出浜から見る琵琶湖の眺めは僕の好きな美術家杉本博の海を撮った写真の様な光景が広がっていた。湖面と空の境界線が引かれているが水と水蒸気の境界線にも見えた。暫し湖岸に佇み光景を見ているとレオナルド・ダ・ヴィンチが水について語った文を思い出した。文書はライアル・ワトソンが記した「水の惑星の」の終わりはダ・ヴィンチの言葉で終わっている、其の文を少し、「ときには鋭くまたたくましく、ときにはとげとげしくまた苦々しく、ときにはやさしく・・・・・そして大洪水となって渓谷を沈めることもある。時とともに、そして水とともに、万物は移ろう」と「水の惑星」は結んでいる、今回の台風19号のもたらした災害の大きさと水の怖さを改めて感じると自然に対して畏敬の念を忘れた人類の未来は大変な時代になる事は確かなことではと思った。
大津祭り
2019/10/13
台風19号が未曾有の災害を起し関東・長野地方では大変な事になっているのにお祭りの話題はと躊躇した。幸い琵琶湖周辺では災害は起きなかったが地球温暖化の影響は人間が想像するより深刻な状態になっているのではと思った。海水温が上がり水蒸気の供給で巨大積乱雲が発生する確率も高くなり近くの海域で台風が発生するようになると巨大ハリケーンや台風が何時でも起こりえるのではと心配になるがどうする事も出来ないが、国も温暖化防止に向けた行動を起さねば日本沈没だと思った。今日の湖岸サイクリングで見る琵琶湖は台風の影響で濁っていた、湖岸には強風で藻が打ち上げられているくらいだ。そして水位が上昇していた。午後は大津祭りの曳山見物に出かけた。台風一過の青空の下で曳山が巡行した。例年よりは人は少ないが大津の町は昔の賑わいを取り戻した一日となった。祭囃子を聞きながら災害のあった地域の復興を願うしかなかった。

















