中島省三の湖畔通信

におの浜のシバザクラ

2024/09/09

暑さは強さを増すばかりで秋の気配すら感じられないこの頃だ。浜大津湖岸に集積した藻の除去作業は進められているが広範囲なのでスーパーかいつぶり号一隻だけでは捗っていないように見えた。におの浜の湖岸では季節外れのシバザクラが少し咲いていた。植物の時間も狂う暑さなのかと温暖化が進む現実に不安を感じざるを得なかった。

積読買得?

2024/09/08

浜大津のアレックスシネマが無くなってからは映画を見る機会が少なくなり、本を読む機会が多くなった。昨日も小説「婿どの相逢席」西條奈加著を2日で読み終えたのは早く結末が知りたいがゆえの事だ。人情味あふれる内容は心が満たされた。今日は本屋には出向かず、家にある積読買得の中からアッバス・キアロスタミ(イランの映画監督)の事を書いた「そして映画はつづく」キューマルス・ブールアハマンドショーレ・ゴルバリアン著を読んだ。此の本は僕が1994年に買ってそのままに、おまけに窓際に置いてあったおりに吹き込んだ雨でずぶ濡れになり変形した気の毒な本だ。少しくたびれた本に詫びるつもりを兼ねて読み始めると、映画「友だちのうちはどこ?」の制作過程が描かれた映像作家を自認するものにとっては興味をもって読み進める本だと直ぐに分かった。アッバス・キアロスタミの映画は好きで何本か見たこともあり記憶にある映像を思い浮かべながら読み進むから時間もかかるが監督の演出や子供への演技指導らも独特で面白く感じながら読み進んでいるところだ。そしてプライムビデオにも「友だちのうちはどこ?」がありそうなのでもう一度見てみたいと思った。

写真は湖岸のイベントで展示されていた。作品は浜大津や打出浜そしてにおの浜に竹で制作された作品が並んでいた。夜には灯りを入れて湖上の月と楽しむ企画ではと・・・・

湖岸も町中も

2024/09/07

天気予報が猛暑日で熱中症への注意を呼びかけていた。湖岸ポタリングに出かけると浜大津港の一帯ではイベントの準備がなされていた。湖岸にはキッチンカーがお祭り気分を盛り上げようと並んでいた。広場には舞台も出来上がり看板にはびわ湖大津 ビワコイ祭りと書かれた大きな字で書かれていた。湖岸から琵琶湖を眺めると今日は藻の除草作業はお休みでスーパーかいつぶり号はにおの浜に繋がれていた。町中では恒例のイベントの百円商店街が開かれていた。午前中は浜大津へ向かう人達が商店街に寄っていった事もあり大賑わいだったと聞いた。僕が午後写真を撮りに行った折には人通りも一段落したところだが、それでも何時もより多くの人で賑わっていた。

国体?・・

2024/09/06

今日の午後、柳が崎へ向かった。柳が崎湖畔公園のアオコが気になったからだ。アオコは出ていなかったが藻が発酵(腐って)して砂浜に打ち寄せる水は黒く汚く見えた。此の場所で国体?から国民スポーツ大会へと変わった、大会が来年滋賀県で開催されることもありリハーサルが9月中頃に行われるための準備が行われていた。仮設の建物が出来たり湖畔にはシャワー設備?の様なものが設置されていた。告示にはセーリング部門のリハーサル大会が行われると書かれていた。パリのオリンピックではセーヌ川の汚染が酷くトライアスロンの選手が嘔吐してニュースになった。琵琶湖の水は其処までは汚染されていないが今日の柳が崎の湖面の水は汚れていた。これから準備に向けて藻などが除去されて美しくなる事を願いながら湖畔を離れた。

浜大津付近の藻の除去作業はあまり進んでいないように感じた。集積した藻の上でシラサギがダンス?いや餌を獲っていた。乗っている藻が沈みかけると羽ばたいていた。ホモサピエンスには出来ない芸当と感心しながらシャッターを押した。

琵琶湖の環境問題

2024/09/05

最近のメディアは琵琶湖の環境問題をあまり取り上げなくなったのは何故?と1977年の琵琶湖での淡水赤潮の発生では滋賀県が動いた、そして琵琶湖富栄養化条例までもが出来た。アオコは1984年に琵琶湖で発生して大騒ぎになった記憶は今も僕の脳のメモリーにあるが・・昨日もテレビ(NHKローカル)が浜大津港の藻の集積を取材した映像が流れていた。同じ湖面にはアオコが発生しているがカメラマンや記者は気が付かないのかそれともアオコや赤潮の事を知らないのではと思った。琵琶湖の烏丸半島や膳所の市民プラザにできる集客施設の取材らには興味を示しているようだが?肝心の琵琶湖の環境問題に関心が無いのか?今、購読している京都新聞も以前の様に環境問題は掲載されなくなった。行政の発表が無い限り独自で琵琶湖の環境問題を取り上げるメディアはもう存在しないのではと思った。テレビも新聞も無くても良いのではと思う時代は本当に良い時代なのだろうかと考える日々が続いている・・・

三枚目写真は昨日、テレビが流した藻の集積の浜大津港と同じ湖面で起きていたアオコの現象だ。

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