中島省三の湖畔通信

野外映画

2024/09/14

 今日、湖岸ポタリングで打出浜まで来ると通行止めだった。フェンスには張り紙があり読むと今夜のイベント「よはのつきプロジェクト」で野外映画の準備にためと分かった。湖上の大型スクリーンで映画を・・とチラシも貼ってあった。大型クレーン車がスタンバイしていた。きっと大きなスクリーンをクレーンで吊るし湖上に突き出すのではと想像できた。野外映画など僕ら昭和生まれ(15年から20年生まれ)にとっては何も珍しくもないと思った。チラシには入場券3000円とあった。僕らの時代はもちろん無料だった。近くの小学校のグラウンドに白い布を貼ってスクリーンは完成、そし16ミリか35ミリの映写機で映画を上映した。もちろ日が落ちて暗くならなければ映画は上映できなかった。ほとんどの人が立ち見で映画を見ていた。僕らやんちゃ坊主はスクリーンの裏から映画を見た、うすい布だから透けて見えるからだ。鞍馬天狗ならちゃんと皆が見ている側で見たのだが恋愛映画らでは興味が無く見ることはなかった。そして「風にころがる映画もあった」椎名誠著のエッセイにも野外映画の事が書いてあったことを思い出した。にわか作りのスクリーンは風が少し吹くだけで俳優さんの顔が歪み面白かったことも少年時代の思い出だ。もう長閑な時代は訪れないと思うと少し寂しくなった。

文化館前の銅像

2024/09/13

銅像と言えばイラクの大統領フセインの銅像が民衆の手で倒される映像が浮かんできて銅像に対しては僕はあまり良い印象を感じないし余り興味が湧いてこないから文化館前の銅像の名前を見たことがあるが忘れた。今日の京都新聞の地域版に文化館前の銅像の取材記事が載っていた。湖南出身の政治家井上敬之助の銅像が設置されてから60年が経ち立地条件が悪く周辺の開発で目立たなくなり、そして文化館が浜大津へ移転、新築されることもあり故郷の湖南市へ移されることになったと記事に書かれていた。1962年に建立され60年あまり湖岸に佇んでいたが本当に場所も悪く気づく人も少なく、立ち止まっても説明版のある場所に行くのも不便で近寄りがたかった。此の場所なら明智左馬之助の銅像なら名物になっていたかもと湖水渡りの碑を見た。

フイルム映画

2024/09/12

フイルムで撮られた映画を3本続けて見た。もちろんパソコン経由でプライムビデオで見た。キアロスタミ監督のジグザグ道三部作、「友だちのうちはどこ?」「そして人生はつづく」「オリーブの林をねけて」を3日間連続で見ることが出来た。きっかけは本「そして映画はつづく」を読んでキアロスタミの映画製作に興味を持ったからだ。30年以上も前に見ている映画を見て新鮮味を感じるのは何故と考えた。プロの役者でなく素人で普通の人が演じる?映画の凄さを改めて知った。何気なく好きな映画だからと映画館で見た時はそれほど印象には残らなかった。やはり本を読み撮影状況が分かり映画制作の面白みも加わりテレビの画面で見ているにも関わらず大きなスクリーンで見ているよりも映画を感じたのはやはり監督の撮影意図が読めたからではと思った。昨夜見た、「オリーブの林をぬけて」のラストシーンは素晴らしく僕の印象に残る名画だと思った。友だちのうちはどこ?に出演していた少年が3作品に顔を出していたのも楽しさと懐かしさを感じながら見られほっとする映画にもなった。映画館に行かなくても名画が見られる便利な時代になったと思った。

アオコの名所

2024/09/11

アオコの名所と言えば僕は柳が崎湖畔公園だと思っている、今日も湖岸ポタリングで午前中は浜大津からにおの浜まで走った。今日はにおの浜でもアオコが観察できた。浜大津港付近の藻の除去作業も少し進んだようだ。午後はアオコが気になり柳が崎湖畔公園へ向かった。湖畔は来年のスポーツ大会のリハーサル大会が間もなく開催されるので準備がなされていた。木陰に自転車を止めて湖畔に近づき湖面を見ると緑色のアオコが観察できた。湖岸にはシャワールームやシャワー設備のタンクが置かれていた。湖岸に佇み琵琶湖を眺めると雲が湖面に映え素晴らしい雰囲気を醸し出してくれアオコの湖面にも雲が映り美しい風景を見ながら僕は複雑な気持ちになった。アオコと言えば以前は富栄養化のシンボルとして環境問題としてさわがれたが昨今は県の発表もなくメディアも騒がなくなった。アオコの湖面に映る雲・・美しい風景が僕には恐ろしく思えてくるのは何故と・・・

家で映画

2024/09/10

映画館で映画を見るのは年に数回となってしまったのはコロナ禍や映画館が無くなったからだ。でも最近は時々、友人のモロさんがプライムビデオで良い作品があると知らせてくれるから映画を家で楽しむ事ができている、そして今日「そして映画はつづく」キューマルス・プールアマハッド著はキアロスタミの映画「友だちのうちはどこ?」の制作風景を描いた本で楽しく読み終えた。其の本を読んでいる折にプライムビデオに「友だちのうちはどこ?」がリストにあり昨日見た。30年以上も前に京都で見たのだが良い映画だったとは記憶にあるが細部までは覚えていなかった。テレビ画面ながらフイルムの良さが伝わってきて僕を30年前の映画館に運んでくれたように感じた。イランの地方の鄙びた村の小学生の友情を描いた物語の俳優さんは全て素人で構成された映画は素晴らしいと思った。キアロスタミのジグザク三部作といわれている作品がプライムで見られると分かり今夜も「人生はつづくを」を見ようと思った。

今日の写真は浜大津に集積した藻の除去作業が少し進んだ様子を撮った。

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