中島省三の湖畔通信

盛者必衰

2019/07/08

毎日の行動半径はと考えながら何時もの散歩、三井寺へ向かった。デジカメを持つも目新しいものに出会うこともなく散歩は終了、そして自転車に乗り湖岸へ向かった。浜大津港は昨日の賑わいは本当だったのかと疑いたくなるほど静かな佇まいだ。湖上を見ると大型の警備艇たかしま、が航行していた。姿は安定感のある押し相撲の力士のように見えた。写真の被写体はないかと、辺りに咲いている花を探しながら公園内を歩くと盛りを過ぎた紫陽花の上に芙蓉の花が咲き誇っている姿を見て栄枯盛衰の言葉を思い出し、デジカメのシャッターを押した。79歳も過ぎ次は80歳かと紫陽花と芙蓉の花を見て物思いに沈みながら、自分は紫陽花の方だと過ぎた時間の長さに少し戸惑いながら花を眺めた。帰宅後、栄枯盛衰より違う言葉はとパソコンで見ると盛者必衰が現われた、此方の方が年金爺にはすんなりと入ると思った。今の政治も直ぐに盛者必衰の世界へと変わって行くことを願いながら今回の選挙結果を待ちたいと願った。そして僕の日常の世界半径数キロメートルの自由を今日も楽しめたことに感謝した。

浜大津港賑わう・・・

2019/07/07

梅雨の晴れ間?五月晴れと言うと本にあった。今日は五月晴れと久ぶりにヘルメットを被りロードバイクで湖岸へ向かった。浜大津港は大勢の家族連れで賑わっている、良く見ると外来魚の釣り大会、主催者はJA・・びわこルールキッズ釣り大会の看板が目に入った。流石JA?と多くの参加者のいる様子を写真に撮った。釣りの成果はと外来魚の回収ポリ容器を見るとブラックバスは数匹、そしてブルーギルも以前ほどは多くなかった。マスコミが報じたようにブルーギルはやはり激減したのではと思った。打出浜を過ぎ、におの浜まで来ると見かける人は少なく湖上も静かで浜大津港の賑わいが嘘の様に思えてきた。膳所由美浜湖岸ではオオバナミズキンバイが勢力をましてきた。湖岸に咲く黄色い美しい花が何故、指定外来植物として徹底的な駆除対象になるのかと思いながら三上山を背景にデジカメで撮った。直ぐにモニターで確認すると美しい風景が映っていた。肉眼で見ても風情を感じる夏の風景ではと思った。帰りに浜大津港に寄り、釣り大会の成果をと回収容器を見ると余り増えていなかった。外来魚は激減したのは本当だったと思いながら家に向かった。

イギリス映画、荒野にて

2019/07/06

続いて良い映画を見られるとは思っていなかった。昼食後、午後の退屈な時間をとタブレットで映画を検索すると浜大津アレックスシネマでイギリス映画、荒野にて、が気になり見に出かけた。やはり平日の大津の映画館は空いていた。券を買って中へ入ると観客は僕を入れ二人と寂しい限りだ。映画「荒野にて(監督アンドリュー・ヘイ)」は74回ヴェネチア映画祭で主演のチャーリー・プラマーが新人俳優賞を取った話題の作品だ。イギリス映画らしく静かなオープニング画面は暗く物語を予想させてくれた。久しぶりのカメラワークの上手さに感心しながらロードムービーの世界に突入した。高校生チャーリーが父親と暮らすアメリカオレゴン州ポートランドの家庭生活から物語が始まった。チャーリーの暮らす家庭環境は良くなく学校へも通っていない、父親と二人暮らし、そして父親の女性問題と複雑な状況のなか少年は自分の道を探しながらの毎日だ。そして父親が女性問題で怪我から死へ、少年に次から次へと圧しかかる社会の不条理のなかで少年の救いはアルバイト先で仲良くなった競走馬との出会いだ。少年は馬を連れて伯母さんを探す旅へと向かう様子を追うカメラの美しさは悲しみや困難に挫けず歩む少年を見守っている様に感じると、不条理な社会で暮らす重さを少し軽くしてくれた。もし僕がこの様な環境なら生きることは出来なかったのではと・・・でも少年は最後に伯母さんに出会えるラストシーンに過酷だった少年の旅が終わりホッとしながらエンディングロールに流れる音楽は喜びや悲しみ人生の不条理の中に少しだけある楽しさや幸せを表している様におもえた。素晴らしいフイルム撮影の映像と音楽、そして内容と三拍子揃った映画はあまり無いと思いながら帰路に着いた。

追  映画新聞記者は政治を問題に、イギリス映画荒野にて、は人生を考える映画ではと思いました。是非、皆様に見て欲しい映画と思いました。

悪い奴ほどよく眠る

2019/07/05

昨日見た映画新聞記者は久しぶりの日本映画の傑作と映画の内容を思い返していると僕が20歳の時に見た、黒澤明の「悪い奴ほどよく眠る」を思い出してきた。この映画は1960年製作の黒沢プロダクション初回の作品で当時政界、公団、ゼネコンを巻き込んだ汚職事件が多かった時代を描いた社会派の映画だったと記憶しているがストーリは定かに憶えていないが主人公西山(三船敏郎)が殺されて事件は闇に葬りされる最終シーンを思い出しながら、今回の社会派映画、新聞記者が製作されるまで五十年以上も政治問題を取上げた映画は我が国では作られていないのではと?(僕の認識不足であればお許しを)おもった。一方、アメリカでは政治映画は何本も製作され、しかも大統領は実名で映画に使用され批判対象になる、最近では2018年[ペンタゴン・ペパーズ・最高機密文書」そして2019年[記者たち・衝撃と畏怖と真実」でも堂堂とブッシュ大統領を実名で出しイラク攻撃のでっち上げの真実をドラマで見せてくれた。アメリカ合衆国は自由な表現で映画が作れる民主主義の国だ、それに比べると日本国では自由度が低すぎるのは何故と考えた・・・マスコミが政権に忖度していては本当の事が知らされず何時まで経っても隠蔽体質の政治が生き延びるのではとおもった。そして映画、新聞記者に出てくるようなジャーナリストが活躍して政治の負の部分を明らかにして欲しいものだ。そしてアメリカ映画、華氏119のマイケル・ムアー監督の様なドキュメンタリー映画を自由に作り現政権を批判できる明るい民主主義国家になってほしいと願った。

見せかけの民主主義?

2019/07/04

今日の午後、今話題の映画、新聞記者(監督藤井道人)113分の映画を京都MOVIXへ見に行った。平日で空いていると思っていたら満席に近い状態で観客は僕を含めて年齢の高い人が多かった。映画は静かに始まった。今の安倍政権下の現状が題材の映画は楽しく?怒りを感じながら見られる娯楽映画だが僕は久ぶりに邦画の良い作品を見て納得した。原案は東京新聞記者の望月衣塑子氏だ、映画の中で映るテレビ画面の中には本人や前川氏もニュース映像で確認され、フィクション映画なのにドキュメント的、現実感が映画に緊張感をもたらし最後まで今の我が国の現状と比べながら見ることが出来た。久しぶりの政治や国家権力を主題にした映画を作れる国に、少し安心した。でも映画の最後の方で内閣情報調査官僚のトップが我が国の民主主義は見せ掛けで良いのだと、語るシーンには真実味があった。安倍政権は正しく民主主義など見せ掛けでよいと思って政治をしている様に感じると怖くなってきた。そしてファシズムや軍靴の音が強く響き始めた昨今の流れを鎮めることができるのかと不安を感じながら映画を見終えた。そして館外へ出て少し気になることが、新聞記者のポスターを館内や館外で目にしなかったのは僕だけだろうかと考えながMOVIXを後にした。
そして此の映画を見て欲しいのはマスコミやメディアに関係しているジャーナリストではないかと思った。

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