中島省三の湖畔通信

エゴの花

2023/05/15

エゴの花を見るたびにチサノキや伊達騒動の文楽や歌舞伎を思い出すのは何故、伊達騒動が題材の文楽「めいぼくせんだいはぎ」は見る機会もなく時間は過ぎるばかりだ。文楽や歌舞伎を見たことがないのに「チサノキ」が出てくる事が記憶に残っているのは数年前にパソコンで調べたからだ。テレビか映画か定かではないが、伊達騒動の物語、「甲斐は死に樅ノ木は残った」?を見た記憶が、その時、樅ノ木は印象にあるがチサノキなどの記憶はなくエゴの木が有名な物語に関係している事を知ったのは数年も前の話だ。できれば歌舞伎、文楽でエゴの木が出てくる物語を見てみたいと思うこの頃だ。

続 千団子祭り

2023/05/14

千団子祭りの今日は二日目、残念ながら朝から雨ではお祭り気分にもなれなかった。千団子祭りは子供のお祭りで大人たちが騒ぐお祭りではなかった。5月15日16日17日と三井寺の護法善神堂で行われるお祭りは600年前の室町時代に始まった歴史あるお祭りだ。本尊は護法善神像(重文)が御開帳され、千本の団子が供えられているのは千人の子の供養と言われている、護法善神は鬼子母神で人間の児を奪って食す鬼神がお釈迦様の説法を聞いて改心して仏法を守る護法善神を祀っているのが護法善神社だ。そのお祭りが千団子祭りだ。以前の賑わいを知るものにとって今の寂れようは受け入れがたい現実だが、湖岸には衝立の様に立ちはだかる高層の集合住宅が出来た今、長年培ってきた地域の文化が壊れて行くのは時代の流れと諦めるのか、また新しいイベント文化として発展を目指すターニングポイントポイントであることは確かだとおもった。

千団子祭り

2023/05/13

今日は三井寺の千団子祭りだ。コロナ禍の三年間ですっかり祭りの様子が変わった。千団子祭りは5月15・16日と曜日関係なく執り行われていたが近年、5月の二週目土曜 と日曜日になった。以前は大きな植木や花木そして農家が野菜の苗なども売っていた時代もあった。近郷近在から多くの人が詰めかけた僕の少年時代の千団子祭りの賑わいの凄さから見れば今日、行われている祭りの寂れように驚くばかりだ。コロナ禍の前は植木や花木が並び露天も境内の彼方此方で見られたが今年はお堂前の広場に婦人会や有志、そして露天のテントが並ぶコンパクトな祭りとなった。子供向けのイベントが多く企画されたのは、千団子祭りは昔から子供の祭りだと言われているから、東側の広場はキッズイベントで、それなりに賑わっているが昔を知る者にとっては変化した祭りの形態に少し寂しさを感じた。

境内では三年ぶりにエゴの花が咲いてくれた。湖岸では琵琶湖文化館の工事が終わりお城の様な姿を表した。

飛行機雲の日?

2023/05/12

今日は朝から飛行機雲が大空を占拠した一日となった。湖岸ポタリングで膳所公園まで向かう途中、琵琶湖を見ると絶えず飛行機雲が見えた。上空は風があるのか何時ものチョークで白線を引いた雲ではなく幅の広い帯の様な雲が空を横切っている様子を見ていると飛び恥を思い出した。膳所由美浜サンシャインビーチのリュキュウツキミソウやユウゲショウの花は除草作業で刈り取られてしまい、ただの砂浜になっていた。

生活音

2023/05/11

今、読んでいる文庫本「椿の海の記」(石牟礼道子)の中では懐かしい生活音が聞こえきた。美しい言葉で表現された不知火海沿岸の昭和の暮らしが映像と立ち上がってくるのは、僕が少年時代に体験したからだとおもった。雨が近い水気がおおい時には蒸気機関車の汽笛と列車の走る少し哀愁を感じる夜汽車の音が1キロメートル以上はなれている我が家にも聞こえてきた。富山の薬売り、いかけ屋、紙芝居の拍子木の音を懐かしく思い出しながらページを繰った。音だけでなく生活の匂いも多くあった。お祭りの夜のカーバイトの明かりの匂い、駐留米軍のジープの排気ガスのガソリン臭、近くの畑からも肥料が臭ってきた。今では現代文明の騒音に生活音が消されてしまったのか、ノイズに吸収されたのか暮らしまでがバーチャルになったようで実存感がなく時間まで早く過ぎ去るようで不安が募るばかりだ。

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