中島省三の湖畔通信

21世紀のホモ・サピエンス

2022/11/15

今日「ホモ・デウス」(ユヴァル・ノア・ハラリ著)上、を読み終えた。7万年前にアフリカを出たホモ・サピエンスの物語は楽しさと悲しさを感じる雄大な時間は本にしてみれば文庫本300ページだ。そんな短い時間で全てが分かるわけではないが、本の中にではホモ・サピエンスが地球を制覇出来たのは協力できる能力を備えていたからと記してあった。テレビのニュースがG20首脳会議を伝えている、中国の首相習氏とアメリカの大統領バイデン氏が話し合いの席に座っている映像を見ながらホモ・サピエンスの発展してきたのは協力できたからだとおもった。本に書いてあることが全て正しいとはおもわないが、大きな戦争に発展しないのはホモ・サピエンスがコミュニケーションがとれ協力できるからだ、でもウクライナの戦争の事を考えると宗教や言葉そして地域格差の問題も多く簡単には解決しない問題も在る、そして本の中では飢餓問題は過去の様に書かれているが現にアフリカのソマリアでは飢餓状態が伝えられている、いくらテクノロジー文明が発達しても解決出来ないこともあるのではと思った。

短い秋

2022/11/14

近年、秋が短くなったと感じるのは僕だけではないと思った。虫の声が、してこないのも不思議だ。我が家は築90十年を超える古い家だ。子供の頃、此の時期になるとコオロギの鳴き声が聞こえると祖母がボッコ?綴れと冬支度をするように鳴いていると教えてくれた懐かしい思い出も記憶の彼方へと消えそうだ。今朝、小さなコオロギを洗面所で見かけ、掴んで庭へ放した。家の裏となりの民家と庭も壊された影響か我が家の庭では空蝉の数も少なかった。秋と言えば虫たちの合奏が彼方此方から聞こえてくるのが秋だった。そんな情緒を必要としなくなったのかとホモ・サピエンスの君臨する地球にも変化が起きているのではとおもった。近未来はAIロボットが君臨する地球では情緒など必要ない人工?テクノロージ文明の世界では生命体の必要は無いのではと耳を澄ますと電化製品のノイズが耳に入ってきた。

地球温暖化による干ばつ・・・

2022/11/13

日本の秋は温暖化の影響もなく紅葉を迎え三井寺も賑わっていた。夕方、少し雨が止んだので湖岸へ向かった。琵琶湖の彼方は雨雲が垂れ込めた光景も捨てがたいと写真を撮った。帰宅後、テレビを見ていると卓上の朝刊(朝日)の第一面の、招いた干ばつ 消え入る命の文字が目に・・直ぐに新聞を手に取り読んだ。温暖化による干ばつでアフリカ諸国、中でもソマリアの大変な状況を伝えていた。670万人が食糧難で30万人以上が壊滅的なレベルの飢餓に直面すると、記事は詳しくアフリカの状況を知らせていた。先進国の一部にも理解を示す動きが出始めている、ロイター通信よるとドイツ、オーストリア、ベルギー、デンマーク、アイルランド、スコットランドの6カ国が支援する資金拠出を表明しているがアメリカ、中国、もちろん日本も資金拠出を約束していない、自国ファーストの国が多く失望するばかりだ。でも僕も82年間生きて来た中で地球温暖化に影響を与えた事は確かだと恥じ入るしかないと記事を読み終えた。そして我が国の温暖化に対しての意識のなさに怒りを感じた。何も行動をせず安穏と自国ファーストでアメリカに追従する我が国には未来は無いと思った。

好天の週末

2022/11/12

今日は慌ただしい一日となった。午前中は急に友人が訪れ、三井寺の茶房ながら亭で歓談して楽しい時間となった。境内は紅葉も進み観光客も多く賑わっていた。小春日和の湖岸は家族連れで賑わっていた。打出浜湖岸では蜃気楼研究会の人達が久しぶりにカメラを並べ今の時期には珍しい上位蜃気楼が出たと教えてくれた。僕は残念ながらワイドレンズで蜃気楼を撮る事は出来なかった。突然ポケットのスマホがなった。空遊びの仲間から浜大津にいると連絡があり、Tさんと22年ぶりに会った。どちらも後期高齢者となり空遊びはしていないが飛行少年?の気持ちは忘れていなかった。

湖面を埋める水鳥の群れ・・・

2022/11/11

湖面を埋める水鳥の群れ・・少しオーバーな表現だが望遠レンズを付けたデジカメのファイダーに映る光景は言葉の通りだ。写真を撮り終えて打出浜湖岸へ向かう、そして湖上を眺めると意外と水鳥の群れは思っていたより少なく感じた。今年はオオバンが少なくカモ類が多いようだ。でもオオバンは北帰行するのが一番遅かったので之から飛来するのではと思った。琵琶湖文化館の屋根上のシンボルの大トンボあきつ君の取り外しが間もなくは始まる、其の前に撮っておこうとズームレンズを最大にしてファインダーを覗くと、あきつ君と鳶が別れの挨拶をしているようにも見えた。撮り終えディスプレ画面で確認すると、あきつ君の複眼に黒いペンキで塗られたような傷が見えた。何のために塗られたのか、工事のための目印かと思いながら、もう一枚撮った。気がつくと鳶は消えていた。今日も穏やかなマジックアワーの琵琶湖を写真に収めた。

TOPページ前ページ次ページ

-Topics Board-Skin by Web Studio Ciel- 管理

× 閉じる