中島省三の湖畔通信

雨情

2022/10/17

お天気に関係なく毎日の散歩は続けている、今日は雨、散歩は日常で傘を差せばすむことだ。鹿関橋の上から疎水を見ると通船が客待ちしている眺めは其れなりに雨情を誘った。でも乗客は大変だ貸し出されたビニールの雨合羽?に身をくるんで狭い空間での疎水の船旅を楽しめるのだろうかと通船に向かう客をデジカメで撮った。今年は温暖化の所為で仁王門前では紅葉が始まっていた。ノムラモミジかと近づいて見ると普通の楓だった。何時もならスマホで撮ってSNSへ上げるのだが今日は止めた。最近、毎日、SNSに投稿しているが、何故、こんなにスマホで写真を撮ってSNSに投稿しているのかと考えた、毎日、いいね、を期待している訳でもないのに、スマホを手に取り、確認している自分がいる、もう完全に中毒状態だ。デジイチを持ち、おまけにスマホで写真を撮っていると言うより撮らされているのではと思った。今日はスマホで撮るのを止めた。湖畔通信用の写真を撮るためのデジイチだけにした。雨が止んだ隙間を湖岸へ向かった。僕の好みの琵琶湖雨情を楽しんだ。

今日も琵琶湖

2022/10/16

琵琶湖は去年に続き少し水位が10月にしては低く感じた。例年なら台風シーズンで琵琶湖の水位はプラスになっている筈だ。秋台風も今のところは発生していないから渇水が心配だ。1994年の琵琶湖大渇水は、その後に水草の異常繁茂を招いたことも記憶に新しい、でも近年は水草の異常繁茂も無く浜大津湖岸から見る湖面には茂原を見ることがない近頃だ。水草刈り取り作業をするスーパーかいつぶり号も一隻が琵琶湖文化館周辺の水草を刈り取っているくらいだ。そして今年も異臭を少し感じただけだった。今日も琵琶湖は穏やかで波も静かで空の雲の行き来も長閑だった。

日々の移ろい

2022/10/15

暇爺の移ろいなど取り留めもないが・・空の移ろいは見ていても飽きない今日も好天に恵まれ琵琶湖の情景を楽しむことが出来た。浜大津港の乗船ターミナルは週末で賑わっていた。時折、外国人とおもわれる他国の言葉が聞こえ、検疫を緩和した効果が表れてたのかと思った。まだ渡り鳥は少なく本格的な渡りのシーズンは11月に入ってからだ。湖岸にはバス釣りの姿を見かけるが大物を釣り上げるところを最近はみていない、外来魚が減ったことは確かだとおもった。夕方、も湖岸へ向かった。暮れなずむ琵琶湖を眺めていると心が鎮まってくる、先日もテレビが京都の寺院が貸し切りで優雅な庭園と寺宝を独り占めでき、ゆっくりと宿泊できると紹介していた、でも一泊百万円もするそうだ。京都の寺院はセレブ専用だが、琵琶湖の雄大な夕景を独り占め?して楽しむのは無料だ。タダで暮れなずむ琵琶湖を眺められる浜大津湖岸は素晴らしいと思った。

大空の詩

2022/10/14

青の世界とは、今日の様な青空の下に広がる光景ではと午前中の湖岸ポタリングでは青の世界を楽しんだ。夕刻は、雲が大空に詩を書いてくれた、でも僕は読めないし、詩を作ることも出来ないが、幸い、ポケットにはルバイヤートが入っている、湖岸で11世紀のペルシャの詩人(哲学者)オマル・ハイヤートの四行詩集ルバイヤートを開き、大空の詩にピッタリの詩を僕的に見つけた。そして読んだ。何となく空が記した詩と合っているのではとおもった。唯それだけのことが嬉しかった。 其の詩を・・太初のさだめ  26 あることはみんな天の書に記されて、 人の所業を書き入れる筆もくたびれて、 さだめは太初からすっかりさだまっているのに、 何になるかよ、悲しんだとてつとめたとて!  を読んで再び暮れなずむ空の雲を眺めた。唯それだけの事・・・

本の中で知ったルバイヤート(四行詩)

2022/10/13

「砂漠の椅子」は著者大野新さんから頂いてから三十年以上も経った今、読んでいる、亡くなられて12年も過ぎてから・・頂いた時、直ぐに読んでいれば大野さんに聞ける話もあったのでは・・でも其の当時は空遊びに夢中で読書までは頭が回らなかったと反省しながらページを繰って、もう少しで読み終える、その本の中で「ルバイヤート」なる言葉が気に掛かりパソコンで見て、ペルシャの詩人オマール・ハイヤーム(11世紀)の詩集と分かった。早速アマゾンで取り寄せた。四行詩は人生を楽しく生きる術?の哲学的?な詩を読むと何だか心が軽くなり、諦めにも似た感覚になる不思議さを感じた。詩集は文庫本で薄く一気に読めてしまうほどだ。湖岸ポタリングに出かけ、湖岸のベンチに座って琵琶湖上空の雲を眺めながら、すこしルバイヤートのも目を移して、詩を読むと人生、クヨクヨしていても始まらない、酒でも飲んで楽しく行こうと思った。本に記された詩は酒を讃歌したものも多くあり、「砂漠の椅子」の中に出てくる詩人たちのお酒好きは並外れている様子も描かれていた。もちろん大野新さんも酒好きだったことを思い出した。

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