中島省三の湖畔通信

湖畔と町中のイベント、そして新しい・・・

2022/09/03

湖岸ポタリングで浜大津港の公園に来るとイベント用の仮設舞台が設置されていた。まだ準備段階なのか観客席にも人は少なく、辺りを見渡すと芝地ではフラダンスのグループが練習していた。旗にはジャズ・フェスの文字も見えたが・・明日が本番なのかと思いながら通り過ぎた。今日は市民プラザへと向かうのはローカルニュースが伝えていた、膳所湖畔に広がる広域広場の市民プラザに施設が出来る事を知ったので予定地を見に出かけた。何時も通過するだけで小高い場所にある琵琶湖遠望テラス?には足を運んだ事がなく撤去される前に見ておこうとベンチが並び少しお洒落な屋根がある場所へ向かった。ペンチは経年変化で見窄らしくなっていた、屋根のパイプはハトの休憩所になっていた。床のタイルも色あせて何だか廃墟をイメージしてしまった。小高いと言っても三メートルもない高さでは態々足を運ばずとも湖岸から琵琶湖が望めるから利用者も少ないのではとおもった。二年後には、「たねや」が施設を運営するとニュースが伝えていた。施設が完成して賑わっても琵琶湖を見る人は少ないのではと思いながら自転車のペダルを漕いだ。帰路、商店街へ向かうと、百円商店街が開かれていたが前回よりも賑わいを余り感じなかった。少しマンネリ化したのではと思いながら商店街を後にした。

永遠に・・・

2022/09/02

「永遠に不服従のために」は20年前に辺見庸氏が著した本だ。短編で構成されていて、好きな所から読める内容だ。何十年ぶりに本を開いた。腹立たしい政治の現状は辺見さんが著した時と何も変わっていないと言うより悪くなるばかりの政治状況だ。裏切りの季節から二重思考まで読んだ。20年前の政治の悪さを思い出しながら、今の政治やメディアの現状を見ると随分と悪い方へ進んでいると思った。良くなっていれば、此の本を読むことはなかったと現実の政治の悪さを悔やんでもしょうがないが、せめて不服従だけは貫き通したいと思いながら、此の本を最後まで読もうと本を手元に置いた。

今日も琵琶湖は青空の下で美しく見えた、でも30年以上も前に見たインド洋に浮かぶセイシェル諸島で見た熱帯の青空を何故か思い出してきた。

趣味は・・・

2022/09/01

趣味は何ですかと問われて読書と言ったことは一度もない、趣味と言えば屋外で遊ぶのが本流とおもっていたからだ。最近、映画を見にゆく機会は少なくなった。近くに在ったアレックスシネマ大津が閉館されてから映画を大きなスクリーンで見ることが無くなった。時々、友人がネットで見られる映画情報を知らせてくれ時々、映画はモニターで見ているが映画は映画館で見るのが僕の心情だったから、また大きなスクリーンで映画を見てみたいと思った。映画に行かないから読書が増えたのではと考えた。好きな作家の本も良いが、少し趣向を変えて読んだ時代小説隠居すごろく(西條奈加)を読んでから西條奈加さんの小説のほのぼのとした内容に魅力を感じて「無暁の鈴」らを読み終え時代小説も楽しいと思った。そして現代小説「とめどなく囁く」上を買った。上下を同時に買わなかったのは途中で止める可能性もあるからだ。桐野夏生さんの小説は何冊か読んだ事もあり好きな作家だ。何でもない普通の市井に生きる人達の話なのに、何故か引き込まれ読んだ。思っていたより早く読めそうなのでアマゾンで下巻を発注した。上巻を読み終えたのに本が到着しないので郵便受けを何度か見る破目になった。下巻も読み始めると成り行きが気になりついつい読みふけり読み終えてしまった。主人公の元夫の失踪から巻き起こる話を長編で読まされるとは思はなかった。でも映画では味わえない5日間の物語の旅は楽しく又小説が読みたくなった。

琵琶湖文化館の大トンボ

2022/08/31

今朝新聞受けにチラシが入っていた。チラシにはトンボがいなくなるて本当?!記録に残そう大作戦!と大きな見出しが目に入った。良く見ると、県が発行したものと分かった。トンボとは琵琶湖文化館の屋根の上に飾られたシンボルの大トンボ、愛称あきつ君が10月25日頃に取り外される事もあり、其の関連事業の一つだ。1961年に完成した琵琶湖文化館の屋根上で大トンボは琵琶湖を見続けてきたが、今回屋根の大修理と安全面を考えて取り外される事になったと、新聞等でも伝えられていた。文化館は老朽化も進み休館中だ、そして新しく浜大津に博物館として生まれ変わる計画で2027年完成の予定と聞いた。外された大トンボは文化館で保存されるとニュースに記してあった。開館当初はプールやレストランもあり休日は賑わっていた。そして文化財の展示、水族館も一時開設されていた事も思い出した。今日も青空に広がるダイナミックな雲にも負けずに存在感を示すも、役目を終えた琵琶湖文化館の屋根上の大トンボが飛べずに空を見上げている姿を見ると少し寂しくなった。

今日は琵琶湖特有の雲が出ていた?長い雲の上部は発達して積乱雲に近づいているように見えた。

セスジスズメガ

2022/08/30

今朝、玄関の戸に蛾が留まっていた。何時もの様にスマホのアプリグウグルレンズを当てると即座にセスジスズメガと分かった。以前にスズメガの存在を知ったのは湖岸に咲くカラスウリの花を撮った時に、パソコンで調べるとスズメガが花粉をと・・・カラスウリの花は日没から朝まで咲く花で、其の花に集まる昆虫がスズメガで、夜間飛行する高性能の飛行昆虫に一度お目に掛かりたいと願って数年が過ぎた、そして今日突然に出会ったセスジスズメガは三角形を基本にした素晴らしいデザインで人間の作った戦闘機よりも美しくおもった。美しさだけでなく飛行性能が素晴らしくホバリングをしながら長い管をだし花から蜜を吸い出す姿は残念ながらネットで流れる動画しか見ていないが、ホシホウジャクやオオスカシバがホバリングしながら花から蜜を吸う姿は写真に撮った事があるが、彼らは昼間のVFR(有視界飛行)専門だ。夜間飛行専門のスズメガの飛行は見たことがなく、湖岸に咲くカラスウリの花を撮っている時も姿は見られなかった。そして残念な事に数年、除草作業が行われるタイミングが悪いのかカラスウリの花を見かけなくなった。我が家のセスジスズメガは朝から夕方、日没まで玄関の戸に留まったまま静止していた。夕食後、確認すると夜間飛行に飛び立っていた。湖岸にはカラスウリの花が咲いているのだろうかと暗くなった空を見上げたが、湖岸へ出向く気力は失せ、年老いた自分を自覚した。

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