中島省三の湖畔通信

日常を綴る

2022/08/29

日常を綴る難しさは毎日、湖畔通信を書いていておもう、国語の授業では居眠り、そしてテストは最低点と芳しくなかった、ことを思い出しながら恥じらいもなく毎日、ブログを書いている自分が恥ずかしくなった。デジカメのお陰で写真だけは何とか撮れている現状に甘えながら続けられているのが現実だ。今日の散歩は蝉時雨が消え、ツクツクボウシの声を聞きながら石段を上がった。観音堂の売店横の公衆トイレは改修工事で使用禁止だ、改修後はウォシュレット付きになるそうだ。昔はトイレと言えば汚いイメージだったが現代のトイレ事情は昔と比べようもないほど美しくなった。何もかも清潔で美しく見えるが、本当に美しくなったのかと思いたくなった。地球温暖化による気候変動で日本はやがて熱帯になると、秋を感じずに冬になるのかと、秋の気配を漂わす琵琶湖上空の雲を眺めた。

生活と自治9月号

2022/08/28

何時も僕が楽しみに待っている冊子(生活と自治)を知人のKさんから頂いた。一番にページを開いて読むのが連載、新・反時代のパンセだ。作家辺見庸さんが一ページの中で語る文章は何時も心の奥に届き考えさせられる、9月号では「国葬」と戦争までの距離、と題して記されていた。歴史が危うい妖気を漂わせている。から始まる内容は今の我が国の危機的な政治状況を表現している文を噛み締めながら読んだ。安倍首相が国会で118回も虚偽答弁をした事などを思い出しながら考えた。国葬へのアンケートでも反対する人が多いのに、岸田首相は民主主義を高く翳しているが本当の民主主義を知っているなら、もっと国民の意見を聞くべきだとおもった。辺見さんの書かれた文の終わりは、最近、ミシェル・フーコが書いた「人間の終焉」がしみじみと思いだされてならない。「そのときこそ賭けてもいい、人間は波打ち際の砂の顔のように消えてゆくであろう」(「言葉と物」)と結んでいた。読み終えて、僕は湖岸ポタリングに出かけた。湖岸に佇んで雲一つ無い青空を見ていると、希望の言葉が見いだせないと大空の青いスクリーンを見た。

スナップ写真が楽しめた。

2022/08/27

今日は楽しい撮影日となった。湖岸ポタリングではヒョウモンチョウに遊んでもらった。ミズヒマワリの花に留まっている蝶は撮りやすく、何枚も撮れた。数センチまで近づいても逃げないヒョウモンチョウは初めてで以前からの知り合いの様な親しみを感じた。撮り終えた後、蝶にありがとうと言って別れた。夕方、湖岸ポタリングで同じ場所を見るとミズヒマワリの花に留まっていた。夕日の所為で色が濃く見え美しさは午前中よりも綺麗に見えた。朝と同じ蝶だろうか数センチまで近づいても逃げないから僕はそう思いながら数枚撮った。そして礼を言おうと蝶を見ると姿は無かった。帰路、三年ぶりに夜市が開かれる商店街に寄った。夜6時から始まるイベントなのに、もう大勢の人が集まってきていた。露店も出ており浴衣を着た子どもたちも多く見かけた。そして近くの長等小学校のグランドでは学区のイベントで賑わっていた。もう夏休みもファイナルを迎え、夏休み最後の思い出つくりに多くの学童の姿も見られた。今日は楽しい写真日和となったが撮った写真も多く選ぶのに苦労した。

フイルムカメラ

2022/08/26

久しぶりにフイルムで写真が撮りたくなって、西大津のジャスコのカメラのキタムラへ出かけた。店内のフイルムが置いてある棚を見て驚いた。僕の使っているフイルムが無い、入荷待ちの札が多く並びフイルムはポジフイルムが少し並んでいるだけだ。店員に聞くと品不足で入ってこなく困っている現状だと応えた。そしてフイルムの値段も此処数年で6割も値上げされたフイルムもあり折角のフイルムカメラのブームに水を差すのが現状だ。もちろん現像料金やプリント料金も軒並み値上げされた。しかし考えてみると、1960年代僕が趣味として始めた8ミリ(ホームムービー)はカメラも高いがフイルムも高く、中でもカラーフイルムはアメリカ製のコダックロームは現像が日本国内では出来ずアメリカまで送らなければならない時代で撮影してから手元の届くには約一月近くかかった。8ミリフイルムは三分間の映像が撮れるフイルム、特にカラーは高く一本使うと一月の小遣いが無くなるほど高価だった。もちろん写真用フイルムも高くカメラに36枚撮りのフイルムを入れても一日で使い切ることなど無かった時代だ。ネットでフイルム価格を見ると5年前は300円で一本買えたブローニーフイルム(120)が1000円以上もする時代になったが、昔、フイルムやカメラが高かった時代を知るものには、フイルムカメラを楽しむのは、昔に帰ったと思えば、趣味として一月に一本フイルムを使ってフイルムカメラでのんびりと写真を撮るのも良いのではと思った。

写真は今日の琵琶湖の雲の移り変わりを撮ったものです。もしフイルムカメラなら貴重なフイルムを使用して、一日何回も雲の写真など撮ることは出来なかったと便利なデジカメ時代を見直した。

アオコの兆候

2022/08/25

湖岸ポタリングで浜大津港へ向かう途中、生暖かさを感じ、アオコの予感がした。湖岸に着き、湖面を見ると緑色のアオコが見えた。琵琶湖は9月に入るとアオコが発生するが最近ではニュースの話題にもされなくなった。五十年以上も前からアオコは富栄養化の象徴と言われ危険視されていた。環境問題は大切な事だがメディアも最近、琵琶湖の環境問題を取り上げることは少なくなった。最近は新聞の地方版(朝日新聞)には失望しているのが現状だ。夕方近く雨が降った。まるで熱帯地方のスコールの様な降り方だった。限りなく熱帯地方になりつつあることは確かだとおもった。夕食後、湖畔へ自転車で向かった。雨上がりの水気を含んだ空気が漂う琵琶湖は美しく見えた。

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