静かな日常の叙景
2022/08/24
琵琶湖は風もなく静かだ。浜大津港では学習船うみのこ号が小学5年生を乗せて出航した。新型コロナウイルス感染対策で本来なら一泊2日の琵琶湖の旅が楽しめる筈が日帰りとなり船中泊も無くなった。コロナの収束の目途もたたずウイルスに日常を支配されているようだ。人間、謙虚になる良い機会ではと思った。打出浜湖岸から見る琵琶湖の眺めは晴れている時よりも心が鎮まるのは何故と彼方の乱層雲を眺めた。
キノコが教えてくれた・・・
2022/08/23
今日は地蔵盆、三井寺の散歩では観音堂の東下、表坂の途中に祀られている中坂世継地蔵さんが開かれていたのでお参りした。彩色が施された地蔵尊は少し艶かしくも見えた。釈迦堂でも地蔵尊が祀られて地蔵盆が行われていた。そして我が家の庭には小さな祠に二体の石のお地蔵さまが居られ今日は三井寺から尼僧を迎えて地蔵盆を行うのが恒例になって80年以上は続いている、粗祖父が河川改修工事のおりに持ち帰ったと祖母が語っていたような朧気な記憶を思い出した。地蔵盆が過ぎると宿題の多さに出来るはずがないと諦めてしまった思い出も懐かしく尼僧の読経を聞いた。地蔵盆の頃は日陰も涼しくなり秋が近いと感じた時代は記憶の彼方へと消えた。浜大津港の公園で見られるオオシロカラカサタケをパソコンで調べると熱帯や亜熱帯地方が原産地とあり、以前は沖縄辺りでしか見られなかったと記してあった。現在では福島県以西では見られるようになった。此のキノコは毒性があり年間多くの人が中毒を起こしている有名?なキノコだ。今日も見事に成長したオオシロカラカサタケが大きく広げた白い傘を誇らしげに翳して、もう琵琶湖は熱帯地方になったと教えてくれた。急速に進む地球温暖化による変化は身近な所でも見られるようになった。迫りくる気候変動による台風や大雨を心配しているだけでは解決できないと思うと心配と不安がよぎるばかりだ。
草原のUFO?
2022/08/22
昨日、湖畔通信でアップしたキノコ三兄弟は見事なキノコに成長していた。毒キノコと分かっているから誰も持ち帰らないから倒れたキノコも含め現状維持をしていた。デジカメのファインダーに映るキノコを見ているとUFOが草原に着陸しているように見え、久しぶりに心が動いた。パソコンでUFOをグウグウると詳しく記してあり興味の在る人はどうぞ・・・最近ではUFO(未確認飛行物体)からUAP(未確認空中現象)に変わった。何だかトーンダウンしたようで寂しく感じた。地球外生命(小林憲正著)の中にもETIなど記してあり興味を持った事を思い出した。少年時代から憧れた空飛ぶ円盤も82年間の人生の中で一度も見ることは叶わなかったが、まだ希望を捨てがたく、草わらでキノコを見てもUFOに見え妄想できる爺だから少年時代の夢は諦めずに、これからもUFOいやUAP・・・何方でも良いから一度遭遇してみたいものだと草原の円盤ならぬキノコをデジカメで撮った。
小国の話題
2022/08/21
今日、暫く読んでいなかった、「朝日新聞グローブ」第261号を読んだ。綺麗な海辺を歩く三人の女性と美しい海の写真、そして「小国に生きる」の文字が目に入った。僕が知っているセイシェル共和国も小国だが今日知った、本当に小さな国から比べれば大きな国に思えてきた。世界で二番目に小さい国、ニウエは人口1700人が東京23区の半分弱の南太平洋に浮かぶ国の暮らしぶりは長閑で羨ましく感じた。そして1700年間も戦争をしたことがない国、サンマリノ共和国がイタリアに中に在ることを知り驚いた。東京の世田谷区と同じ位の広さの国の有り様などが紹介された記事を読んだ。領土のない国?マルタ騎士団の存在もおもしろいと思った。毎日、メディアが流す情報は大国の話ばかりで、戦争や経済活動で起きる問題ばかりでほっとする暇もない、小国の政治や暮らしぶりを取材して紹介してほしいとおもった。取材した、(荒ちひろ)は最後に、小国は自らの限界が見えやすい。だからこそ、足るを知り、互いに助け合う。小さな国々が国際社会を生き抜いてきた「折り合う力」に、大国も目を向けるべきかもしれない。と結んでいた。夕方、湖岸に佇んでいると、琵琶湖を中心にした小国が出来れば良いのにと美しい琵琶湖の黄昏を眺めた。
写真のキノコはオオシロカラカサタケ(毒キノコ)です。
写真を撮りながら散歩する日々で
2022/08/20
毎日の散歩で訪れる三井寺では蝉時雨からツクツクボウシへとセミの鳴き声が変わった。蓮池の蓮では最後の一輪の花とサヨナラをした。体力の低下で8月の散歩ではデジカメを持たない日が続いた。湖岸ポタリングでは重いカメラは自転車の前の籠に入れるから疲れること無くカメラが運べ楽だ。琵琶湖疏水の閘門の工事も本格的に始まった。明治時代の名残を感じるレンガを壊さずに閘門の電動化工事ができるのかと・・工事の様子をデジカメで撮った。来春の疎水通船では閘門の開閉が見せ場になるらしい、通船の出発は浜大津港になると聞いているが通船はオープン構造で側面も川船仕様では、いくら南湖といっても波が高い日もあり、安全面は大丈夫なのかと少し心配した。打出浜湖岸から見る湖上にはミシガン号とプレジャーボート一隻が見える寂しい風景だ。以前ならバス釣りのボートが沢山浮かんでいたが、最近はブラックバスも減少して釣れなくなったと聞いた。週末なのに観光船のターミナルも賑わいはなく静かな佇まいだ。僕は此の現状はコロナの影響だけではないとおもった。賑わう草津に住む友人は浜大津から石山寺へと続くウォーターフロントの素晴らしさを讃えてくれるが賑わいが無く、寂しいだけでは宝の持ち腐れではとおもった。