祝日本遺産琵琶湖疎水?
2022/08/04
湖岸ポタリングの帰路、商店街を走った。シャッター商店街と呼ぶには少し早いとアーケードに吊り下がる幕を見ると祝日本遺産琵琶湖疏水そして琵琶湖疏水のある街ナカマチ商店街の大きな文字を読んだ。世界遺産にでもと勘違いしそうな垂れ幕に再び目をやると2020年6月と書いてあり、二年以上も前のことかと拍子抜けした。そう言えば、疎水商店街なる名前も昔聞いたが、疎水近くに数件在った商店は今では呉服屋と料亭と食堂くらいだ。ナカマチ商店街は少し離れているのにと、垂れ幕を見て疎水は何処にと・・まあ良いかと商店街を後にした。鹿関橋の近くでは閘門の準備工事が始まっていた。来年3月中頃までと長期の工事だ。周辺の道路の混雑も予想されるのではと間もなく止まる疎水の流れを見た。
濡れない雨具等は無い?
2022/08/03
今日も素晴らしい好天の中、散歩と湖岸ポタリングを済ませた。午後も晴れるのではと思っていたら、天気は急変した。私用と歯医者に出かける前に空を見ると雨が降るのではと雨具をリュックに入れて自転車で打出浜へ向かった。カフェで私用を済ませ、歯医者に向かう時に雨がポツリと顔に当たるが、到着してセーフだ。診療を終えると外は雨の気配が、遠くで雷鳴が聞こえ、雨具を出して完全防備で自転車に乗った。ペダルを漕ぎ出したと同時に強く降り出した。稲光と雷鳴そして強い雨の中を家に向かった。久しぶりの雨中走行も少し楽しく感じた。雨足は強くなるばかりで遠くも見えない強雨の中を走った。足元はゴアテックスのオールランダーシューズだが、もう中が濡れだし、長靴には勝てないと足元の靴を見た。雨具はパタゴニアでパンツはモンベルでアウトドア仕様だからと大丈夫と思っていたら微かに湿りを感じた。少し雨を避けようとアーケードの在る商店街へ向かった。雨具を見るとぐっしょりと濡れて、水を弾く水玉などどこにも見当たらず、登山等での長時間なら仕方ないが10分間の雨でこのざまかと赤い雨具を見て失望した。そして友人のプロ山岳ガイドのYさんが以前言っていたことを思い出した。雨具を買いに来た客が濡れない雨具は無いですかと聞かれた時に即座にそんな雨具は無いと言った事が頭に浮かんできた。Yさんは人間の皮膚が最高の防水性能があると笑いながら言っていたことを思い出した。久しぶりの雨の感触を味わへたと雨に感謝した。
噴水の向こうに・・・
2022/08/02
浜大津の湖畔公園の噴水が復活した、でも常時ではなさそうだ。午前中のポタリングでは止まっていた。午後、公園近くを通ると噴水は出ていた。炎天下誰も見かけない公園で噴水が辺りに涼感を漂わせていた。噴水の写真を撮ろうと構図を決めるとアレックスシネマの在った建物が淋しげに噴水の背後に見えた。4階部分には明かりもなく数ヶ月前までは映画館として存在していたことを懐かしく思い出した。此の映画施設はマネージャーが素晴らしく京都でも上映されていない映画を見せてくれた。月に二度は足を運んだ映画館も再開の見通しも無く、映画好きの僕には寂しい光景だ。京都の映画館に足を運ばなくなったのはコロナの影響ばかりではないと、少し老いたのも原因ではと自分に笑った。
ウスバキトンボ
2022/08/01
夕方近く湖岸ポタリングで打出浜湖岸を走っていると赤トンボが群れて飛んでいた。自転車を止めて良く見ると赤い色ではなく茶色?のトンボと分かった。時々吹く風にも負けず見事な飛行をするトンボの群れをデジカメで撮った。帰宅後、パソコンで調べ、ウスバキトンボと分かった。此のトンボは南の国から渡り鳥と同じように海を越えてくると知り驚いた。そして精霊トンボと言われ、お盆が近づくと日本の各地で見られるトンボで珍しい種類ではないと記してあった。紹介文では「生き物の死に様」(稲垣栄洋著)を引用した、文を読ませてもらった。ウスバキトンボは日本では越冬出来ないから、産み付けた卵も全て全滅して子孫を残す事は出来ない、でも毎年片道切符で日本を目指すウスバキトンボは何の為に飛来するのかと、トンボに尋ねたくなった。地球上で起きる生命の不思議さを感じながらウスバキトンボが写った写真をパソコンにアップした。全滅するのは日本の冬が寒いからとパソコンで読んだが、もし気候変動で日本が熱帯化すれば此のトンボは南の国から渡らずとも日本で命のサイクルを営む様な時代が来た時には、日本に住む我らホモ・サピエンスの暮らしの変化も大変な事態が起きるのではと近未来が心配になってきた。
清少納言が・・・・
2022/07/31
「清少納言がみていた宇宙と、わたしたちのみている宇宙は同じなのかー新しい博物学への招待」(池内了著)と長い題名の本を読み終えた。本は天文の話から物理、そして海の生物、陸の生物と幅広く語られ、難しい話でも優しく楽しく読ませてくれた。海の生き物ではカツオやフグの話も面白く時代を超えて楽しめた。陸の生き物では彼岸花や朝顔の話を読んでいて、今の時代よりも豊かな時間が流れていた時代が羨ましくなった。朝顔の体内時計そして人の体内時計は25時間を知り、地球の24時間とのギャップが人の暮しにも関係していることを知り、夫々が持つ体内時計の誤差が少なかった昔は今よりも幸せな暮しだったのではと思った。月を愛で花を愛で雨を愛で雪を愛で虫を愛で酒を愛で・・・と季節感を大切にして長閑に暮らせた時代には戻れないが、モノに追われる生活を見直さなければとおもった。今日も湖岸から空を見上げ遥か高空を行く雲を眺めていると暑さを忘れさせてくれた。