植物の逞しさ
2022/07/21
新型コロナウイルスは変異を重ねながら三年経った今も衰える事無く地球上で猛威を奮ったままだ。最後は神頼みかと三年ぶりに祇園祭が開催された。昔から疫病退散のためのお祭りとして有名だ。でも第七波で感染者は増えるばかりだ。身近な所でも感染者が多くなってきた。感染対策を怠らず暮らすしかないとおもった。今日の湖岸ポタリングは久しぶりに膳所由美浜へ向かった。サンシャインビーチの砂浜は植物に覆われグリーンビーチに変わりそうな勢いで草が栄えていた。人が手入れしなければ2年も経てば草原になってしまう勢いだ、本当に地球上最も強いのは植物なのかもと思いながら自転車を走らせた。
梅雨末期の大雨
2022/07/20
梅雨末期の大雨は去年に続き各地で被害がでている、気候変動がもたらす影響なら毎年此のように7月は大雨の季節と認識して対策をした方が良いのではと思った。去年は三回ほど家の前の道路が川のようになった。昨日は少し心配したが大丈夫だった。ニキロほど離れた場所では線路に濁水が流れ込み石坂線の電車は不通になった。線状降水帯で局地的に降る雨の予報は難しいと言われているから、降り出してからでは避難も出来ないのが現状のようだ。今日の琵琶湖は昨日の雨で水位は上がっていた。そして近年、水草が減った影響?で湖岸を自転車で走っていても嫌な匂いがしなくなったのではと・・・そして雨が多く降り水位が保たれている所為で琵琶湖が綺麗なのかと湖面を見ると透明度も良くなり波しぶきも白く光っていた。緑地や湖岸は除草作業でハルジオン等の花も刈り取られスッキリとした湖岸は何故か物寂しく思った。
時代小説を読んで今を考える
2022/07/19
「隠居すごろく」を読み終え、次の本も同じ作者の「無暁の鈴」(西條奈加)を注文した。何時もなら近くの中井書店で注文するのだが日にちが掛かる事もあり今回はネットで注文した。24時間と掛からずに手元に届いた。便利な時代になったと改めて感心した。早速、本を開き読み始めると江戸時代にタイムスリップするように話の中へ吸い込まれた。山寺から始まる物語は今の便利な時代から隔絶された不便な時代で水を汲むのも一苦労する生活は想像は出来ても実体験がないから体を通さず脳への情報移動だけだ。主人公久斎は13歳の小坊主に降りかかる山寺の暮しの厳しさ、人間関係の複雑さの中で懸命に生きる逞しさを感じながら読み進む中で僅か二百年少し前の社会は不便が日常だった上に食べ物も充分でない暮しの中で人が生きて行くことを考えさせられた。寺を自ら出た少年は無暁と名を変え万吉と知り合い江戸へ、社会の荒波に翻弄され、罪人となり島流しへと物語の終盤は東北地方での僧として自立して行く・・其の背景に描かれている日本の貧しい農民の暮らしの中で起きる大飢饉による困窮ぶりは遥かに僕の想像を超えた窮状の中で知恵を出し合い飢饉を乗り越える人達の様子が伝わってきた。そして現在、気候変動で地球上で天明の飢饉のような事態が起きた時に、一億人を超える人が飢餓状態に陥った時に応える食料に加え便利さを支える機器を動かす燃料などを考えると、江戸時代の様に頻繁に起きる危機や飢饉に対しての心構えと供え(備蓄米ら)が行き届いていない現在では大飢饉など起きれば生き延びることは難しいのでは・・・そんな事を考えさせてくれるのも小説の素晴らしさだとおもった。
特定外来生物
2022/07/18
特定外来生物と字だけ見ていると地球外からやって来た生命体かと期待してしまうが、地球内の生物だ。琵琶湖では特定外来生物として話題になっているのは植物のオオバナミズキンバイとナガエツルノゲイトウの二種類が繁殖力も強く駆除が大変だ。最近では以前ほど黄色の花を咲かせるオオバナミズキンバイの群落は見かけなくなった。僕が毎日自転車ではしる浜大津から膳所由美浜の湖岸に関しては徹底的な駆除作業が続いているにも拘わらず、におの浜で美しい黄色の花を四輪咲かせたオオバナミズキンバイの花を見かけた。打出浜の湖岸公園で咲いているキンシバイも同じ黄色の花だが湖岸に咲くオオバナミズキンバイの花の方が綺麗に見え、何故、これだけホモ・サピエンスに嫌われるのかと不思議に思った。そして地球上で栄える生命体の元は宇宙から飛来したという説もあり、今流行りの新型コロナウイルスも地球外からと言う学者もいると聞いた。今更、地球内で移動と言ってもホモ・サピエンスが運んできた地球内の植物を特定外来呼ばわりするのも大人気ないとおもうが・・やはり古代湖としての琵琶湖の特徴を維持する大切さも分かると・・黄色の美しい花を見ていると申し訳なくおもった。
積雲が躍動する空の下・・・
2022/07/17
今日は朝から積雲が躍動して、お天気の移り変わりが激しいのではと想わせてくれた。浜大津港を出航する観光船ミシガン号もコロナの影響で休日にも関わらず乗船客も心なしか少なくい見えた。インバウンドの時は乗船ターミナルでは人が溢れ賑わっていた頃を思い出し、コロナ禍での現状ではいたしかたないと思った。湖岸ポタリングで走っていても駐車場も空きが多く、釣り人の姿も少ない閑散とした休日だ。でもルート161号は朝から車が渋滞していた。原因は琵琶湖大橋以北の琵琶湖岸には今流行りのグランピングの施設やびわ湖バレイへ向かう観光客の車で渋滞していると知人に聞いた事を思い出した。浜大津から石山へ続く湖岸公園はBBQが禁止だ、そして僕の少年時代在った御殿が浜水泳場も消えた、由美浜のビーチも遊泳禁止と琵琶湖と直に触れ合う場所はなくなった。おまけに大津柳が崎水泳場も無くなり大津市で遊泳出来る場所は琵琶湖大橋より北の琵琶湖の真野浜、松の浦、近江舞子と水の綺麗な場所だけとなった。そして其の周辺には新しくグランピングの施設らが完成したことが浜大津周辺の衰退に繋がっているのではとおもった。そのお陰で浜大津から石山に掛けての湖岸は静で安全で,湖上を我が物顔で走るプレジャーボートやジェットスキーらの騒音もなく、おまけに遮るもののない雄大な琵琶湖の眺めを楽しめると自転車のペダルを漕いだ。