花の声が聞きたい?
2022/07/11
昨日の午後三時過ぎ、ツユクサを撮ろうと庭を見ると花は萎れていた。一日花とは知らず、後でと、おもったのが失敗だった。今日は散歩に出る前にツユクサを撮ろうと庭を見ると青い花が幾輪か咲いていた。何気なく見ていたツユクサを良く見ると美しく色も涼やかなブルーだ、見ているだけで涼しく感じ、暫し暑さを忘れ数枚撮った。そして三井寺へ何時もの散歩に出かけた。境内では未だセミの鳴き声が聞こえないと足元を見ると石段の苔の部分にオオケマイマイがいた、例年なら梅雨の始まった頃に見かける、今年は虫たちの時計が狂いだしたのではと林の中を見た。蓮池は例年以上に花も多く咲き今日も楽しませてくれた。湖岸ポタリングでにおの浜湖岸を走っていると黄色の花が目に付き自転車を止め近づくと特定外来生物指定のオオバナミズキンバイの花が二輪咲いていた。駆除対象で徹底的に除去されているにも関わらず咲いている黄色の花オオバナミズキンバイの逞しい美しさに少し感動?した。もし花と会話できたら・・オオバナミズキンバイは今の心境を話してくれるだろうかとおもった。そして帰宅後、僕の好きな詩人坂村真民さんの詩集を開き「花」を読んだ。最後の一節に・・花のどこがいいか 信じて咲くのがいい とあった。信じて咲く花には罪がないのに・・残念ながらホモ・サピエンスが市民権を与えず即駆除対象として処分される可哀想な花オオバナミズキンバイに別れを告げて自転車に乗った。
選挙に行ったものの・・・
2022/07/10
新聞の紙面に民衆主義の文字が大きく書かれている、この国が本当に民主主義国家と思っているのだろうか、今回の事件で各党が暴力から政治を守るべく、民主主義を貫くと声高に発言しているが、本当に民主主義の大切さを知っているのだろうかと冷ややかに新聞に目を通した。今回の事件は大方の見方では個人的な恨みではと報道もされているから政治テロではないから選挙の判断に加えないのが常識だとおもった。僕は一度も此の国が民主主義国家になったことはないとおもっている、未だ制空権はアメリカ軍の指揮下だ。国内線も遠回りしての運航を強いられたままだ。今日の午後、選挙へ向かうも本当に信頼できる政党も人物も見当たらない、差し迫った地球温暖化による気候変動の危機そして原発廃止を政策に上げる政党もなく、仕方なく政権党以外の中から選ぶしかないと記名した。別に投票したからといって政治が大きく変わるわけではないと虚しさだけが残った。夕食後、琵琶湖へ向かうと、季節外れの北西風が吹き湖面は波立っていた。こんな時、若狭高浜の老朽原発が事故を起こせばと心配が募るばかりだ。地球温暖化による気候変動も進むばかりだ、政治は経済第一と軍拡にも手を広げようとしている、未来への展望も感じられない中で行われる選挙では何も変わらないと空しい怒りを波に同調させた。
外来魚釣り大会
2022/07/09
空は不安定な雲の動きで、晴れているがお天気の急変も予想されるのではと、湖岸ポタリングは短めにした。浜大津港では外来魚駆除の釣り大会(JAバンク主催)が開かれていた。多くの家族連れがブルーギルらを釣り上げていた。最近、湖岸で見かける釣り人が大物のブラックバスを釣り上げる姿を見かけることがなくなった。そして以前ならブルーギルが湖岸の彼方此方で打ち捨てられていたが最近ではブルーギルの姿も見なくなった。テントの中にはパネルが展示されていた。外来魚撲滅の字も確認できた。大きなポリ容器の中を見るとブルーギルが多く見られるが以前の様に溢れる程の量ではなかった。そしてブラックバスが大きなポリ容器の中で一匹が鎮座ましていた。外来魚は確実に減ってきたと実感した。打出浜の湖岸では漁師がオオバナミズキンバイの駆除作業をしていた。湖岸に佇んで琵琶湖を見ながら外来魚が減った原因はと考えた、釣り大会で駆除される外来魚などしれたものだ。漁師が熱心に駆除したから?琵琶湖に何か異変が生じたからではと、僕は此方の方が心配になっていきた。水草も最近は少なくなって以前の様に茂原の出現はなくなったが琵琶湖にとって其れは良いことなのか僕には分からないと湖面を見た。
長い題名の本
2022/07/08
「清少納言がみていた宇宙と、わたしたちのみている宇宙は同じなのか?ー新しい博物学への招待」と題した本が七夕の日に届いた。近くの中井書店に注文しておいた本が三ヶ月も経ってやっと手に入った。本を開くと星の話から始まる物語なので夕食後、読む前に表に出て星空を眺めるも星座のこともすっかり忘れたと、空を見上げると赤い星が目に入った。夜空も随分と明るくなったと少年時代、近くの鹿関橋の上から天文台に務めるHさんが天体望遠鏡で土星を見せてくれたことをおもいだした。僕が最初に見た星は土星で輪っかがハッキリ見えた事は今も記憶にある、そして戦後間もない頃では街の灯も暗く星空が美しく見えた時代の話だ。家に入り、パソコンで赤星を調べると恒星アンタレスの和名、共産主義、社会主義のシンボルとあった。そして長い題名の本を開くと、星はすばる、から始まった。清少納言の「枕草子」の中に有名な一節「星はすばる」と・・でも僕は高校生の国語で習った記憶も忘却の彼方へと去っているから・・少し此の本は馴染みにくいと先入観が・・でも好きな宇宙の話しだと気を取り直して読み始めた。七夕の話は夜這い星、彦星、織姫ら伝説と星の話を楽しく読め七夕の日に相応しい読書となった。でも数ページ読んだだけだ。
茎が折れ、水面に浮かんでいた花は綺麗に咲いていた。二枚目写真
花は嘆かず
2022/07/07
今朝の散歩は蓮池の花が咲いている事を期待して重いズームレンズを付けて三井寺の蓮池へと向かった。蓮池に着き水面を見ると花が大きくて重いのか、それとも茎が弱いのか花は茎ごと折れ浮かんでいた。折角、望遠ズームを装着したのにと辺りの蓮の葉を見ると、一輪咲いている花に気付いた。其の花の近くへ行き撮った。そして葉に留まるシオカラトンボも撮れたので少し満足した。もう一度、浮かんでいる花を見ると咲いている花よりも美しく感じた。完全に開花していないが、ふっくらとした開花寸前の花が水面で一際美しさを放っていた。花は嘆かず・・・何かで読んだ、本の言葉が浮かんだ・・・水面に浮いている花を眺めて、本当に美しいとおもった。