昆虫と菩提樹
2022/06/16
厚い雲が覆っている空を見上げ雨は降らないと三井寺へ何時もの散歩に向かった。疎水鹿関橋から閘門を見ると水位調節をして通船を琵琶湖方面へ運ぶ準備をしていた。春の通船事業も終了したことを知った。三井寺も此のシーズンは参拝客も少なく秋の観光シーズンまで静な佇まいのままだ。浜大津港ではコロナ対策も緩和され観光船ビアンカ号も修学旅行生を乗せ毎日運行されるようになった。でも平常に戻るには時間がかかるのは仕方がない事だ。午後、三井寺の菩提樹へ向かうと、昨日とは違い甘い香りが仄かな香りへと変わった。花は旬を過ぎたのか鮮やかさはないが昆虫たちが蜜を求めて集っていた。蜂やアブそして一ミリにも満たない虫たちが飛行している様子を見て、良く空中衝突もせずに飛行できる彼達の能力に感心して写真を撮る手を休めた。黒い帽子の所為で蜂に威嚇され少し木から離れた。ホバリングする蜂もすごいが一ミリにも満たない虫たちの飛行の仕組みはどのようになっているのかと気になった。植物、昆虫の能力の凄さは凄いと素直におもうのは、最近ホモ・サピエンスの悪知恵の数々を見て地球の為とか偽善行為で、やれ温暖化対策、地球の生命を守るためとか言っているが、結局、自分たち(ホモ・サピエンス)の命が惜しいだけの話だと昆虫たちの直向きな生き方に感心するしか無い自分はデジカメで彼らの姿を撮るだけが関の山だと分かった。
本に呼ばれる
2022/06/15
本に呼ばれると言っても本が声を出すわけではない、数日前、西大津のイオンの未来堂で何か読む本はと、積まれた本を眺めていると小洒落た表紙の本に呼ばれ?・・・本の題名より先に作家伊坂幸太郎の文字が目に入った。伊坂幸太郎の本はテンポが僕に合っているのか新刊が出れば買って読むが、最近近くの中井書店に顔を出すことも減り新刊本の情報も少なくなった。伊坂幸太郎の新刊本「マイクロスパイ・アンサンブル」の情報は得ていなかった。正しく本に呼ばれて買った?と言っても良いとおもった。「マイクロスパイ・アンサンブル」は短編集で以前に発表されたものを集めたものだが、僕には初めてのものばかりだ。昨日、三井寺の茶房ながら亭で本を開き読み始めると、エンジンの無い飛行機・・グライダーの話しがのっけから出てきた。グライダーの歌?などの語りもあり楽しく読めると思った。そして本に呼ばれたと言うよりグライダーに呼ばれたのではと思った。一年目を読んで、本を閉じた。そしてコーヒーを飲みながら、伊坂幸太郎の小説の中に出てくる、小説を読んだことを思い出した。ユゴーの「レ・ミゼラブル」がそうだ。空き巣?盗賊?仲間同士が会話の中でレ・ミゼラブルを話題に語るシーンが面白く感じ、それでは、僕も挑戦しようと読んだことを懐かしく思い出した。
梅雨入り
2022/06/14
テレビの天気予報が近畿地方が梅雨入りしたと伝えていた。昨日はハロ現象がお天気は下り坂を予想してくれた通り雨となった。朝の散歩は何時も二本ストックのノルディックウオーキングだが、雨の日はストック使えず傘をさしての散歩は速度が落ちるので時間が少し伸びる、そして今日は境内の一切納経堂の傍らに咲く菩提樹の写真を撮ったから何時もの散歩時間30分を遥かにオーバーした。菩提樹をパソコンで調べると、日本で咲く菩提樹は中国原産でシナノキ科で仏教の開祖ゴータマ・ブッタが菩提樹の根元で悟りを開いたと言われているインド産の菩提樹はクワ科イチジク属だ、そしてドイツの菩提樹もあり、それぞれ花の形も違う事もわかった。菩提樹の甘いエキゾチックな香りは僕はインド的に感じるのは仏教寺院三井寺に咲いているからではと、菩提樹の木を見上げた。昼食後、雨が少し止んだ好きに湖岸ポタリングに出かけた。浜大津湖岸から琵琶湖を眺めると乱層雲が低く立ち込め今にも雨が降りだす気配を感じ短めの湖岸ポタリングとなった。
ハロ現象
2022/06/13
ハロ現象は頻繁に見られるので態々撮るほどの気象現象でもないと今まで写真に撮ることはなかった。最近テレビの天気予報ではハロが出ると映像が映し出されることが多くなった。それに刺激され、ならば僕も撮ってやろうと最近、空を見上げるもハロは見られず、諦めていた。今朝の散歩で三井寺の展望台から空を見ると薄雲が広がり、ハロが期待できるのではと帰宅後、直ぐに湖岸ポタリングに出かけた。ハロ現象を撮るには広い湖岸が良いとワイドレンズを付けたデジカメを持った筈がカメラを間違えていたことに気づいたのは浜大津港に到着してからだ。持参カメラで撮影するもイマイチな写真だ。ポケットからスマホを出して撮り、確認するとスマホの方が良い構図で撮れていた。最近のスマホは性能も良くなり普通に見るくらいならスマホで充分だ。でも大伸ばしや記録写真はデーターの大きいデジカメが有利だ。暫く湖岸でハロ現象を楽しんだ。そして観天望気ではハロ・・太陽が笠を被ると、お天気は下り坂と昔から言われている通り夕方には厚い雲で空全体が覆われて誰が見ても明日は雨と予報するだろうと雲に覆われた琵琶湖を写真に撮った。
ハロ現象、一枚目デジイチ二枚目スマホで撮りました。
青空は何故青い・・・
2022/06/12
青空を見上げて、何故青空は青いと真面目に空に問うてみた。返事が無いのでパソコンで・・・太陽光線の中で波長の短い青色光線が酸素や窒素の粒子に当たり散乱するから青く見える・・・散乱する現場を見ていなくても確かめようがないので信用するしかないと今日も青空を見上げて、もし赤色光線だけが散乱していたら赤空・・夕焼け空が一日中続けば気が狂うのではと青空を見てホッとした。青空の下、湖岸ポタリングを楽しんでいると心臓の脈が狂うのか少し間、空白を感じる時があり、僕は青空の中に雲が在る方が体調は良いのではとゆっくりと自転車のペダルを漕いだ。82年間修理もせずに動いているエンジン(心臓)にも限界が近づいていることは確かなことだと自覚した。梅雨入り間近の青空に魅せられながら青い空、青い琵琶湖の青色空間を自転車で進むと飛行機で空を飛んでいる様に感じるのは空が飛びたい飛行老人だからと空を見上げた。