中島省三の湖畔通信

海炭市叙景を再読

2022/05/04

僕は小説を再読することは殆どないが、佐藤泰志の「海炭市叙景」を再読して驚いている、一度目、読んだ時には小説の背景が立ち上がってこなかったが再読して物語の海炭市の町の情景や人物像が映像として脳裏に浮かんで、映画を見ている様で不思議な感覚に陥った。僕の中では佐藤泰志の書く小説が一番読みやすく、僕の描く心象風景と合っているようで、小説に出てくる様な人生を送っている人は多いと思うし、そして其のような人達が生きている社会なら安心して僕も生きていけるとおもった。

今日の湖岸叙景、5月の連休の中日?で湖岸は家族連れやバス釣りの人が多く見られるが、京都の観光地のような混雑もなく、そしてコロナの心配をするほど過密になることのない湖畔公園は心が癒せる空間だ。におの浜ではコスプレしたユーチューバーがポーズをとってくれた。長閑な平和な時が流れる湖畔からウクライナの凄惨な戦禍を想像すると心が痛む、どうか一刻も早く停戦、終戦へと向かうことを願うしかないと青い琵琶湖を眺めるだけの僕だ。

新聞寄稿記事

2022/05/03

今日の朝刊(朝日)の文化欄で亀山郁夫(ロシア文学者)の寄稿記事を読んだ。亀山さんの新訳で「カラマーゾフ兄弟」と「白痴」読んだこともあり、ロシア文学者がウクライナ問題をどのように捉えているのかと興味をもったからだ。そして1877年の露土戦争の舞台もウクライナである事を知った。記事の中では「カラマーゾフ兄弟」の中でも語られている人間の底に秘める暴力性、残虐さへの絶望は深く、国内にはびこる幼児虐待の例にも言及しつつ、主人公である若い修道僧を試錬にかけた、当時の時代背景らを語りながら今起きているウクライナでの戦闘は150年前に起きた戦争は、抑圧的な異民族との戦いではなく、同じスラブ民族同士の血で血を洗う兄弟殺しと化した。として独裁者の脳裏にこびりついた恐怖と復讐心のことにもふれていた。そして最後に、 死への想像力を研ぎ澄まし、勇気と誠意をもって「真実」と怒りの言葉を発しつづけることだけであると結んでいた。短い紹介文だけで記事の内容を伝えることは出来ないので是非新聞記事を一読されることと、一刻も早くウクライナに平和が訪れる事を願いながら新聞を畳んだ。

足が疲れる原因?

2022/05/02

昨日は、14,554歩、今日は12、332歩と連日一万歩超えで左足に痛みを感じた。6年前に怪我をして左足はサイボーグ?大腿骨は人工骨頭になった。過激な運動はできなくなったが毎日散歩や湖岸ポタリングで筋肉維持の運動は出来ているから普段は問題なしだ。5月1日から三井寺の観音堂書院で始まった、奥田さんと僕の二人展「めぐる水」の会場への行き来で歩く歩数が増して此処二日間で26,886歩と多く、その所為で左足が痛むのは展示会疲れかと後28日間開催される二人展への行き来を減らそうとおもった。明日からは、朝の散歩で書院に寄り、湖岸ポタリングを済ませ、午後は休憩、そして夕方近く三井寺へ向かうことにすれば歩数減らせると考えた。一番良いのは三井寺の書院の展示会場に居れば動かなくて済むのだが、じっとしていられない82歳の爺は未だ落ち着きがないということだ。

三井寺採灯大護摩供

2022/05/01

三井寺採灯大護摩供は数年前までは7月に行われていたが地球温暖化が進み真夏の猛暑の中で大きな火を扱う護摩供では熱中症の危険もあり近年は5月1日に護摩焚きが行われるようになった。護摩供が始まる頃には雨も止み行事は粛々と進んだ。今日は僕の友人が山伏体験がしたいと言ったので三井寺さんに紹介?そして今日が初体験だ。友人と言っても年齢は20歳近く離れている熱気球やハンググライダーの仲間だ。山伏装束に身を包んだ友人N君は緊張した面持ちで護摩供に参加していた。結界の中で他の山伏達と並んで座っている姿は如何にも初心者で戸惑っている様子を見てスカイスポーツの時には見られないN君をデジカメで撮った。後日話のネタにしてN君と飲みたいと思った。今日は行事を記録する撮影班がいるので邪魔にならない場所で撮影を済ませた。その後、観音堂書院の展示会場へ向かった。雨の初日にも関わらず100人ほどが鑑賞したと三井寺のSさんが伝えてくれた。奥田さんは僕が抜け出した間、会場に居てくれたお陰で友人からの言伝を聞く事ができたと感謝した。時刻は4時に、会場に人も居ないので今日は此れまでと僕はパソコンをオフにして映像コーナーを閉じた。明日から会場担当者が入るので余り顔出ししなくてもよいから湖岸ポタリングを済ませてから会場入りしようと思った。帰宅後、急いで湖岸へ自転車を走らせ、夕景を撮った。これで本日の行動パターンは終了だ。

青い琵琶湖の日

2022/04/30

今日は雲一つない青空が広がり湖岸に立っていると琵琶湖も青、空も青で自分の体も青く染まった感じだ。風は少し涼しく自転車にはウインドブレーカーが必要だ。今日は買い物を兼ねての湖岸ポタリングで自転車はカゴ付きで向かい風の抵抗も多いが心地よい五月の風だ。帰路、浜大津港に出来たサイクルステーションに寄った。28日に開店したばかりで来客も無かったのでスタッフに声をかけ最近の自転車事情を訪ねた。感じの良い応対に好感をもった。暫く話していると店長を紹介されると、以前出会った友人の親戚の人だった。ロードレーサーをしていた人なので覚えていた。暫く会話をしていると急に店前が賑やかになった。次々とロードバイクに乗った人が訪れて、お店は開店し始めから忙しそうだ。ビワイチ(自転車で琵琶湖一周)をする人のキーステーションには条件が揃っている浜大津港にサイクルステーションが出来た事は良かったと之からの発展を願ってステーションを後のした。午後は三井寺へ明日から始まる、友人の奥田さんとの二人展めぐる水展の案内看板設置を見に出かけた。境内の数カ所にシンプルな看板が完成していた。三井寺の関係スタッフの皆様に感謝しながら境内を散歩した。

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