中島省三の湖畔通信

長い題名の本

2022/07/08

「清少納言がみていた宇宙と、わたしたちのみている宇宙は同じなのか?ー新しい博物学への招待」と題した本が七夕の日に届いた。近くの中井書店に注文しておいた本が三ヶ月も経ってやっと手に入った。本を開くと星の話から始まる物語なので夕食後、読む前に表に出て星空を眺めるも星座のこともすっかり忘れたと、空を見上げると赤い星が目に入った。夜空も随分と明るくなったと少年時代、近くの鹿関橋の上から天文台に務めるHさんが天体望遠鏡で土星を見せてくれたことをおもいだした。僕が最初に見た星は土星で輪っかがハッキリ見えた事は今も記憶にある、そして戦後間もない頃では街の灯も暗く星空が美しく見えた時代の話だ。家に入り、パソコンで赤星を調べると恒星アンタレスの和名、共産主義、社会主義のシンボルとあった。そして長い題名の本を開くと、星はすばる、から始まった。清少納言の「枕草子」の中に有名な一節「星はすばる」と・・でも僕は高校生の国語で習った記憶も忘却の彼方へと去っているから・・少し此の本は馴染みにくいと先入観が・・でも好きな宇宙の話しだと気を取り直して読み始めた。七夕の話は夜這い星、彦星、織姫ら伝説と星の話を楽しく読め七夕の日に相応しい読書となった。でも数ページ読んだだけだ。

茎が折れ、水面に浮かんでいた花は綺麗に咲いていた。二枚目写真

花は嘆かず

2022/07/07

今朝の散歩は蓮池の花が咲いている事を期待して重いズームレンズを付けて三井寺の蓮池へと向かった。蓮池に着き水面を見ると花が大きくて重いのか、それとも茎が弱いのか花は茎ごと折れ浮かんでいた。折角、望遠ズームを装着したのにと辺りの蓮の葉を見ると、一輪咲いている花に気付いた。其の花の近くへ行き撮った。そして葉に留まるシオカラトンボも撮れたので少し満足した。もう一度、浮かんでいる花を見ると咲いている花よりも美しく感じた。完全に開花していないが、ふっくらとした開花寸前の花が水面で一際美しさを放っていた。花は嘆かず・・・何かで読んだ、本の言葉が浮かんだ・・・水面に浮いている花を眺めて、本当に美しいとおもった。

プーチンは皇帝か・・・

2022/07/06

7月5日の朝日新聞の寄稿記事では、ロシアの作家ミハイル・シーシキン氏が「プーチンは皇帝か」と題して自分の現在の苦悩を語っている寄稿文を読んだ。深く心に響く言葉で表現されたロシア人の苦悩はロシア人でないと心の深い所までは理解できない部分もあるのではとおもった。僕はロシアの映像作家タルコフスキーが今も大好きだ。タルコフスキーの映画の全作品を見た。詩情豊かな映像が伝える映画はどれも素晴らしく今も僕の心の奥深くに残っている、テーマは人と自然そして愛とノスタルジーの壮大なテーマがタルコフスキーの映画だ。遺作となった「サクリファイス」は核戦争に寄る人類の危機を表現した映画だった事を思い出した。ロシアは小説、音楽、映画と素晴らしい芸術作品を生み出してきた国が今、ウクライナ問題では戦争犯罪国家として有名になってしまったのは残念だ。今日もウクライナでは戦禍が続いている、国際社会は何も出来ないまま時間だけが過ぎてゆく、寄稿文の中にでも文学の大切さが書いてあった。早く戦争が終結して、ウクライナ、ロシアの両方の国から文学を通じて今回の戦争の悲惨さや愚かさが語られる様になる時が早く来ることを願うしかないと新聞を閉じた。

今日の散歩写真

2022/07/05

毎日の散歩で向かう三井寺の境内は動物、小鳥、昆虫、花と写真の被写体は無限にあるようにおもうが、いざ撮影となると動物が一番難しい何時何処で遭遇するか分からないからだ、先日、展望台ではアライグマを見かけるもデジカメを構える間に逃げ去ってしまった。狸も逃げゆく姿を目で追うのが関の山だ。冬場、大きな角を持った鹿に出会うも撮り逃した。鳥もアオサギやシラサギは何とか撮れるが小鳥は動きも早く鳥撮り専門のカメラマンでないと撮れないが、今日は金堂前の蓮池の石橋を渡ろうと足元を見るとスズメが、急いでカメラを構えるも逃げないので近づくと幼鳥で飛べずにチョコチョコした動きで逃げることもないのでカメラを近づけて撮った。近くで親鳥の声も聞こえるが姿は見えない、写真を撮るのを止めて小雀から離れた。近くで見るとスズメも可愛い鳥だとおもった。最近ではスズメの数が減っているのは虫が減ったからだと言われている、そう言えばハエや蚊も見かけなくなった。人間には快適空間も自然の中で暮らす生き物たちには暮しにくいのではとおもった。今日はカミキリムシも撮れた、褐色は初めてなので写真に撮った。辺りを見ると屈んで地面にスマホを向ける人がいた、近づいて尋ねると小さな幼トカゲがと指を差してくれた先にはメタリックな輝きを放ちながら小石に隠れよとしている小さなトカゲを見て嬉しくなった。近年、トカゲの姿を見ることが少なくなったからだ。今年は大きく育った美しいトカゲの写真を撮りたいと思った。

植物の名前・・・

2022/07/04

今日の散歩では56年前の傘を差して三井寺へ向かった。途中から雨足が少し強くなった。十二本の骨が美しいカーブを描いて茶色?薄茶色のテトロン生地をピインと張った傘に当たる雨音は弾んでいて防水効果も充分だそして黒い蝙蝠傘ではないから明るく感じた。そして防水加工の技術に驚いた。ゴアテックスの雨具と言えども五年も経てば水を弾く力も弱まって生地に染み込んで撥水能力が落ちて来るからだ。緑の樹間でも違和感がないと改めて半世紀以上も経た傘に敬意を込めてデジカメで撮った。三井寺の蓮池では蕾が幾つか確認できた。今年は花が期待できそうだ。仁王門から大門坂へ向かうと電柱に小さな花が咲いているのに気づきデジカメで撮った。蔓が電柱に絡んでいる植物の名前はと・・早速スマホのグウグルレンズで検索すると、ヘクソカズラと分かった。可憐な花の名前には相応しくないのではと思いながらデジカメで撮った。帰宅後、パソコンで詳しく見るとヘクソカズラは葉っぱを擦ると異臭がでるので、其のような名前が付いたらしい、そして別名サオトメザクラとヤイトバナとあり此方の方が良いのではとおもった。いくら万物の長を自認しているホモ・サピエンスはモノに名前を付ける時くらい知性とセンスを活かしてほしいものだ。僕はサオトメザクラと呼ぼうと考えた。

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