中島省三の湖畔通信

高積雲が広がる空を見て

2022/05/30

梅雨前線の北上で、お天気は悪くなると思っていたら琵琶湖上空は青空に高積雲(羊雲等)が広がり空の美術館には大作が展示された。湖岸に佇んで空を見上げていると、飛びたくなるのは飛行少年?の血が騒ぐからだ。目を瞑ると50年前の記憶へと・・僕はパイパースーパーカブPA18のコックピットの中で、操縦桿を右手に握り、左手でスロットルレバーでエンジンの回転数を2300回転に調整、高度3000フィートの琵琶湖上空で急旋回に入ろうと目標を定め、ライトクリア、レフトクリアと視界の安全を確認して操縦桿を右に傾けると同時に右足でラダーペダルを軽く踏むと機体は45度に傾きPA18はライカミング135馬力のエンジン音を響かせ軽やかに旋回姿勢に入った。旋回計のボールは真ん中に、機体は滑ること無く正規の旋回姿勢だ。前方の景色は45度の傾斜のまま、旋回を続けている、旋回中は微妙なエルロン、エレベーター、ラダーを巧みに操作して最初に定めた目標が見え始めると旋回終了準備だ、呼吸を止めて操縦桿を左へ倒すと同時に左足でラダーを強く踏む、機体は目標を前方に捉えると360度の急旋回が終了すると同時に自分の操縦する飛行機の後流に入るとPA18は少し身震いを感じると高度一定で正規の急旋回が出来たことを証明してくれると、パイロットには言い知れない充実感が体全体を包んでくれた記憶が積雲の彼方に浮かんだ。もう飛ぶことはないと雄大な空の美術館を眺めていると50年の時間が光陰に感じられた。

追 急旋回中、体には心地良いGが体にかかるのも飛行機ならではだ。

第一藝文社をさがして?

2022/05/29

昨日、暑くなって来たので赤ワインよりも白ワインをと、近くの小川酒店へ出かけた。お店に入りワインに詳しいHさんを呼んでもらった。ワインを注文する前に、本の話が先になった。其の本は大津の桝屋町に在った出版社の話しだと、本を少し説明されて、差し出された本の題名を見ると、第一藝文社をさがして(早田リツ子著)が目に入った。僕は題名に、何何を探せと付く題名には弱く、映画、例えばヴィヴィアン・マイヤーを探して(アメリカ映画2013年)などは直ぐに見たことを思い出しながら手に取った。でも内容はローカルで面白くなさそうだが題名につられて借りてしまった。予想では大津で起きる物語などと少し軽く見ながら読み始めると、桝屋町の昔の様子が浮かんできた。物語は昭和10年頃に大津の桝屋町で出版社を立ち上げた中塚道祐の話に引き込まれ第一章を読み終えた。時節は軍靴の音が大きくなりかけたころの大津の1930年代の話しで、まだ其の頃は大津でも、芸術や文化が華やいでいた時代の中で、真野村の旧家に生まれた中塚道祐が華道や詩に興味を持ち青春時代を過ごす物語は僕の生まれる前の豊かな時代を知るには良い物語だと興味を持ちながら今日も続きを少し読んだ。今の寂れた大津の町では想像できないほど文化や芸術が盛んだった事を知った。特に華道は男の趣味で流派も多く芸術として高く評価されていたことも分かり少し驚いた。中塚道祐は詩人の北川冬彦や作庭家・華道家重森三玲などにも師事,交遊もあり、大津で立ち上げた出版社、第一藝文社が芸術関係の豪華本を世に出してゆく物語に僕は今まで大津は何をやっても駄目な処とおもっていたが大津も芸術や出版においても存在感があった時代もあり少し誇りも持たなければと思いながら本を閉じた。

今日は朝から青空だ、そして雲一つない青空が大津を青色に染めた。青空を眺めて大津にも文化芸術が栄えた誇りが空に映っているのではと青空を探した。

写真を撮るのが楽しい日

2022/05/28

今日は一年に数回しかない写真を撮るのが楽しい日だった。そして写真が現実をそのまま伝えていないことを考える日でもあった。写真は中国語の真を写したものから来たと言われている、フォトは光画と訳され、江戸や明治初期まではどのように言われていたのかパソコンで調べるも分からなかった。僕はフォトが一番良いのではと思いながら今日の写真をアップした。

空の美術館

2022/05/27

大津にも素晴らしい美術館が在るのではと何時も思っている、地上には存在しないが琵琶湖が在る、お陰で大津の湖岸は北方へ広がる大空間は京都の市内には存在しない、水平線?の遥か彼方まで見渡せる好条件は大津ならではだ。空の美術館は台風や前線が近づくと特に上空の気流と下方の琵琶湖から湧き出る水蒸気の影響で特有の雲が形成されると言われているから高空の巻雲から下層の積雲までと、雲の種類も多く天才と言われる雲が作り出す造形美はホモ・サピエンスの芸術を遥かに凌ぐスケールで表現される作品を鑑賞するのに湖岸は最高の場所だ。そして空の美術館は全て無料だ。今日も空の美術館を一人で楽しんだ。何時も空を見上げ雲の写真を撮っていると煩わしさは空の彼方へと去って行き、爽快感が残るだけだ。

電気ショッカーボート

2022/05/26

雨の降る前に湖岸ポタリングに出かけた。浜大津港内では、久しぶりに電気ショッカーボートが防波堤傍らで外来魚駆除を行っていた。最近、湖岸でブラックバスの大物を釣り上げる釣り人を見かけなくなった。ブルーギルも以前の様に湖岸に打ち捨てられる事もなく、外来魚は少なくなったのではと思いながら電気ショッカーボートを撮った。浜大津湖岸では近所の釣り名人が稚鮎釣りを楽しんでいた。モロコは復活したがボテと言われ僕の少年時代良く釣れたパラタナゴはまだ復活の兆しはないそうだ。打出浜湖畔公園では黄色の花、キンシバイが咲き始めた。僕は同じ黄色の花、オオバナミズキンバイが湖岸に咲いていた頃の風景を思い出した。今では特定外来植物として駆除対象で徹底的に駆除され姿を見なくなった。植物には罪がないから気の毒なことだとおもった。キショウブも咲いているのを見かけるが直ぐに除去されるのか姿を見なくなった。三井寺の境界を流れる小さな川の中ではキショウブが黄色の花を咲かせ存在感を表していた。

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