中島省三の湖畔通信

冬の秋最終章は小さな虹が・・

2024/12/09

長かった夏の印象が強く秋を感じる間もなく冬が来てしまったのではと三井寺を歩くと紅葉の落ち葉が彩る石段を上がった。展望台から比叡山を見ると虹が見えた。今年の秋は好天が続き虹を見ることが少なかった。11月は琵琶湖の虹のシーズンだったが今年は夏が何時までも居座り秋の存在が影を潜め天候の不順でころころ変わる男心の秋の姿を見ることが出来なかったのが残念だ。琵琶湖の上に虹の大橋が掛かる日は来るのだろうかと小さな虹を写真に撮った。

浜大津港のツバメ

2024/12/08

今日の寒さは本格的な冬が来たのではと一枚多めに着込みダウンを羽織って湖岸ポタリングに出かけた。浜大津港で蜃気楼研究会の富田さんが撮影している姿を見て自転車を止めた。富田さんがツバメの群れを最近よく見かけるのでと上空を飛ぶツバメの群れを指さされたので上空を見るとスピード感溢れる飛行でツバメの群れが見られた。僕はワイドレンズ付きのデジカメではと・・それでも群れなら撮れるかもとシャッターを押した。琵琶湖での越冬つばめの情報はまだ聞いていないが12月に入って50羽以上の群れで暮らすツバメは越冬ツバメではないのかと思った。急速に進む地球温暖化による影響は鳥の生態系にも現れて来たのではと考えながら自転車で膳所和田神社の銀杏の黄葉を見に向かった。今年の見頃は10日ほど遅く黄葉した。今日は風も強く落葉した銀杏の黄金色?の絨毯が見られるのではと期待して境内に入った。境内一面に黄色の葉で大きな絨毯が完成と思いきや大木を見上げるとまだ多く黄色の葉を残していた。でも小さいながらも銀杏の絨毯は出来上がっていた。黄金色に輝く絨毯を見に来た人たちが写真を撮ったりして楽しんでいた。

賑わう商店街

2024/12/07

賑わう商店街と言えば百円商店街のイベントで賑わう大津の商店街だ。でも賑わいは本日だけで明日からは元の寂れた商店街に戻る一時的な賑わいだ。東西に伸びる600メートルの商店街は30年ほど前までは賑わっていた。僕の好きな映画館は大黒座と公楽座が在った、カメラ屋は2軒そして、模型屋とおもちゃ屋もちろレストランや洋品店らは数軒あり魚屋、八百屋、靴屋もちろんスポーツ店、喫茶店らと全てが揃った商店街の年末商戦の賑わいは京都の繁華街と変わらなかったと僕の少年時代を思い出しながらイベントで賑わう商店街を写真に撮った。そして戻る事のない昔の賑わいと今の賑わいの違いは一目瞭然だ。誰もが大きな買い物をしないから荷物(買った商品)を持っていない人が多く見られた。出店の殆どが食べ物だ、これはイベントだからだ。でも洋服やカメラを買いたくても店舗がないからだ。最近、新しく出来た店もあるが食べ物関係が殆どだ。商店街から楽しい街へと変化するのも良いのではと商店街の新しい喫茶店に寄ることが多くなった。

紅葉最終章

2024/12/06

長かった夏の影響で秋を感じると言うより初冬の紅葉を楽しんだ気分だ。温暖化による気候変動で季節感が無くなってしまうのかと紅葉の最終章を写真に撮った。毎日の散歩で訪れる三井寺も晴天が続き多くの観光客が訪れて賑わった。秋と言えば時雨が多く琵琶湖では虹を多く見るチャンスがあるシーズンなのに時雨も少なく今年は琵琶湖の上に掛かる虹の大橋を見ることが無かった。失われて行く季節感に地球温暖化による気候変動によって引き起こされる災害が多くなるのではと思った。

非常戒厳令

2024/12/05

韓国で非常戒厳令のニュースには驚いた。今読んでいる小説「少年が来る」はノーベル文学賞を受賞された韓国の作家ハン・ガンさんの作品は1980年に起きた光州事件を取り上げた小説だ。悲しい事件を語る内容は誌の様に心に入ってくる戒厳令下で起きた事件で市民が多く軍隊に殺害された悲しい物語を半分ほど読んだ時に此のニュースを聞いた。でも死者が出なかった事にホッとした。市民も軍隊も政治家も冷静に行動できたからではと思った。我が国には戒厳令はないが自民党が非常事態宣言の導入を考えているらしいから政治の動きにも注視が必要で、国家に強大な権力を与えることは民主主義の崩壊に繋がるからだと思った。そして人間の愚かな世界から植物の世界へと目を移すと樹齢600年と言われる銀杏の大木が新しい家並みの上に頭を出して辺りを眺めていた。膳所の城下町の面影も消え嘆いているのだろうか・・いや地球温暖化のことを心配しているように僕には見えた。

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