中島省三の湖畔通信

飛行機野郎が書いた本

2021/12/05

僕が今、読んでいる本「風に賭ける」と「カナキンとプロペラ」は飛行機野郎が書いた本だ。風に賭けるはアラスカのブッシュパイロットと言うより山岳飛行士ドン・シェルドンの実話だ。作者もパイロットだから航空用語が多用されていて時々、操縦している錯覚を覚える時もあり楽しく読み進んでいる、飛行機がコンピュターなどに支配されない人間の技量で思うように飛べた時代の物語は僕が飛行機操縦に夢中になっていた頃も同じだったから親しみを感じながら物語に中に入って行けた。そして「カナキンとプロペラ」著者栗原生死は同じ飛行機野郎で僕が大津際川飛行場で飛んでいた頃、栗原氏は大利根飛行場で飛んでいた。そして嬉しくなるのは飛行機の共通点が多く、ドン・シェルドンの操縦するパイパースーパーカブPA18で羽布張りの飛行機だ。そして栗原生死が愛する飛行機はエアロンカ7ACでこれも羽布張りの二人乗りの小型機だ。僕もスーパーカブPA18 を操縦していた。時代はドン・シェルドンはアラスカで僕よりも早く時代が少し違うが、僕は栗原生死さんとは同じ時代だが、歳が僕よりも12歳上だ。自家用操縦士には僕が先に合格しているが飛行機野郎としては先輩だ。凄いのは文章で、上手さは卓越していて航空界の文芸賞もらっているのが「カナキンとプロペラ」だ。今日も「カナキンとプロペラ」を読むと誌の様な文章に飛行機の風を感じながら読んだ。残念なのは、栗原さんは天国に行ってしまった。飛行機野郎の間では月曜日の男と言われて関東方面では有名だった。仕事が床屋で月曜日が休日で此の日だけが大利根飛行場に行けるからだ。剥き出しフランスパンを三本、リュックに突き出したまま飛行場へ出かける姿を僕も見たことがある、僕も大利根飛行場に向かう時に偶然に見かけたからだ。そして「カナキンとプロペラ」には栗原生死の直筆で大利根の鬼から大津の鬼、中島省三・・・と記した本は今も大切にしている、そして最後のページには松岡正剛氏が後書きを載せている本は1979年に発行された。

初冬の叙景

2021/12/04

初冬の湖岸ポタリングは北西風も弱く風に悩まされずに済んだ。まだユリカモメの姿は見えない湖面を眺め、カムチャッカをテイクオフしたのではと北の空にユリカモメの姿を探した。水鳥も分散したのか大群の姿は今日は見られなかった。やはり気になるのは琵琶湖の水位だと湖面の高さが一目で分かる浜大津港の突堤を見ると異常渇水になるのではと心配になった。帰路、大津の商店街へ進むと百円商店街が久しぶりに開かれていたが僕が訪れた時は人は疎らで以前の賑わいは感じられなかった。やはりコロナが完全に終息しなければ日常は戻らないとおもった。午後、伊坂幸太郎の「フーガとユーガ」を読み終えて気づくと4時半を回っていた。窓を見ると雲に少しの赤みが残っていた。琵琶湖が招いていると急いで自転車に乗って湖岸へ向かった。少し遅かったが琵琶湖の神秘的な夕景を見ると心が鎮まった。唯 淡々と過ぎゆく時間が愛おしく感じる暇な日が良いと思った。

近江ARS?

2021/12/03

今日は忙しい日となった。午前中は坂本のKクリニックへ検診に出かけるのは、何時もなら京阪石坂線で向かうのだが今日は湖西線JRで向かった。車窓風景は高架を走るから琵琶湖の眺めは良好だ。帰路も湖西線に乗った、車窓から僕が撮りたい場所があり早くからカメラを構えて狙うのは大津際川飛行場のランドマークの毎日牛乳の大きな牛乳瓶を撮るためだ。その大きな牛乳瓶は飛行場が無くなった今も存在感を示していた。そして今日の午後、びわ湖ホール大ホールで近江ARS「染め替えて近江大事」と銘打って滋賀県の文化等をもっと世界に発信しようと情報編集者の松岡正剛氏と三井寺の福家長吏とが共同提案者として新しく出発する集いが今日、開かれた。其の行事に参加するために今日は湖岸ポタリングもお休みにした。大ホールは取材した事も在ったが長吏就任の祝賀の第二部で友人美術作家Oさん達と舞台に上がって少し話す事になったのは福家さんの友人でもある僕が堅苦しい挨拶が続くからほぐし役で選ばれた次第だ。舞台の上から客席を眺めながら超短時間でスピーチを難なく済ませた。そして始まる前に松岡正剛さんと少しお話できた。そして飛行機の話題に、利根川大利根飛行場で活躍していた飛行機エアロンカの話ら、そして今は亡き栗原生死さんの話まで進んだ。松岡さんも飛行機野郎だったのかと嬉しくなった。これも大きな牛乳瓶のお陰だと思った。

オミクロン株

2021/12/02

新型コロナウイルスは変異してオミクロン株になり、世界に広まりそうだ。最近は感染者も少なくなり少し日常が戻ったと思ったら、また六波がと聞くと少し憂鬱になった。でも気分だけは明るくと湖岸ポタリングに出かけた。先日に降った雨も琵琶湖の水位を上げることはなかった。膳所由美浜のサニービーチも人工の砂浜であることが一目瞭然となった。常水位の時は砂の部分まで水が来ているから自然の砂浜に見えるが、水位が下がり砂止めの石組みが露わになって人工砂浜だと分かるよになった。近江大橋の橋桁には常水位の水跡が見え橋が高く感じた。浜大津港では大型観光船や学習船うみのこ号も出払っていて最近は桟橋には船がなく見晴らしが良くなり西大津が見渡せる時が多くなったのはコロナが休息しているからだと広々とした港湾を見た。午後は和田神社へ銀杏の葉の積もり具合が気になり出かけると、昨夜の風で飛ばされて思ったより積もっていなかった。拝殿には来年の干支の虎が描かれた大絵馬が飾られていた。季節は冬へと進む中、どうかオミクロン株が活躍しないことを願いながら神社を後にした。

モーニング・グローリー

2021/12/01

モーニング・グローリーは巨大回転雲・巨大ロール雲の事でオーストラリアの北部で発生する事はグライダー乗りなら誰でも知っている憧れの雲だ。僕も飛行機乗りの端くれで、グライダーも少し経験したこともあり、生涯に一度、モーニング・グローリーの上空を飛翔したいとおもっていたが願いは叶わなかった。湖岸ポタリングで湖岸から空の雲を眺めるのが唯一の楽しみだ。大津際川にあった小さな飛行場からパイパースーパーカブPA18に乗って雲と遊んだ事も記憶の彼方へ・・・今日の湖岸ポタリングで膳所由美浜から琵琶湖北方を見ると琵琶湖を横断するように雲の帯が見えると昨日の夕刊(朝日)の一面に雲の記事が載っていた。大きな見出しで、ナゾ浮かぶ 滋賀だけの雲 が目に入り記事を読んだ事を思い出した。草津に在る高校生の自然研究部員が全長50キロもある雲を発見したとあった。湖と山が生むロータ−雲と説明していたことを思い出しながら遠方の雲を写真に撮った。パソコンで見るとロール雲は日本でも見られるとあり、関空上空に発生したロール雲の写真も載っていた。琵琶湖上空で発生したのはロータ雲でなく、ロール雲だとおもいながら琵琶湖と雲を眺めていると、巨大回転雲のモーニング・グローリーの映像が頭の中に映し出されると、現実に見ている雲も大きく感じた。

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