中島省三の湖畔通信

私的梅雨明け宣言

2021/07/15

今日の午後、湖岸へ向かうと琵琶湖周辺の上空には迫力ある積雲乱雲や積雲の姿が梅雨明けを知らせているのではと感じて、私的梅雨明け宣言を琵琶湖に向ってした。そして夏のパワーを感じると、今日、読み終えた、「夜明け前」の第一部下の終わり出てきた、幕末に流行った、ええじゃないか、ええじゃないかと歌いながら民衆が踊った、事を思い出した。民衆のパワーも捨てたものでないと思いながら幕末の混乱時代を興味深く読んだ。今のIT時代には感じられない民衆の力強さを少し羨ましくおもった。今の政治の無責任さに怒りもせずに、ただ黙ってスマホを弄っているだけでは新しい風は起きないと、雲をみていると、以前に読んだ「死して なお 踊れ」(栗原康)の一遍上人伝の中にも民衆の踊り念仏の迫力を感じた。我が国の民衆は遠い昔から権力者に対する怒りの表し方として、踊り狂える力を持ち合わせていた。今の時代は怒りもせず只、忍従するだけの現状を見ていると虚しくなるばかりでは無念だ。こんな時代に誰か、ええじゃないか踊り・・それとも過激な一遍上人さまの念仏おどりの様に迫力ある行動が起きても不思議ではないと思うこの頃だ。

「日本残酷物語」

2021/07/14

今日の夕刊(朝日)を広げると「日本残酷物語」文字が目に飛び込んできた。1959年平凡社から発刊されたシリーズ本で、19歳の時に買った本だ。新聞は時代の栞のページで「日本残酷物語」が発刊された経過を詳しく書いてあり興味深く読んだ。小さな書棚を見ると「日本残酷物語」は存在感を示しながら本の影から上部の日本残酷の文字が見えた。手の取って見ると栞が最後のページにあるから読んだ事があるとおもった。本を開くと刊行の言葉のはじめには、これは流砂のごとく日本の最底辺にうずもれた人々の物語である。から始まっていた。何故、19歳の僕が此の本を読んだ切っ掛けは思い出せないが、高校時代の世界史の先生奥村先生の影響が大きのではと考えた。時代も戦後を引きずった暗い影が残っていた時代だったのではと思いながら本の価格を見ると350円とあった。全七巻の本は全巻あるが全部読んだ記憶はないから、これを機会に読もうかなとおもった。記事は本の時代の背景を知らせてくれた、残酷と言う言葉がブームとなり、映画にも残酷の題名が付いた。「世界残酷物語」ヤコペッティー監督のイタリア映画はもちろん見た。でも大島渚監督の「青春残酷物語」は見ていないから残念だ・・でも本の残酷物語は風土や体制によって貧困や差別、病苦や疎外に苦しんで生き、忘れられてきた「小さき者たちの歴史」を物語として記録した民衆史だ。と記事に在った。そして此の本は無著名で、民俗学や歴史学の研究者、ジャーナリスト、作家ら延べ1500人を超える筆者の誰がどの部分を執筆したかわからないことも知った。そして宮本常一氏が一人で監修したことも分かった。同じ紙面でノンフィクション作家久田恵氏も新たな価値観 過去知ってこそ、の短文を載せていた。日本文学全集、世界文学全集は読まずに三十年前に処分してしまったのに「日本残酷物語」だけが残してあることは・・・再読しようかなとおもった。

写真二枚目三枚目はフイルム写真

何でもない写真

2021/07/13

何でもない写真、は随分以前には町中を撮影して個展までやった事があるが、また最近、何でもない写真が撮りたくなった。そしてフイルムカメラで撮り始めた。意識して何でもない事に拘ると被写体さえ見つけ辛くご近所をうろうろしても簡単には撮れなかった。今日は最近にフイルムカメラで撮った何でもない写真を載せることにした。

湖岸ポタリングも家から湖岸が近いこともあり一日に二度は必ず出かけるのが日課だ。今日も夕食後、上空の雲を見て湖岸へ向った。琵琶湖を眺めると雲が梅雨明けが近いと言っているように感じた。

大河ドラマと小説「夜明け前」

2021/07/12

今、放映中の大河ドラマで扱われている時代が、今、僕が読んでいる「夜明け前」と同じ設定だ。テレビは権力者側から幕末の動乱を描いているが庶民が権力側の要求に翻弄されながら江戸から明治へと変わる、地方木曽の宿場の人達の暮しが描かれている、「夜明け前」では権力(徳川幕府)からの過酷な要求を受けながらも地方で生活する弱い立場の人の事を考えながら宿場庄屋として共同体を守って行く半蔵の苦悩を描いた小説はテレビドラマを遥かに超える物語だ。権力者の構造は今も昔も変わらないとおもいながら近頃の政治の動きを見ていると悪代官様も登場して、本当に我が国は近代国家と言えるんだろうかと考えるばかりだ。非常事態宣言下で行われるオリンピックは前代未聞ではと、小説に出てくる金兵衛さんの口癖前代未聞を思い出してきた。


今日も黄昏時の湖岸へ向った、琵琶湖の美しい風景を見て心を鎮めるしかないと・・・・・

雲を楽しむ

2021/07/11

素晴らしい雲の風景が楽しめる湖岸へは家から自転車で5分と少しで行ける場所に暮らしている事に感謝しながら夕食後、湖岸へ向った。今日は湖岸へ来たのは三度目だ。時間によって現れる雲の姿は同じものはない、そして琵琶湖の風景も雲が無ければ単純な風景に・・・其れは其れで良いのだが、やはり空に雲が在るだけで楽しい気分になれ、地球上で暮しているのだと実感する時、そしてコロナ禍の社会の暗さを忘れる時でもあるのだと今日も雲のある風景をデジカメで撮った。

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