中島省三の湖畔通信

カラマーゾフの兄弟を・・・

2022/01/15

「カラマーゾフの兄弟」をやっと今日、読み終えたと言っても理解できたかは別問題だ。楽しく最後まで読めたのは偏に亀山郁夫氏の訳が良かった、お陰だとおもった。四部の最初の少年たちでは兄弟から話が外れているのではと思ったがコーリヤ・クラソートキンとイリューシャの二人の少年とカラマーゾフの三男アリョーシャの話はすごく興味を持って読めた。少年時代の子供たちの心の有り様まで感じられ僕の少年時代と比べたりもしながらページを捲った。ロシアの19世紀の裁判が意外と現在の裁判と似ているとおもった、長男ミーチャを、事件当時から父親殺しと決めつけて裁判で論告する検事イッポリートの姿は我が国の検察制度と同じではと考えてしまった。弁護士フェチュコーヴィチの素晴らしい弁護は裁判のシーンでは流石一流だと・・こんな素晴らしい弁護士は日本にいるのだろかと・・そして優秀な弁護士はきっと存在しているとおもいながら四部を読み終えた。カラマーゾフの兄弟の中では際立って長男ミーチャに魅力を感じるのは・・破天荒な生き方か・・恋愛上手?・・野性的魅力・・と小説や映画のヒーロは常識人より少し小悪党、小悪魔、堕天使的な方が人々を魅了するからではと本を閉じた。本の中ではドストエフスキーの名言が多く、物語の中で、多くの人物によって語られ、思わず自分の人生を反省したりとコロナ禍の時代、にカラマーゾフの兄弟を読めたのは良かったのではおもった。

追 カラマーゾフの兄弟5のエピローグでは、アリョーシャとコーリャ達の少年たちと、友情を語り合うシーンで物語は終わることに・・少し戸惑いも感じた・・・そして続きの、ドストエフスキーの生涯を少し読み、少年時代、新訳聖書と旧約聖書を愛読したとあり・・僕は一度も聖書を読んだこともないし、仏教徒と言っても南無阿弥陀仏ぐらいでは宗教心は無いに等しいとおもっているから、外国の小説はキリスト教が深く関わっていると言われているから、ドストエフスキーの深い考えと、小説の深部まではとても考える事は出来無いが、生きる事の難しさや悲しさ、儚さぐらいは感じ取れたのではないかと別巻エピローグを読み終え、続いてドストエフスキーの生涯(亀山郁夫)を読もうとおもった。

雪を楽しむ

2022/01/14

天気予報が予想していた通り、大津にも雪が少し積もった。三井寺の山中で骨折、そして左股関節はサイボーグ(人工骨頭)になってからスキーはドクターから止められている事もあり出来なくなった、今も雪を見ると山スキーの楽しさを思い出し、ゲレンデスキーなら大丈夫ではと未だ雪の上を滑る感触を味わいたいから、雪の日は気分が特にハイになり心が躍るからだ。朝食を済ませて、何時もの散歩、三井寺へ向かった。道は思ったほど積もっておらず、鹿関橋から疎水を見ると木々の枝の雪は溶け落ちていた、もう少し早く起きれば素晴らしい景色が撮れたのにと少し悔やんだ。観音堂への石段も綺麗に除雪されていた。展望台へは新雪を踏みながら進んだ。展望台広場は足跡もない雪原?が僕を待っていてくれた、長靴で新雪を踏むと、雪のきしむ音を久しぶりに聞いて嬉しくなった。展望台から眼下に広がる市街と琵琶湖の眺めを楽しんだ。帰路、境内を歩いていると五年前の此の時期にクロスカントリースキーで三井寺の展望台上部の山中でクロカンスキー板が岩に乗り上げて転倒、運悪く股関節を強打して骨折して二時間以上かけて観音堂まで辿り着いた事を思い出し、左股関節を手で確認すると骨ではない硬さを感じた。もう雪が多く積もろうが三井寺でクロカンスキーをやることはないと思いながら雪がちらつく空を見上げた。

湖岸ポタリングでも琵琶湖雪景色を楽しめた。

新型コロナ

2022/01/13

新型コロナ感染もオミクロン株が勢いを増して、我が県でも感染者が急増しているとニュースが伝えていた。第六波が予想より早いのはオミクロン株の感染力の強さと、油断していたことも重なったのではと、テレビを見た。三回目のワクチン接種も早くから言われていたのに準備も出来ずに、後手に回ってしまった。僕は三回目のワクチン接種はファイザー以外なら受けないつもりだ。オミクロン株による感染拡大で人口の何%が感染するのか、そして集団免疫が出来て新型コロナは終息を迎えるのか、早く専門家の詳しい情報を聞きたいと思った。今朝の散歩では三井寺の境内を歩く人も見かけずコロナの緊急事態宣言当時よりも静だった。湖岸も行き交う人も少なく、それぞれの人が自覚しながら行動しているから爆発的な大流行にはならないのではと辺りを見渡し少し安心した。


浜大津港ではユリカモメの群れが見られた。突堤が斜光を受けて輝くのは此の時期が一番美しいと、デジカメのシャッターを切った。

湖上の雪雲

2022/01/12

湖岸を自転車で走り始めて何年ぐらいになるのかと記憶を辿った。琵琶湖総合開発で湖岸が整備され浜大津港から石山まで遊歩道?が出来たのは1993年?頃だ。その時代には、湖岸を自転車で走っていたのではと思った。自転車は彦根の従兄が自転車ツーリングが趣味で影響を受けて高校生の頃から琵琶湖周辺を時々走っていた。毎日、湖岸をポタリングする様になって20年は過ぎた事も確かだ。浜大津港から膳所公園までの湖岸から見る琵琶湖は遮るものもなく雄大な琵琶湖の縦の風景を楽しめるのは南湖の南側大津湖岸が一番だと僕は思っている、定点撮影の様に浜大津の湖岸から琵琶湖をデジカメで毎日、撮影するのが僕のライフワークだ。今日は巨大な雪雲に覆われ北湖は雲の中だ。琵琶湖大橋も雪雲に隠れると水平線の様に見え、琵琶湖は海だと感じる時が僕は好きだ。雨や曇で視程が悪く琵琶湖大橋が見えない時は美術家杉本博司の写真作品の海を思い出すが杉本氏は何時間も露出をかけた芸術写真で本物の海を撮った作品だ。今日の雪雲は迫力もあり琵琶湖の水位上昇と深呼吸にも役立つのではと思いながらデジカメのシャッターを押した。

雨は上がった・・・

2022/01/11

三井寺への散歩は嵐や雷雨の時以外は出かける、今日も小雨の中を歩いた。蓮池を見ると緋鯉が留まっている姿をデジカメで撮った。池の鯉は冬場はじっとして動かないのは半分冬眠しているのかと水面を見た。雨足が強くなり湖岸ポタリングも中止して、読みかけの小説「カラマーゾフの兄弟」4を今日から読み始めた。第三部は先週に読み終え、こんなに楽しく読めるのは訳者亀山郁夫氏が凄いからではとおもった。第三部は長男ミーチャ(ドミートリー)の破滅的な生き方に少し魅力を感じながら、ミーチャを巡る二人の女性カテリーナとグルーシェニカとの恋の鞘当の場面も興味深く読み進められたのは新訳の所為だと思った。映画化は数十年前にされているが・・ビスコンテンティーがもしカラマーゾフの兄弟を映画に撮っていたら素晴らしい名画になったのではとミーチャ役やグルーシェニカ役は誰が演じるのかとビスコンティーの映画「山猫」の俳優を懐かしく思い出して映画を想像した。カラマーゾフの三人兄弟の生き方を赤裸々に描いた長編小説も今日から、読む物語は如何に最終を迎えるのが楽しみだ。夕方、雨は上がった、急いで湖岸へ向かうと美しい琵琶湖の夕景が迎えてくれた。

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