中島省三の湖畔通信

度量の狭い大国

2021/04/27

米アカデミー賞で中国出身のクロエ・ジャオ監督が「ノマド・ランド」で監督賞を受賞した事をニュースで知った。僕も最近「ノマド・ランド」を見て久しぶりに感動した映画で映像も素晴らしくアメリカの大自然を背景に現代のアメリカ社会の影?を描いた秀作だ。其の素晴らしい映画を演出したクロエ・ジャオ監督の今回の快挙が、中国では報じられていない事を今日の夕刊(朝日)で知った。そして何と度量の狭い大国(中国)だと思った。大国とは名ばかりで小心国家ではないかと思った。記事を読むと映画『ノマド・ランド』も上映されていないと伝えていた。映画は中国を批判もしていないのに何でと不思議に感じた。本来なら中国出身と誇りに思うのが普通ではないのか、そして女性監督が世界的に評価されたのだから喜ぶのが素直な気持ちではないのかと考えた。そしてテレビに映る大国の主席の姿は今後、萎んでしまい力強い発言も空虚に聞こえるようになるのではと思いながら記事を読み終えた。権力者の愚かさを日常的に見ている我が国でも、大国の様な愚かしい行為はしないと断言できない状況に近づきつつあるのではと思った。

五月の風

2021/04/26

爽やかな五月の風が・・まだ4月なのにと、季節の移ろいの速さに体が付いて行けないと嘆いてばかりはいられないと湖岸ポタリングへ出かけた。打出浜から琵琶湖大橋を見ると下方蜃気楼が出ていた。五月は琵琶湖の蜃気楼のシーズンで上方蜃気楼も見られる事から休日にはマニアが望遠レンズを付けたデジカメで撮る姿が見られるが今日は平日で姿は無かった。昼食後テレビを見ているとSDGs(持続可能な開発目標)を取り上げた番組では、実しやかに持続可能な暮らしの在り方らを語っているのを聞いていると温暖化に対する認識の甘さを感じた。SDGsは17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されている事らを知ると、2012年6月、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで国連の「持続可能な国際会議」が開催された時、会議の最後にスピーチした、ウルグアイの大統領ホセ・ムヒカさんの有名な演説を思い出した。ムヒカ元大統領は世界一貧しい大統領としても有名だ。「ホセ・ムヒカの言葉」と題した本には名言が多く載っている、僕の好きな言葉の一つ、「貧乏とは、欲が多すぎて満足できない人のことです。」が心の底に残ったままだ。多くのお題目を唱えるよりも、自分の身近な暮らしから見直せば良いのではと思いながらテレビから離れた。

山野草展

2021/04/25

今日、日赤近くの本長寺で開催されている山野草展を見に行った。お寺に入るとコロナ感染対策で体温、消毒、そして出入りの時間まで記載と何時もの様子と違った。そして山野草も温暖化の所為で花のシーズンが終わってしまったのか花が少なく感じた。今年は本堂の縁では山野草が売られていた。ウラシマソウに三千円の値段が付いている、ものも在り少し驚いた。そして先日、林の中で見たウラシマソウの凛とした姿を思い出した。目立たない場所だから持ち去られはしないかと、少し心配になった。自然の中で生きるウラシマソウの美しさを思い浮かべながら帰宅した。午後は三井寺の茶房ながら亭で「クララとお日さま」を読み終えた。ホモ・サピエンスとロボットの物語の結末は少し切なく感じた。AI頭脳のAFクララとジョージの生活は近未来に起こり得る話ではと興味をもって読み終えた。学習をして人間と同じ様な心や感情を持つようになるのかと想像はできるが、最終章を読み終えると、AFクララも最後はモノとして終わる機械としての運命が待っているが、人間の最後は機械でない生身の命の果てる重さの違いを想像して、少し割り切れない気分が残るのはホモ・サピエンスだからと思った。生前に親しく接したAFロボットとの別れはスィッチオフで簡単に、さよなら出来るのだろうかと未来の暮らしの難しさも少し感じた。ホモ・サピエンスは命、ロボットは耐用年数と割り切った社会は豊かで幸せな暮らしが待っているのだろうかとSF世界を想像した。

ギンリュウソウ

2021/04/24

毎年五月の連休が過ぎた頃に咲くギンリュウソウがもう咲いているので驚いた。地球温暖化の影響は思ったよりも早く自然界に影響を与えているのではと心配になってきた。何時も咲いている場所はイノシシに荒らされていて花は無かった。辺りを探すとやっと見つかりデジカメで撮った。パソコンでウィキペディアを見ると詳しく載っていので興味のある人は是非・・ユウレイタケとも呼ばれシャクジョウソウ科の花だ。白くて造形物のような小さな花は少し湿気のある場所で存在感を示しているから暗い森の中でも直ぐに見つかった。朝に撮った写真をパソコンで確認すると少しピントが甘く感じたので午後にもう一度、三井寺に向かうと広報僧べんべんさんに出会い、状況を聞くと今年は4月上旬に咲いていたよと言われた。そして場所を教えてもらって向かうと花は跡形もなかった。流石、別名ユウレイソウだけのことはあると感心しながら、僕の見つけた場所へ向った。花は消えずに咲いていてくれた。今年は桜のシーズンも早く過ぎ、自然界の時間の歪が心配だ。大型台風の発生も多くなるのではと思いながらギンリュウソウを見た。

アオサギの飛翔

2021/04/23

僕は空を飛ぶのが趣味だったので特に鳥の飛翔する姿には憧れた。小鳥も良いが大型の鳥の飛翔は優雅で見ていても気持ちが良いものだ。身近な処で見られるアオサギは旅客機を想像させてくれ、人間の作った飛行機ならB787ボーイングの中型機ではと思いながら湖岸でアオサギの飛翔を撮った。福島の友人Hさんから頂いた望遠レンズのお陰で迫力ある写真が撮れた。何時もデジカメは広角レンズを付けているので琵琶湖を撮るのには良いが鳥には不向きだ。三井寺の蓮池のアオサギ君は見かけなくなり、代わりのアオサギは池の鯉を狙いすぎるから好きにはなれず写真に撮ることも無くなった。最近、におの浜で見かけるアオサギは中々のイケメンで三井寺のアオサギ君と似ているから好きになった。琵琶湖で自分の力で狩りをしている数すくないアオサギではと思った。望遠レンズと言っても5メートル位は近づかないと迫力ある写真は撮れないから、ファインダーを覗きながら距離を詰めるが、足下が悪く気を取られるとシャッターチャンスを逃すことも多く在った。今日は風も強くアオサギは飛び立っても湖岸沿いに飛行すると考えてアオサギに近づくと直ぐに飛び立ったが上手く動きに付いて行けファインダー内に捉える事が出来た。モニターで確認すると納得できる写真が撮れていた。美しい姿で飛翔するアオサギを見て羨ましくなった。そして方丈記の中で鳥の自由さを称えた部分を思い出した。

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