中島省三の湖畔通信

雨の日も楽し

2021/04/04

雨を待っていた、と言うのは僕の好きなアメリカの写真家ソール・ライターの写真を真似て撮りたかったからだ。ソール・ライターの写真の中でガラスに付いた水滴越しに人物や風景が映った写真を見た人も多いのでは、そしてカラーフイルムで街角をスナップした写真はとてもオシャレな写真ばかりだ。ソール・ライターをドキュメントした映画も楽しく見られた。残念ながら京都で、ソール・ライター写真展を見ることが出来なかったのはコロナの所為だと少し悔やんだ。午後、待っていた雨が降り出した。デジカメを持って三井寺へ出かけた。三井寺には雨の水滴がかかる場所は茶房ながら亭だけだ。でも茶房のガラス窓には水滴はなかった。僕は以前から透明のビニール傘を利用して写真を撮った事もあり、茶房を出て村雲橋の傍らの枝垂れ桜をビニール傘の水滴を入れ傘越しに数枚撮るとバッテーリーの警告ランプが付いた。もう一枚くらいとシャッターを押すと警告音がなり、そこでタイムアウトとなった。雨と桜を撮るチャンスは無いと、家にカメラを取り替えに向った。そして再度挑戦した。そしてパソコンに写真をアップした。写真を見るとソール・ライターの真似をしただけ、それなりに撮れていると、ソール・ライターの写真集の中の写真を見ると、さすが本家の写真には空気感と赤色が美しく映えていた。でも雨の中、ソール・ライターごっこをしただけ、楽しい時間が持てたとソール・ライターに感謝した。

行く春を近江の人と惜しみける

2021/04/03

行く春を近江の人と惜しみける、は芭蕉が1690年3月に琵琶湖を訪れた時に読んだ有名な句だ。今日では大勢の人が行く春を惜しんでいると言うより楽しんでいるように見えた。パソコンで此の句をグウぐると詳しく説明されていた。春の朧気な琵琶湖の風景の中に桜が浮かんで見える波静かな湖上を友人たちと舟遊びを楽しく過ごした時に詠まれた句ではと解説文を読んで納得した。現代の観光シーズンの様な、多くの人が押し寄せるオーバーツーリズムなど無かった時代は想像力豊かな人達が優雅な気分で行く春を楽しんだのでは人出で賑わう鹿関橋の状況を眺めた。ゆっくりと花を愛でるよりもスマホでインスタ映えする写真を撮るのが流行りだ。朧気な風景よりスッキリとした美しい色合いで誰でもが美しいと単純に理解できる写真でないと誰も見向きもしない時代になった。そして良く見ないと見えないモノは見過ごされて世間から忘れされてしまう社会では大切なモノを失うばかりでは未来が心配になるばかりだ。明日は雨、足早に春は駆け足で通り過ぎて行く、地球温暖化の影響で惜しんでいる間も与えてくれない季節の移ろいにホモ・サピエンスは耐えられるのだろうか・・・・

トーマス・マン?

2021/04/02

有名な小説家トーマス・マンの名前を知ったのは、小説「さよなら、ギャングたち」(橋源一郎著)を読んだ時に、トーマス・マンの名前が小説の中に出てくるが、架空の人物として語られているので実在しないと思っていた。そして、近くの中井書店で本を探していると、文庫本の表紙が眼にに留まった、トニオ・クレーゲル。ヴェニスに死す、の文字の下にトーマス・マンの文字を確認した。なんだ、トーマス・マンは実在した小説家だと分かり、如何に自分がモノ知らずである事を自覚した。そして数日後、中井書店でトーマス・マンの文庫本を買った。少し難解そうに感じたので読みやすい小説を先に読んだので、暫く積んだままになっていた。今日、坂本の医院に向かう電車の中で読み始めた。トニオ・クレーゲルの少年時代から始まる物語は読み始めると、言葉の表現が時代掛かっているように感じ、少しとまどった、でも少年時代(思春期)の心の感情が描かれていて自分の思春期をおもい浮かべながら読んだ。電車の中で読んだのは小説の触り部分でおわった。トーマス・マンはノーベル賞作家で、魔の山が受賞作と知り、今読んでいるトニオ・クレーゲルとベニスに死す、を読み終えたら是非、読みたいと思った。

坂本の薬樹院の太閤ザクラは満開の時期は過ぎていた。

町中の桜の名所?

2021/04/01

今日は町中でお花見を楽しんだ。大津祭で有名な天孫神社の境内は桜の木が多く植えられていてコンパクトな境内は此の時期、桜花に覆われて花の神社の様だ。以前からライトアップは評判だったが境内に入って写真を撮ることはなかったが、今日の昼間と夜に訪れ始めて桜のシーズンに境内に入りお花見をさせてもらった。天孫神社は子供の頃は四宮神社と呼ばれていて、お祭りも四宮祭りと言っていた記憶がある、今は大津祭と言われて久しい、祭りは14基の曳山が大津の祭り町を巡行する、そして各曳山には、からくり人形と豪華絢爛な曳山が人気で多くの人が詰めかけ此の日は大津の町が賑わいを取り戻し、過つて栄えた大津の町が存在感を表すのは、毎年10月の第二日曜だ。其の天孫神社の桜も知る人ぞ知る桜の名所だ。写真を撮りながら、最近読んだ小説ツバキ文具店とキラキラ共和国、はどちらも小川糸さんの小説で、鎌倉が舞台の物語では町の佇まいが伝わってきて鎌倉に住んでみたくなるほど魅力を感じるのは何故と・・美しい桜の花を愛でた後、美味しい食事やお茶が出来る場所が神社の側には見当たらないのが残念だ。今日もライトアップを撮った後に気に入ったカフェがあれば美しいモノを見た余韻が楽しめるのにと思いながら寂れたアーケイド商店街を自転車で通り抜けた。

疎水の桜

2021/03/31

今日は黄砂の影響は少しあるものの青空が戻ってきた。ソメイヨシノの花は散らず満開のままだ。我が家の近くの疎水鹿関橋には朝から多くの人が写真を撮っていた。此の名所は春の桜シーズンだけ多くの人が訪れるが新緑の美しい時には誰も訪れないから不思議だ。如何に桜好きの民族ではとおもった。僕が好きな光景はは花が散り終わり新緑と花のジクとのグラデーションがなんとも言えない美しさが魅力だ。今日は素直にお花見写真の日とした。

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