日没・・・・デストピア小説
2020/12/06
僕はデストピア小説が好きだ。今日読み終えた、「日没」(桐野夏生著)は9月に発売された人気小説で近くの中井書店で取り寄せてもらって三日目で読んでしまった。内容は国家権力が表現の自由までも管理、そして反逆する作家を召喚して療養施設とは名ばかりの収容所に監禁状態で転向を強要される物語は明るさが無いトンネルに入った暗く陰鬱な物語を読み始めると止めることができない程だ,緊迫した状況が主人公マッツ夢井に次から次へと襲いかかる難題は残酷で陰湿な虐めの様に思える、暗い話は今を生きる者には丁度良いと思いながら本を閉じた。そして以前読んだジョージ・オーウェルの「1984」を思い出してきた。此の小説は1949年に発表されて今もベストセラーだ。ビッグブラザーが統括する独裁国家の物語は監視管理社会で市民の自由はなく、何処にいてもカメラで監視される社会の物語を読んで、グローバル化された地球上の社会はビッグブラザーの支配する国の様になるのではと少し不安になった。やがて何処かの国の三百メートルを超えるビルの壁面に「1984年」の中に出てくるような文字、戦争は平和なり 自由は隷従なり 無知は力なり が映し出される時代が近いのではと我が国の政治を見て思うのは僕だけではないとおもった。
湖畔で見かける鳥
2020/12/05
冬の湖岸ポタリングは季節風が強く吹くと辛いが、今日の様な穏やかな日は水辺の鳥たちを観察したり、写真を撮って楽しむことが出来るから好きだ。浜大津港では今日もカワウの学校は開校して賑わっていた。でも一時より数は減ったように思った。夕方、近くカワウは低空飛行の編隊で大石の塒へと帰ってゆく姿は見事な眺めだ。琵琶湖は風が無くカモやオオバンが長閑に湖上に浮かんでいる姿を見ていると太平洋戦争の最中に作られた、記録映画「ある日の干潟」をおもいだした。激しい空襲や厳しい耐乏生活の戦時下で「ある日の干潟」を見た人達は長閑な干潟に暮らす水鳥たちを見てどんな思いになったのかと・・早く戦争が終わって鳥たちの様な平和な暮らしがしたいと思ったのではと湖上の水鳥を眺めた。そして鳥たちはコロナの心配もせずに毎日、自由に過ごしている姿を見て羨ましく感じた。カメラを構えて湖上のシラサギをファインダーに入れると丁度シラサギが魚をゲットしたところが撮れた。そして鳥たちは自分で餌を勝ち取らねば生きて行けない厳しさを僕に見せてさっそうと飛び去った。
雲一つ無い空・・・
2020/12/04
湖岸ポタリングで毎日走る湖岸から見る琵琶湖の風景に必要なものは雲だと思った、今日は空を見渡しても雲の姿は確認できなかった。雲一つ無い晴天が必要なのは航空写真を撮る時だけだ。そして空を見上げると、急に飛行機に乗って、上空3000メートルから琵琶湖全景を撮りたいとおもった。雲がない日は航空写真に適しているのは、地上に雲の影が映らないからだ、そして此のようなお天気は年に5日とは無いだろうと雲を探すも見つからなかった。午後は京都へ友人たちと出かけた。そして京都の空を見上げても雲一つ無い青空が広がっていた。夕方、自転車に乗って湖岸へ向った。打出浜から琵琶湖を見ると何だか寂しく感じた。それは雲が一つも見当たらないからだ。もし地球が最後の日を迎える時は、雲が見える琵琶湖を見せてほしいと願った。
利他的・・利己的
2020/12/03
「生物学入門」(五箇公一著)を楽しく読み終えた。ホモ・サピエンスも動物だが、利他的な精神を持っているのは人間だけだと書いてあると、少し自信をもって本を閉じられた。ダニの話は面白く刹那くも感じながら読んだ。遺伝子やウイルスの話はタイムリな話題ではと・・ウイルスもそれなりに苦労して生きる道を探し人間に辿りつたが人間にとってはありがたくない話だ、でも原因を作ったのは人間の経済活動で招いたことだと少し反省もした。生物の殆どは利己的行動でくらし進歩を続けている、人間だけが他の人の事を考え、助け合ったりして進化してきたと本にあった、でもホモ・サピエンスは最近は自己中になったのではとも記してあった。本の終わりの方では、今こそ利他的ヒューマニティーという、人間だけが持つ武器を発揮させる必要があります。今、人類全体が、人間社会に不安とともに広がる分断と対立を乗り越えて・・・立ち向かわなくてはならないときだと考えます。と著者は結んでいた。相変わらず今日もメディアはコロナの恐怖を煽るばかりだ、ポストコロナの社会の未来象は希望が持てる社会なのだろうかとテレビニュースを冷ややかに見た。
雲のバレエ?
2020/12/02
毎日の湖岸ポタリングでの楽しみは色んな雲を見られるからだ。今日、浜大津湖岸から琵琶湖を見ると遥か高空で雲がバレエを演じているように見えた。まるで刷毛で描いた様な軽やかな雲が青空に舞っている光景に見入りながら写真を撮った。雲の種類や名前は「空の名前」(橋健司著)で僕の撮った写真とよく似た雲を探すのだが、色々な名前が付けられているが、簡単ないわし雲や羊雲、波状雲、放射状雲、もつれ雲と其々名前がつけられているが別に見た人がイメージで名前を考えても差し支えないのではとおもった。さしづめ今日の雲はバレエ雲?白雲は踊る?と言ったところかと自分に笑った。そして同じ形は無いのだから、雲は花や昆虫、動物、魚の様に図鑑を作るのは難しいのでは考えた。僕が毎日、散歩や湖岸ポタリングで撮る写真の雲も同じ形や色など同じものが無いのは決まったことだ、これから先も雲の姿を撮り続けよう、そしてチマチマした名前など考えずに雲を楽しもうと思った。

















