中島省三の湖畔通信

五月晴れの下で・・・

2020/06/17

五月晴れの中、三井寺の散歩、そして湖岸ポタリングをすませ昼食後、窓からぼんやりと青空を見ていると先日、読み終えた「ソフィーの世界」の主人公ソフィーを思い出した。哲学者と少女がたどる哲学史がこれほど楽しく思ったのは何故と考えた。僕は高校卒業と同時に家業に着いた。哲学に親しむ機会など無かったのでは・・そんな事は無かった事を思い出した。高校生で習った世界史の時間は唯一僕の好きな授業だった。教師のO先生は優秀な生徒より勉強嫌いの落ちこぼれの生徒を可愛がってくれた。僕の机の角にチョコット掛けて授業をするから否応無しに学んだ。時には教科書から離れ、先生独自の授業は楽しかった。夏休みの宿題はプラトンの「ソクラテスの弁明」の感想文だったが出した記憶はない、そして怒られた記憶もないから、読んでいないのだ。でも最近になってO先生の宿題だった本、「世界をゆるがした十日間」を読んで宿題を出された時に読まなかった事を反省した事をおもいだした。そして学校の授業科目で必要なのは道徳よりも哲学講座が必要だと「ソフィーの世界」を読んで思った。そして本棚の隅っこから「ソクラテスの弁明」を出した。定価を見ると文庫本、40円とあった。さあ、63年前の宿題を片付けようと・・・字が小さい、でも読むしかないと虫眼鏡も用意した。さあ始めよう僕の哲学講座?

急ぎすぎるのは禁物

2020/06/16

今日も僕の日常は三井寺の散歩から始まった。一切納経堂前の菩提樹の花は盛りを過ぎたのか香は少ししか感じなかった。でも昆虫達は蜜を求めて集まっていた。湖岸ポタリングで訪れる浜大津港も時が止まったままで大型遊覧船は眠っていた。コロナの終息もまだ先が見えないが急ぎすぎるのも禁物だと僕は思った。何しろ相手は人類の歴史を遥かに越えたウイルスの世界は未知なるモノが多すぎ実態を把握できない現状ではゆっくり考えるしかないとおもった。天候も不安定な梅雨だ、人間の心まで不安定になっていては解決の糸口を見つける事が出来なくなると世界の不穏な空気が気になってくるが良い方に向かってくれる事を願うしかないと今日も湖岸ポタリングを楽しんだ。


今日は久ぶりに仲間達と由美浜のレストランでビールを飲んだ・・梅雨の晴れ間で飲むビールの味は少し苦く感じた。

ソフィーの世界・・読了

2020/06/15

今日の午後、「ソフィーの世界」を読了、棄てずに読んで良かったと本を閉じた。ソフィーは本の中の物語の少女、そして本の主人公ヒルデはソフィーと同い年、ヒルデに父親から送られてくる哲学講座?手紙の物語もソフィーと哲学者アルベルトの哲学講座で、物語が中盤を過ぎると俄然面白さを増し難しい哲学の世界が身近に感じ楽しく読めた。2400年の時間の流れを背景に登場する哲学者も其の時代の中で人間や宇宙、そして自然と神の問題を考える姿は頼もしく感じたのは、現代社会、特に21世紀になってから世界の国々の政治が不安定で悪くなったのは哲学を持たない政治家が多いからではと思った。平気で嘘をつき不誠実な態度で行う政治は理性の欠片も感じない人たちが此の国を動かしていると思うと哀しくなるばかりだ。此れから先、人類の歴史はどの様な方向へ向かうのかと考えるも霧の中にいるようで出口が見えないところにコロナ過で社会は混乱状態が続きそうだ、でも出口を探すより他はないと皆で哲学して文殊の知恵に辿りつくしかないとおもった。ソフィーの世界の最後は宇宙の始まり、ビックバーンで終わっていた。空を見上げ太陽を見るも僕が見ている太陽は8分前の太陽だ、夜空の星も皆、過去の時間だと雄大に見える星空を見ながら今を生きるしかないとおもった。


三枚目の写真は菩提樹、見上げると一本の菩提樹も宇宙ではと・・・

菩提樹の花

2020/06/14

三井寺への毎日の散歩は10年以上も続いているが菩提樹の花を見た事がない・・・ただ興味がなかっただけではと反省しながら境内を歩き一切納経堂へ向かった。菩提樹の傍に近付くと甘ったるい美味しそうな香りが漂っていた。大きな木を見上げても桜のような華やかさを感じる花は見当たらないが良く見ると小さな蕾が開花している様は雨に濡れている所為か蝋梅の花の様にも感じた。たわわに咲いた花は美味しくも見えたそして香はリンゴとバナナとマンゴを合わした重みのある匂いは初めてだ。下に向かって咲く花には優しさを感じた。良く見ると虫たちが蜜を求めて集まっている、写真を撮っていると邪魔するなアブに威嚇された。満開の花を見ていると数日前に見た一輪の花の美しさを思い出しながらファイダー一面に写る花を見て多さに圧倒されると美しさも半減した。家に帰りパソコンでグウグった。インドの菩提樹はイチジク科で無花果の植物、そして三井寺の菩提樹は中国産でシナノキ属だが人間にとって役立つ木だ。花は薬品として利用され木も同じ様に重宝されている蜂蜜の効用の凄さも知った。そしてパソコンの画面で菩提樹の花を見て、もっと美しく撮りたいと欲を出し午後また三井寺へ向かった。でも花は朝の方が美しく思った。雨は止んで陽が射しているが僕は雨に濡れた花の方に魅力を感じた。そしてあくまでも個人的見解と・・・

モリアオガエル

2020/06/13

コロナ非常事態宣言を受けて暫らく休業していた三井寺の茶房ながら亭が今日から再開した。この時期は亭内の池ではモリアオガエルが見られる、やっと今日、カエルに会えると出かけた。コーヒーを飲みながら池周辺を見ると木々には既に白い泡が幾つも見えた、もちろんモリアオガエルの卵だ。鳴き声は聞こえるものの姿が見えないのでカエル探しの名人?店員Nさんに協力してもらい木の枝に休んでいるカエルを見つけた。雨で暗くデジカメの感度を上げて鮮やかな緑色のモリアオガエルを撮った。金色の目を見ていると以前に読んだ「絶滅の地球誌」澤野雅樹著の序章でカエルがいない?を思い出した。日本でも1980年に金沢城のヒキガエルが絶滅したと記していた。カエルの絶滅原因は・・自然環境の破壊、そしてツボカビらの原因で世界各地でカエルが激減している事や余り注目されない昆虫や動物が減っていることを知った。幸い三井寺の境内は自然が良い状態で保たれていて野鳥も多く、時には、ながら亭の池でカワセミが見られることもあるそうだ、そして僧侶に聞くと蛍も飛んでいるそうだ。植物もギンリュウソウを始め貴重なものもあると聞いた。琵琶湖岸は人工化され湖中には外来種のオオクチバスやブルーギルが湖畔には特定外来植物オオバナミズキンバイ、ナガエツルノゲイトウらが繁殖しているが町から一歩三井寺の境内に入るだけで豊かな自然が感じられる三井寺の境内を今日も散歩した。

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