中島省三の湖畔通信

瞬きの時間の中で・・・

2020/04/01

雨の降る前にと急いで朝の散歩に出かけた。疎水も三井寺も桜は満開になったが今年の桜のシーズンは異常だと言っても自然界の春の流れは変わらないが、異常なのは人間社会の状況だ、お花見シーズンになっても人影もなく人類が突然消えたと思える光景はSF映画のワンシーンではと三井寺の境内を歩いた。桜の気持ちで考えると静かな春を楽しめたと思っているのではと満開の桜を眺めた。帰宅後、オリジン・ストーリーの最終章を読んだ。最終章では、すべてはどこへ向かおうとしているのか?は空しくなるほど想像を遥かに超えた宇宙の時間に吸い込まれると平穏な時間が僕の心を包んでくれた。本の中では、AIやITが発達しても私たち人間が扱える複雑さには限りがあると・・・今回のコロナウイルス騒動は予想すらしていなかった、これから先も何が起こっても不思議でないと思った。ホモ・サピエンスが生き延びるためには何をすべきかと・・・2015年に国際連合で採択された「我々の世界を変革する(Transforming Our World)」という文書の前文を本の中で読んだ。日本国憲法の前文も素晴らしいが此方の文章も素晴らしいと思いながら読んだ。そして最終章を読み終えた。私達の太陽は、あと約90億年生き続けると本にあった、人類は消滅している宇宙の時間では想像すらできないと本を閉じると不思議と心が鎮まってきた。

桜は咲くも・・・

2020/03/31

近くの桜の名所の三井寺も疎水も花は見頃になるも愛でる人も少なく僕の八十年の人生で初めて経験する光景は、地球からのメッセージではと思った。人類が地球上で最強と言わんばかりに築いた近代文明の脆弱さにやっと気がついたのだ、これから良い方に向かうか、悪い方に向かうかの文明のターニングポイントだと・・・僕はできたら良い方向に向かってほしいと願った。散歩から帰り、朝日新聞の異論のススメを読んだ。大きな見出しには現代文明かくも脆弱、は今、世界中の国のひとたちが感じていることだと思いながら紙面を読んだ。記事は佐伯啓思さんが語られる新型コロナウイルス騒動に端を発した現代文明社会の諸問題を語っている記事に頷きながら読み終えた。そして当分の間はコロナウイルスに占拠された生活が続くのではと考えると此方もじっくりとかまえ落ち着いて対処するしかないと改めて思った。


打出浜湖岸のオオシマザクラはもう散り始めたのか、白い花が?本来なら花びら散るはずが・・・

1950年の人口25億人・・・・

2020/03/30

今、読んでいる本、オリジン・ストーリー138億年全史も人新生のページまで来た、第二次世界大戦が終わった1950年、人口は25億人それが現在77億人になった。70年で52億人も増加したことに驚いた。地球の資源化石燃料等のエネルギーを人類は使って成長した過程を此の本に記してあった。僕は不思議な感覚になった。40億年の歴史の中でたかだか70年間で激変した地球の歴史の中で暮らす私はなにものと思うも呆然とするだけだ。現在はITやAIのデジタル時代で人類は恐れるものが無い時代になったと思った矢先に自然界からウイルスが存在感を表してきた。いとも簡単に人間の文明の脆さを知らしめて世界を恐怖で包んでしまった。僕は凄いと素直に思って自然に対しての畏怖や畏敬を改めて感じてしまった。僕は自然にウイルスが鎮まるまで静かに待とうとおもうこの頃だ。今日の散歩では三井寺の境内に咲くシャクナゲの花を眺めると一本の木に蕾や咲きかけの花が色々ありなんと自然は上手くできているのかと感心しながら眺めた。今日はこれだけで充分とおもって境内を歩いた。

やかんの話?

2020/03/29

今日の朝日新聞教育面で「やかん」の文字が目に入った。(紙面)いま子どもたちはNo1663原発を撮るを読んだ。やかん、は言うまでもなく原発のことだ。僕はチェルノブイリ原発事故後に小出裕章さんの講演の中で原発は大きな「やかん」に例え話されたことをおもいだした。記事は東京芸大付属中等教育学校5年(高校)が仲間と東京電力福島第一原発事故をテーマーに、福島の在住民や東電社員、アメリカの学者、フランス大使館の原子力参事官ら、原発賛成派と反対派双方の意見を聞き、作り手である矢座さんら三人が原発の考える姿を描くドキュメンターリー映画が昨年9月に完成して大きな反響を読んでいると現況を伝えていた。高校生が映画を通して原発問題を社会に問うた作品はぜひ見たいと思った。そして小出さんが大きな「やかん」の非効率と危険性を訴えられた講演は今も生きていると小出さんの顔を浮かべながら原発の問題は今を生きる大人たちが事故処理と核のゴミの後始末をして次世代に渡す責任があると、自分を含め改めて責任の重さを感じた。

時は春、世界はコロナウイルス新型肺炎な状況になっているが、短い春を楽しみ少しで気持ちを軽くしたいと願った。

羅生門がテレビで・・・

2020/03/28

今日はラッキーな日となった。午後3時NHKテレビを見ていると映画羅生門が始まった。あの有名な黒澤明監督の羅生門では見逃すわけにはゆかないと最後まで見てしまった。映画は1950年に上映された、僕は小学生、そして映画好きでイギリス映画ハムレットは見たが羅生門は見なかった、そして見ても作品を理解することもできなかったと・・・そうハムレットも理解する事などできる筈がない小学四年生のときだ多分西洋チャンバラと思って見たのだろうと思った。羅生門は大人になってから何回か見たと記憶しているが、改めて今日、見ると凄い作品だと思った。宮川一夫のキャメラワークの上手さは今の時代でも通じると思いながら見た。日本中がコロナで萎縮しているときにNHKは粋な事をやるなと少し見直した。最近テレビや映画では4kとか8Kと騒がれ映像の美しさを競っているが、僕はモノクロの静謐な映像に勝るものはないと思っているこの頃だ。去年見た、タル・ベーラ監督のサタンタンゴのモノクロ映像が脳に焼き付いたままだ、そして映画は大きなスクリーンで見るのが一番と思いながらテレビ画面の映画を見終えた。そして人を信じる大切さも感じた映画だったが今の安倍政権下での政治家は信じる事はできないと思った。

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