終末のフール・・・
2019/07/29
テレビが各地の猛暑の様子を今日も伝えていた。僕は地球温暖化の一翼を担った一人として、暑くしたのは我らではと責任を感じながら黙って今年の夏をやり過ごそうと考えた。そして元気な内は痩せ我慢はできると湖岸サイクリングへ向かった。湖岸は酷暑の所為か釣り人も少なく感じた。打出浜湖岸に佇んで琵琶湖を見ると少しは思考力が出てくるから不思議だ。先日、ジャスコの未来書房で伊坂幸太郎の文庫本、終末のフールを買った。青が基調の涼しげな表紙、小さな囲みには、明日世界が終わるとしたら、何を望みますか?が目に飛びこむと体から少し暑さが消えた。世情は嫌なことが多く、今日もニュースが今回の参院選後、誕生した新しいN政党?の何でもありの政治姿勢を伝えていた、この国の政界や社会はどうなるのかと不安を感じる時にはピッタリの小説と読み始めた。物語は巨大隕石が地球に三年後に衝突すると想定された中で起きる人間模様を描いた内容の小説は人間の愛と優しさを描いている短編集で構成されいて、暑さを忘れさせてくれる一冊だ。僕が好きなのは二編目の太陽のシールだ、三年後に迫る地球の終末の中でも普通に生きようと明日に向かう二人の姿は素晴らしいと思った。我が国の政治や社会で起こる不条理は世紀末を想像してしまい暗くなるが諦めずに少しでも明るく考えて本の主人公の様に明日に進みたいと本を閉じた。
三井寺妖怪ナイト
2019/07/28
三井寺妖怪ナイトが去年に続き今年も開かれた。昨日は台風の影響で参加者も少ないと聞いた。夕食後、デジカメを持って妖怪を撮りに出かけると仁王門周辺は桜のシーズンの賑わいで驚いた。桜シーズンとの違いは仁王門がライトアップされず、仁王様だけに赤いライトがあたり閻魔大王にも見えた。閉ざされた扉の前に妖怪人形が一つ立っているが怖さは無く家族が記念写真を撮っていた。門横の志納所には大勢の人が並んで入場券を買っていた。大勢の人が歩く境内は本当の妖怪なら出現を躊躇するのではと行灯が並ぶ道を進むと妖怪が子供達を脅すも怖がる子供も少なく感じた。金堂ではニューフェイス(新作の妖怪)が仲良く子供達と写真を撮っている様子を見ていると僕の少年時代の肝試しを思い出してきた。当時の三井寺は外灯も少なく暗闇の怖さが境内を支配していた。金堂横の冷泉から聞こえるボコボコと湧き出る間欠泉の水音の怖さを想像するだけで怖くなり一人で行くことは出来ずに三人ほどで出かけるも近くまで行き音を聞いただけで逃げ帰った怖さは今も記憶にある、そして今日の賑わいでは夜の闇の出番はないのではとおもった。でも現代の闇は明るさの中で感じる何もかもが白日の下で起こる事件や事故の恐ろしさは暗闇以上の恐怖だと、そして本当の暗闇が懐かしくなってきた。
脱原発市民ウォークに参加
2019/07/27
台風6号の影響が出始めた中、湖岸サイクリングへ出かけた。小さな台風の所為か観光船ミシガン号も何時もどおりの運行かと思いながら浜大津港を通過した。打出浜を過ぎると雨が降り出し、諦めて家に帰ることにした。今日は大津市内の彼方此方ではイベントが企画されていたが中止と決まった。子供達には残念な結果となった。午後は脱原発市民ウォークに友人と参加した。集合場所のJR膳所駅横広場に集まる人たちの顔は見慣れた運動家?ばかりで一般市民は僕を含め数人と寂しい限りだ。2011年3月11日の事故後、数ヶ月は市民の参加者も多く反原発運動は盛り上がったが時間が経つにつれ減少を辿った。何が原因かと何時も僕は考える、一番の問題は市民ウォークと優しい名前は付いているが楽しさが無いのも原因の一つだ労働組合経験者、運動家が主導してプラカード、旗らを掲げ声高にアピールしても町行く人の反応は殆ど感じないのではと思いながら今日も黙って歩いた。僕が反原発に興味を持ったのはチェルノブイリ原発が事故を起した1986年4月26日からだ。遠く離れたソ連の地から放射能が日本まで飛んできた。そしてヨーロッパでは大変な事態に陥った。その後、仲間達と原発に反対する会を作った。その時、読んだ、高木仁三郎監修の原発のほんとうの話の内容が素晴らしく子供から大人まで放射能の恐ろしさが理解でき、また原発が事故を起せば大変な事態になることを知ることができる冊子は今も通用する、今、政府が学校に配布する放射線副読本の不備が話題になっているが、そんなクソにもならない本を配るよりも[原発のほんとうの話」を日本全国の小学校に配布するのが一番よいのではと思いながら原発のほんとうの話のページを又開いて読み出した。
台風が接近すると・・・
2019/07/26
台風が接近すると美しい空に、色んな雲がアート作品を展示し始めると大空が美術館に変わるのは何故と考えながら浜大津湖岸から琵琶湖と空を眺めた。僕はまだ昨日、見たアニメ映画天気の子の続きの中にいる様な感覚に陥った。雲を観察すると積雲CUで,山の高さと比較すると雲の高度は約二千メートルでセスナ機でも簡単に雲上飛行できるそして小さな積雲の固まりは大きな綿菓子の様に・・・懐かしい飛行機の時代を思い出しながら写真に撮った。湖岸に佇んで幸せな時間を味わっている最中に嫌なニュースを思い出した。二日ほど前、報道ステーションを見ようとテレビを点けて間もなくTキャスタが誇らしげに民放テレビ局挙ってオリンピックを盛り上げる為一丸となって協力して行くと伝えていた、そしてオリンピックCMが流れる中では笑顔のタレント達が呼びかける姿を見ていると全体主義国家になったのではと不安を感じるのは僕だけではないと思った。オリンピックを楽しむのは個人の自由で盛り上げるのも個人の自由だ。一億挙ってオリンピックを盛り上げる構図は独裁国家ではと僕はイメージしてしまった。メディアが一方向に目を向けてしまっては社会で起きる色んな問題を多角的に報道できなくなるのでは心配になった。福島第一原発事故処理問題らは未解決のままだ、少子化問題、格差問題らを忘れて一億総オリンピックに染まるわけには行かないと空を見上げると黒い雲が空を覆い始めた。
釣られたニゴイの目には青空が・・・
天気の子
2019/07/25
天気の子は今上映中の話題のアニメーション映画だ。新海誠監督の最新作を今日の午後、浜大津アレックスシネマで見た。素晴らしい雨の情景と積乱雲の迫力は実写を超えた映像表現だ、そして特に積乱雲の発達したカナトコグモの情景の美しさには驚きながら見入った。僕も飛行中、見る雲は素晴らしく感じたがCB積乱雲は近付いてはいけない雲で遠くから眺めるだけだ。アニメの映画の素晴らしさは実景を超える表現が出きるから凄いと感心した。お天気と繋がる少女は気象を操る存在ではないが少女が願うと晴れになる描写も神がかり的でなく自然のダイナミズムを感じる映像は最後まで楽しめた。内容に触れるので詳しくは語れないが少年と少女の淡い初恋の物語は大人も楽しめるファンタジックな映画だ。美しい積乱雲の映像を頭に焼き付けて映画を見終え館外にに出て窓を見るとアニメ映画に負けじと積乱雲が青空に壮大な姿で存在感を示している眺めに一瞬、映画と繋がっているのではと思った。そして東方を見ると夏の虹が見えた。今日は何とラッキーな日と感謝しながら湖岸へ向かい琵琶湖の眺めを楽しんだ。
追、映画のエンディングロールを見ているとこの映画にも多くのアニメーターが関係して映画は完成した、この映画の製作会社とは別のアニメの会社が先日痛ましい事件に巻き込まれ犠牲になられたアニメーターの方々の無念さを強く感じながら御冥福をお祈りした。

















