中島省三の湖畔通信

境内で映画撮影が

2019/04/16

今日は朝から青空が広がる好天となった。散歩で訪れる三井寺も主役が桜からモミジの新緑へと変わった。青空に映える若葉を見ながら深呼吸した、そして眼下の琵琶湖は、まだ深呼吸が出来ずにいる姿は心なしか少し息苦しそうに見えた。昨日は風も強く湖上は荒れていたが湖水は攪拌されて酸素が少しでも湖底に届けばと良いのにと展望台から琵琶湖を眺めた。桜が散った静かな境内を歩いて村雲橋まで来ると映画撮影の準備で多くの機材が置かれ、作業する人の姿を見かけた。今の映画はHDデジタル撮影で昔の様な大掛かりな照明機材は見当たらず多分LEDが主力になったと思いながら並べられている機材を見ていると小学生の頃、三井寺で撮影された日本初のイーストマン・カラーフイルムを使用した作品、地獄門(1953年・監督・衣笠貞乃助)のロケ風景を思い出してきた。其の頃のカラーフイルムは感度が低く日中でも照明が必要で直径が1mはある大きなブルーランプ(太陽光と色温度を合わすための光源)が用意され,京マチ子が乗る牛車にブルーライトが当てられている光景は微かな記憶では在るが思い出してきた。今は感度などは自由にカメラで変えられ、暗さに強くなったデジタルカメラで撮影される映画は細部まで綺麗に撮れ、超現実的な映りに僕はリアリティーを感じる事ができない世代だ。そして映画は曖昧さを残すフイルムで撮影された作品が好きな時代遅れの爺の見る映画はますます少なくなるばかりだと撮影準備を見た。

行く春を・・・

2019/04/15

昨夜の雨と風で桜の花も散り春は急ぎ足で走り出した様におもえた。疎水に架かる鹿関橋からの眺めも一変した。両岸は花びらの絨緞が敷かれ薄紅色に輝いていた。三井寺の境内も同じく花びらが敷き詰められた眺めには、お花見のシーズンは終わり春から初夏への変化を知らせる風を少し感じた。今日は湖岸サイクリングは遠方より友人が来るのでやめた、友は十五年ほど前に取材を受けた事が切っ掛けで親しくなった新聞記者のOさんで僕から見たら息子ぐらいの若者が訪れてくれて楽しい時となった。そしてランチを食しながらのOさんの近況を聞いた、そして彼は東京本社へ転勤で大津が遠くなる前に尋ねてくれ、おまけにランチまでご馳走になり、持つべきは友と感謝した。その後Oさんを三井寺へ案内した。境内の桜は風が吹くと花吹雪状態で一段と美しく思えた。そして芭蕉の句、行く春や近江の人と惜しみける、を思い出し、今日は友人Oさんと行く春を惜しみながら楽しめたとおもった。その後Oさんと湖岸へ向かった。Oさんは大津支局時代を懐かしみながら湖岸風景の変化に十四年あまりの時の流れを感じたように見えた。近代化した浜大津港ヨットハーバーを見てOさんは、モナコ見たいですねと発した、その言葉に僕は琵琶湖も外国化したと実感した。湖岸に打ち寄せる波は一段と強く人工湖岸に打ち寄せていた。

春雨

2019/04/14

春雨じゃ濡れて行こう・・・は時代劇,月形半平太でお馴染みのセリフだ、でも今日の春雨は寒く濡れると風邪に罹るのがおちだと、そして少年時代に見た東映時代劇を思い出した、市川歌右衛門が月形半平太をやっていたのではと記憶を辿ると、いや大映では黒川弥太郎がと時代劇ばかり見ていたので記憶が迷路に入った。でも鞍馬天狗の映画の記憶は確かだ。そして一番好きな時代劇で小学生の頃からアラカンこと嵐寛十郎のファンだった事は今も覚えている、そして野球よりもチャンバラが好きだった少年時代が懐かしく思い出される春雨の日になった。ツタヤで古い鞍馬天狗、僕が最初に見た、天狗廻状を見てみたいと思った。

青空を見ると・・・

2019/04/13

久しぶりの快晴、空が好きな僕は青空を見ると飛びたくなった。今日の三井寺の展望台から見る眺めは視程も良く澄んだ空気が遠くの山々を近くに感じさせてくれた。最高の飛行日和で上空3000メートルから見る琵琶湖を思わず想像すると、今にも体に羽が生え大空へ飛べるのではと眼下の琵琶湖を見た。そして深呼吸が出来なかった琵琶湖の今後が心配になってきた。湖岸サイクリングでは好天に誘われ浜大津付近は多くの人で賑わっていた。打出浜湖岸から見る琵琶湖は青空の下で穏やかな姿を見せていた。以前に起きた淡水赤潮は発生しないのだろうか、増えた水草を刈り取りしすぎた所為で生物達への環境の変化を心配している研究者もあると聞くが大丈夫なのかとおもった。今年の夏も地球温暖化の影響が怖い、琵琶湖の水が異常を来たさない様に願うしかないと湖面を見ると水鳥が浮かんでいた、彼らは北へ帰るのを止めて留め鳥になったのかとおもった。


久ぶりに撮り鉄気分で一枚撮った。

武者人形が姿を・・・

2019/04/12

今年の桜花は雨にも負けず、花は持ちこたえ花見の時を伸ばしてくれた。膳所公園も満開のままで、週末も花を楽しめそうだ、でも今日は静かな佇まいで少し寂しくおもった。帰路商店街へ入ると老舗のウインドウには武者人形が飾られ時は五月へと、少し時間に追われると感じるのは爺になったからと武者人形の写真を撮った。午後は久ぶりにライカ3fにフイルムを入れ町中へ出かけた。やはり気になるのか川口公園の桜に足を止めた。感で絞りやシャッター速度を決めるつもが露出計を持ち出したので使った。思っていたより光は弱く自分の感と少しずれていた。感が鈍ったと便利なデジカメで写真を撮っているからだとライカに言われたような気がした。カメラは暫らく使用していない所為か絞りダイヤルの固さに指の爪が負けそうになった。機械カメラは使っていないと言う事を聞いてくれない様だ。町中で数枚撮って残りのフイルムは次回にと撮影を止めた。撮りたいものを確りとフイルムに定着させようと思いながら家に向かった。

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