中島省三の湖畔通信

資本主義の祭典

2018/11/28

今日の散歩、そして湖岸サイクリングを終えたが気分は少しブルーで湖畔通信の写真選びも侭ならず思考停止だ。気分転換にと何時もの雑誌、フォトジャーナル誌DAYS・JAPANを見た。12月号の特集記事は非情なる五輪、でオリンピックの負の部分にスポットを当てた内容で四つのパートに分かれ問題を写真と記事で取材していた。午後はお天気も暗く、丁度、深刻な問題を考えるに良いと読み進んだ。一番目は都営霞ヶ丘アパート強制退去、二番目売られる公共の場、追われる野宿者、三番目、森林伐採天国からの悲鳴、四番目暴走する「資本主義の祭典」を読み終え、改めてオリンピックは不条理の上で成り立っている事に考えさせられた。僕は特に四番目の記事が気になった。その誌面では、山本敦久(成蹊大学准教授)さん語る「惨事便乗型資本主義」と「祝賀資本主義」の構造が正しく此の国を支える根幹と理解すると気分は憂鬱な気分から怒りモードへとなった。記事を引用させてもらいました。・・・「カナダのジャーナリスト、ナオミ・クラインは、戦争や災害など非常事態が起きたときのショックにつけ込んで、さまざまな構造改革や規制緩和をどんどん進めて企業が儲かる仕組みが「惨事便乗型資本主義」と呼びました。そして「祝賀資本主義」は元サッカー選手,現パシフィック大教授ジュールズ・ボイコフによって提唱された概念だ。「祝賀やお祝い事という、これも例外的で特別なことだからみんなで協力しなきゃとか、こんな時くらいお金を使ってもいいよね、という空気を作っていくのです。」と記してあった。今、此の国では二つの資本主義が横行して弱い立場のものを苦しめているのが現状だと思うとお先、真っ暗な社会の中でも小さな希望ぐらいは見つけたいと思いながら雑誌を閉じた。

写真、2と3はフイルム写真

琵琶湖虫?

2018/11/27

晩秋の光線は風景を美しく見せてくれる、斜光線が写すモノの影は実物よりも存在感を表している様だ。湖岸サイクリンに向かう午前10時頃でも斜光線が日常の光景を際立たせ絵画を見ている様に感じた。打出浜から湖上を見ると、オオバンの群れの向こうには観光船が静寂の湖面を滑るように進んでいる様子に心を鎮めた。そしてデジカメを出し構図をと、少し屈むと近くの手すりにオオユスリカが群がっているのに気付いた。オオユスリカはビワコムシと呼ばれ周辺住民から迷惑がられているが、パソコンで検索すると最近ではビワコムシは良い虫だと言われ、好評?の意見も多く載っていた。オオユスリカは蚊ではないので刺すことも無く人畜無害だが、大量発生した時代には足下のユスリカを掻き集めるだけでバケツ一杯になった、そして白い壁が真っ黒になるほど発生した事も在った。でもオオユスリカはアカムシのことで湖中では外来種のプランクトンを食し,湖底の掃除屋として琵琶湖を浄化している良い虫なのだと分かると多少の見た目の不快さなど気にならなくなった。そして何故かヒメタニシの存在を思い出した数十年も前に滋賀大学教授、鈴木紀雄さんを取材した折、ヒメタニシも琵琶湖の水を浄化していると聞いた事も思い出した。人の目には触れないが、小さな命が其々の立場で琵琶湖の浄化作業を行っている事に感謝しなければと思った。

自転車のある風景

2018/11/26

自転車と言えば今年、話題になったシェアサイクルOFOの黄色の自転車が大津市内や湖岸から消えた、放置自転車になるのではと心配したが無時回収の運びとなった。僕は自転車が好きで乗らない日は無い、歩くより速く、人力で環境にも優しいと、今日も近江大橋を越えてイオンモールへ出かけた。家から自転車で30分程で行ける距離だ、浜大津から草津イオンまでは信号もなくストレスを感じる事無く走れる湖岸の遊歩道は便利だ。イオンモールの利用者は殆どが車で自転車置き場のスペースも僅かだが事足りているようだ。何時もながらイオンモールの大きさには驚く、商店街が三階も在るのだから旧市内の商店街は無く為るはずと思いながらモール街を歩いた。目的の商品を買って直ぐに屋外へ出ると陽射しの柔らかさと生の空気に触れほっとした。大型店舗で賑わう場所は町の中心部からは遠く車が無ければ買い物にも行けないと、自分は自転車で来られるからと、イオンモールを見ながら、僕は自転車が似合う小さな町の商店街の方が好きだと呟き、自転車に乗った。

夕食後、夕刊を見ると、大きな見出しで、資源ごみ行き先見えず、が目に、読んで見ると中国輸入禁止で各国腐心、とあるが今まで自分の国で資源ゴミの処理を怠り、中国やアジアの貧しい国に処理を依存し続けて来た事に反省もせずに、急に資源ゴミを引き取らないからと日本やアメリカ、EUの国が文句を言える立場ではないとおもった。


写真、1,2はフイルム写真、3は数日前まであったシェアサイクル

オーバーツーリズム

2018/11/25

毎日の散歩で訪れる三井寺は秋の観光シーズンに入り静かな境内を歩く人も見かけるが京都の様な混雑はなく落ち着いて紅葉が楽しめる穴場だが、昨夜、ニュース映像で京都や滋賀、そして世界の観光地がオーバーツーリズムで多くの観光客で地元が迷惑を受ける観光被害の様子を見て驚いた。京都嵐山渡月橋を渡る人の多さ、高島市のメタセコイヤの並木通りにも多くの人が詰めかけ大変な混雑とマナーの悪さの映像を見て呆れるばかりだ、自分ファーストの世界観は世界共通となってしまったが来る人、拒まずでは日本の観光地も大変な事になると心配しながら我が町の観光寺院らの未来に不安を感じた。混雑する観光地と比べたら大津は取り残された様に静かだ、町も湖岸も長閑な空気が漂う、心が鎮まる観光が出来る町として存在し続けて欲しいと思った。

写真1、三井寺のモミジのトンネル?も今が見ごろとなった。

写真2と3は静かな町は昭和の輝きを残して今も存在感を示しながら時の流れの中へ

北センチネル島

2018/11/24

昨日、テレビニュースで北センチネル島で起きた事件を知って驚いた。世界がネットで繋がるデジタル時代に文明の発達とは無関係に6万年前の暮らしを今も続けているセンチネル族が地球上に存在している事は奇跡ではと思った。本の知識では6万年前と言えば現生人類ホモサピエンスがアフリカを出たと載っていたが、其の頃から変化せず暮らし続けたセンチネル族に尊厳さを感じた。今も交渉などには応じず、一切拒否の姿勢を崩していない島は人が上陸すると攻撃をして来るといわれている、其の島へアメリカ人宣教師が渡って殺された事が報じられて僕は此の島の存在を初めて知った。パソコンでセンチネル族を検索すると多くの情報が得られた。写真で見ると円形の小さな島はドーナツ状になっていて内側の美しいビーチが印象的な島だ。パソコンの画面を見てセイシエルのアルダビラ島も同じ形をしている事を思い出しながら神秘的な島に暮らすセンチネル族に危害が及ばない事を願った。幸いインド政府は今後とも干渉せず保護して見守る方針と伝えている現状に安心した。地球上の全人類の祖先の様な種族が生きていてくれた事が何故か嬉しくなってきた。そして地球の広さに感心しながら、センチネル族が暮らす北センチネル島へは、人が近付かない様にすべきだと、そうしなければウイルスらに弱い彼らを守れないからだ。そして地球上に残る北センチネル島はサンクチュアリとして大切に守らなければと考えた。今日の湖岸サイクリングは明るいニュースの所為で寒さを気にせず走れた。打出浜から琵琶湖大橋方向を見るとヨット群の近くで白い帆に混じりユリカモメが舞っているのが確認できた、ユリカモメの姿は遠くで雪の様にも見え、冬本番のお出ましと思った。

写真の二枚目、三枚目はフイルム撮影、場所は膳所本町と中の庄

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