中島省三の湖畔通信

ハロウィンと伝統行事

2018/10/29

毎年10月29日は三井寺(園城寺)の開祖、智証大師のご命日で、境内の唐院では今日、御祥忌会が執り行われた。三井声明が響き辺りは厳かな雰囲気に包まれた。三井寺が開かれて千二百年以上の時が流れたが開祖智証大師の御祥忌会は途絶える事も無く続いている事に感心しながら声明を聞いた。

午後と言っても夕方に湖岸へ自転車で向かった。浜大津港ではハロウィンの飾り付けがされていた。ハロウィンの行事はケルト民族の収穫のお祭りが起源だとパソコンに載っていた。今、巷で賑わっているハロウィンの行事はアメリカ合衆国の民間行事だが、市民権を得たのか日本中でハロウィンが話題になっているがアメリカ発の行事は歴史も浅く軽い乗りで楽しめる利点もあるが、僕は余り好きではないとハロウィンの飾り付けを見た。夕陽に照らされた飾りつけの狸が苦笑いをしている様に見え可笑しく思えた。暗い世相、たまには理屈抜きで楽しむ事も必要かと思いながらタヌキの人形を見るとウインクしたように感じた。

知らない言葉

2018/10/28

秋晴れの下、湖岸サイクリングを楽しんだ。今日は歩く人も少なく自転車には最適と思いながらペダルを漕いだ。少し風もあり湖面は少し波だっているが水上スキーやバスボートも見かけた。湖岸で風を切って走る自転車は皆、自前のロードバイクばかりでシェアサイクルの姿は見かける事は無かった。以前からサイクリングを楽しむ人の多くは自分の自転車が殆どで僕がシェアサイクルを見かけたのは数回だった。今日も黄色のシェアサイクルが撤去の日を寂しく待っている様に見え、余りにも短い活躍に儚さを感じた。

僕は新聞の読書欄で本の情報を得てから本を買うのが何時もの手段だ。今日も京都新聞朝刊の読書欄で、オフショア化する世界(ジョン・アーリ著)の紹介記事を読んだ。記事の中で、オフショアなる言葉を始めて知った。オフショア化(秘密化・外部化)が租税回避にとどまらず、権力者や富裕層によって社会のあらゆる領域で進められている現状に光を当て、警鐘を鳴らす、の文字が目に入るとこの本を読まねばと思った。値段は少し高めだが、知らない事の全てを知る事は不可能な事と判っているが、本の存在とオフショア化なる言葉を知った限りにおいては読まなければと本の題名を紙に書きとめた。

近江ことば

2018/10/27

今日の湖岸サイクリングで、におの浜湖岸の楓の紅葉が例年より早いのではと感じた。温暖化の影響で秋のシーズンが短くなり、近未来には晩夏から秋を飛び越し冬になるのではと気候変動が心配になってきた。由美浜の公園ではフラワーフェスティバルが開かれ多くの人が訪れていた。琵琶湖から吹く風も少し冷たく今年は冬が早いのではと思った。

今日の京都新聞夕刊の第一面の「近江ことば」使ってる?の大きな見出しに釣られてよんだ。父は近江ことば、では無く江州弁と言っていたと記憶している、そして江州弁を身近でよく聞いたのは祖母だった。誌面には滋賀の方言として幾つかの言葉が載っているのを興味深く自分で声を出し読んだ。その方言の中で、ぬくとい、だんない、せんどする、おおさわ、いかい、いっせつ、かく、米をかす、とっぱな、はんちゃらけ、と半分くらいは良く祖母が使っていた江州弁だった。父には良く叱られたので、はんちゃらけ、おおさわ、は今も耳に残っている、いかい頭をしとる、と良く父に言われたのは、大きい頭のわりに勉強ができなかったからだと思い出していると、ばかもんがと父の声が何処かで聞こえてくるのではと後ろを振り向いた。母は東京育ちで一度も江州弁を聞いた事が無かった。久ぶりに大津で使われていた言葉を懐かしく思い出させてくれたとローカル記事に地方新聞の良さを見直した。

琵琶湖夜景の写真は25日の満月の折に撮ったものを載せた次第

特定外来生物

2018/10/26

琵琶湖に限らず全国的に特定外来生物は迷惑がられているが地球外から来た訳でなく全て青い地球由来のものばかりだ。僕は研究者や学者では無いので地球内の単なる移動ではと簡単、単純に考えている、そして現人類もアフリカを七万年前に出発して地球の彼方此方で進化発展したのだからと最近の外来種駆除の様子を見て気の毒にも思え、特にブラックバスなど大型魚が無造作に扱われている現状を少し哀しく思った。今日も湖岸サイクリングで相模川河口へ着くと外来魚回収車が外来魚回収ボックスから魚を取り出し軽四輪に積んでいた。浜大津から石山湖岸までの間に幾つの外来魚回収ボックスが在るか分からないが相当の漁獲量が在るのではと思った。におの浜の石積み湖岸では近くの漁師さんが外来植物のオオバナミズキンバイの除去作業していた。琵琶湖の漁師さんも鮒やアユでは無く最近は滋賀県の要請で外来魚だけではなく水草やオオバナミズキンバイ等の植物までと本来の漁業活動ではないから大変ではと、でも補助金がでるから仕事にはなるのかと思いながら作業の様子を見た。そして喫茶タイムでは知人のYDさんが湖岸の石組みに使用している石は何処から来たのか知ってますかと言われたが、さて何処からと・・・YDさんの答えは中国からだ、と言われて驚いた。琵琶湖の湖岸の石も外来かと思うと、外来、外来と言うのも面倒になってきた。生物みんな仲良く行きたいものだとコーヒーを飲み干した。

秋の観光シーズン

2018/10/25

浜大津が琵琶湖観光の拠点として賑わったのは江若鉄道が1969年に廃止されるまでだ。浜大津港から毎日周航していた、びわこ島巡り航路も、はり丸が廃船になり琵琶湖一周する長閑な船旅も無くなった。琵琶湖総合開発で浜大津港から膳所にかけての湖岸は埋め立てられ広くなり、細く長い湖岸公園が現在の姿だ。ほんの四十年前、浜大津港近辺には小さな遊園地、京阪レークセンターがあり夏はプールに冬はスケートリンクで賑わっていた。そして関西航空の水上飛行機で琵琶湖を空から楽しむ観光も出来た。そんな時代を思い浮べながら今日も自転車で浜大津港を通った。観光船ミシガン号で琵琶湖を楽しむと言っても大きな琵琶湖の人工化された南湖といわれる狭い湖上を周航するだけでは本当の琵琶湖の広さや良さを味わう事など出来ないとミシガン号を見送った。細く長い公園としての魅力を感じるのは自転車でのんびりと走るのが一番の観光だと考えている、湖岸を走る道路は狭く自転車でスピードを出すには不向きだが、シェアサイクルでゆっくりと走れば都会では感じられない空間を体験できるのではと思っていたのに、湖岸のシェアサイクルの黄色の自転車OFOが撤退とのニュースを聞き、残念に思った。短期間で判断するのでなくもう少し時間をかけて運営方法なども研究すれば続けられたのではと考えた。そして此の自転車は処分される運命かと思いながら写真に撮った。

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