中島省三の湖畔通信

SF小説

2018/04/15

雨が上がった午後、湖岸サイクリングに出かけた。雨後の琵琶湖は上空低く雲が立ち込める情景は絵になるとデジカメの撮影モードをアートポジションに変え撮った。カメラのモニターで見るとSF映画を想像させる写真になった。その写真を見ていると最近、読み終えたSF小説、地球幼年期の終わり(アーサー・C・クラーク)を思い出してきた。この本を知ったのは京都での呑み会の席でIさんが、感銘した小説がありますよと紹介された本だ。近くの本屋で取り寄せ手元に来たのが月曜日、一週間で読むつもりが余りの内容の面白さに三日で読んでしまった。小説の始まりは人類が宇宙へ進出しようとロケットの準備を済ませた時に総督カレレン率いる船団が宇宙から地球にやって来た所から物語りは始まる、人類の創造を超えた知的外来生物は地球に到着した、その日から地球全土に平和をもたらし人類は苦労する事無く暮らす、一世紀とジャンなる青年が彼らの星へ向かう光速船で密航して地球に帰ってくると迎えてくれたのはカレレン総督だけで人類は既に地球上に存在せず、静かな地球がジャンを迎えた。と言う小説だ。でも中身の凄さは読み進むなかで感じる人類の宇宙に置かれている立場やカレレン総督の宇宙観が次々と僕の脳をSF小説の世界へと誘った。読み終えると何とも言えぬ安堵感とある種の清清しさが心に漂った。人類は滅びるのではなく地球と一緒に消えると想像すると、僕もジャンの様に地球が消滅する瞬間に立ち会いたいと思った。

ペンタゴン・ペーパーズ

2018/04/14

湖岸サイクリングでは湖畔通信用の写真を撮り終えて帰宅した。午後は久ぶりに大津セブンシネマへ向かった。興味のある映画、ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(監督スティーヴン・スピルバーグ)、を見た。アメリカではトランプ大統領が国家権力を振りかざし政治を行っているアメリカで堂堂と国家の不祥事を取上げた映画が製作されている現実を羨ましく思いながら観賞した。1970年代のアメリカの国家機密を新聞がスクープして国民に知らせ、其の事が元になりベトナム戦争が終結に向かったのは誰もが知っている事だ。新聞,ジャーナリズムが強く働いていた時代が映像の中で映し出された、黒い電話機、活字、大きな印刷機械、新聞製作に関わる多くの人達がペンと紙をもって働きまわるシーンにはアナログ時代最後の輝きを見せながら新聞が国家権力の見張りを果たしていた様子は映画の見せ場と僕は感じた。我が国では森友問題、自衛隊の日報、加計問題が国会を騒がしている此の時期にジャーナリズムが機能しなくては此の国はお終いだ。今回の朝日新聞の活躍は素晴らしいと久ぶりに新聞は凄い力があると思った。此れからも力を抜かずに国家権力の見張りをして欲しいと願った。エンディングロールで此の映画はフイルムで撮られている事が判り嬉しさが映画の印象を寄り深いものにした。

北西風が・・・

2018/04/13

今日の琵琶湖は北西の風が強く白波が立っていた。打出浜の湖岸に佇んでいると再稼動された原発が気になった、とくに北西の風が吹くと僕は何時も原発で事故が起これば琵琶湖が放射能に汚染され命の水が絶たれてしまう恐怖を感じる、島根県で起こった地震も活断層が無いところと聞く、若狭の原発群で何時、起こっても不思議ではないと考えると運転は即停止して廃炉に向かうのが常識的な行動と思った。波間に漂うオオバンやハジロたちの姿を写真に撮りながら彼らは原発事故の怖さを知らないと思った。
渡り鳥に変わり最近はアオサギやシラサギが湖岸に現れた。釣り人のお零れを当てにして今日も堂堂と人を恐れず湖岸の釣りの様子を見ていた。

稚アユ釣り

2018/04/12

昨夜の雨の影響で琵琶湖は少し濁って見えた。吾妻川河口では釣れだした稚アユを求めて釣り人が糸を垂れていた。其の中に近所の釣り名人の姿を見つけ成果を聞くと昨日は良くつれたが今日はまだ六匹と話した。やっと琵琶湖にも春が来たと感じた。浜大津港近辺ではハナミズキが花を咲かせ曇り空を少し明るくしてくれた。魚や花が時の移ろいを知らせてくれると足下を見ると自分の靴が目に・・・最近、気付いた右足の靴底の減り方がインプラント入りの左足と比べ見ると左右の差が歴然としている事に驚いた。インプラント入りの左足をカバーする右足には負担が架かっているのかと思いながら手術してから一年が過ぎたと時の流れの速さに驚く年金爺は自嘲気味にまた自転車に乗り帰路に着いた。

水観寺のシャクナゲ

2018/04/11

水観寺は以前、我が町内、南別所にあり御薬師さんとして親しまれ、祖母に連れらお参りした思い出では、お彼岸に堂内に飾られる涅槃図と地獄絵図を見ながら祖母が嘘をつくと地獄に落ちると話したことがつい最近の事の様に頭に浮かんだ。其の頃は誰も水観寺とは呼んでいなかったと記憶している三井寺の境内に移築されてから何十年経ったのかと御薬師さんのお堂を見ると石楠花が散った桜の代わりに春を演出してくれた。

湖岸サイクリングでは平日なのに、におの浜湖岸では若い人達がバス釣りに興じている光景を見ながら昨日、見た哀れなブラックバスを思い出した今日なら釣られてもリリースしてもらい無時に琵琶湖へ帰れたのにと思った。

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