小説の中の風景
2017/11/01
十日ほど前に買った、ノーベル文学賞で話題になっているカズオ・イシグロの、小説、日の名残り、を昨日、読み終えた。最近はクダラナイテレビ番組を見るよりは本を読んだ方がと思っている事もありジャンルを問わずに新聞の書評で判断しながら買うことが多いが、今回は少し興味も涌き買った次第だ、読みかけは丁寧な言葉遣いの執事の思い出話は正直、日本に生きる僕は少し戸惑いながら読み始めた。英国には一度も行った事もないが小説に入り込んでゆくと不思議な事に行った事のないイングランドの風景が頭の中に浮かんできたが多分、映画で見るイギリスの風景の影響と考えるのが妥当とおもった。物語は1956年7月、から始まり、ダーリントン・ホールの執事スティーブンスンが語る回顧録的な話を軸に展開して行き、最初は退屈するかなと思ったが予想を裏切り楽しく読めた。スティーブンスンが新しい主人の車フォードを借りてイギリス国内を旅する風景描写が素晴らしく訪れた事のないイギリスの風景が浮かび小説の後半は読むスピードが早くなった。旅の終わりは少し寂しさを感じた。そして執事スティーブンスと女中頭ミスケントンとの男女の複雑な心の感情のまま終わる恋愛模様は長い時間を架けても実る事はなかったが、それでも前を向き生きてゆく執事スティーブンスは今の時代には存在しないのではと考えながら本を閉じた。
湖岸サイクリングで走る湖岸風景は小説に出てきても不思議ではないと思いながら今日も湖岸を走った。湖岸には台風21号が琵琶湖を掃除したゴミの除去作業が続いていた。これが放射能を帯びたゴミなら簡単に除去することも難しいと考えながら琵琶湖北方の原発群が事故を起さない事を祈った。
晴れた日にも映画を
2017/10/31
今日は秋晴れ三井寺の展望台から空を見上げると雲が美しく眺めを一段、格上げしていた。ススキが秋にサヨナラをしている様に見えたが秋はこれからが本番と思った。映画を見るのはお天気には関係ないが昨日と今日と続けて浜大津アレックスシネマへ向かった。昨日、見た映画はアメリカ映画、ドリーム(監督セオドア・メルフィ)で内容は1960年代のアメリカでは人種差別や女性蔑視が横行していた時代の物語は黒人女性の数学者三人が勤務する職場で差別を受けながらも活躍するアメリカンドリーム映画は楽しく見らたが、少し物足りなさを感じながら映画を見終えた。今日もアレックスシネマへ昨日、ポスターを見て興味が涌いたアメリカ映画のスイスアーミーマン(監督ダニエル・シャイナートとダニエル・クワンの兄弟の作品)で僕のイメージした映画とは少し違ったが此方の方が意外と楽しめた。死人が活躍するなんて実に荒唐無稽だが人生を考えさせられるシーンもあり、そしてファンタジック?なところも好き嫌いはあるが、性的マイノリティーらの問題をさらりと映画で表現した内容に少し考えさせられた良い映画と思った。館外にでて、題名のスイスアーミーマンはと考えると直ぐにスイスの有名なアーミーナイフの事を思い出し、なるほどと、そして死体がビクトリノクスのナイフの様に色々な使い方で活躍する映画はファンタジックな映画の範疇に入るなと思った。
木枯らし一号
2017/10/30
強風が吹きつけ湖上は荒れ模様で白波が立っている、でも観光船ミシガンはその波を物ともせずに湖上を進んでいる、今日の風は台風並みと思いながら湖岸を自転車で由美浜へと向かった。幸い風は強いと言っても北西風は横風で何時もよりは強くペダルを踏むが其れほど苦労せずに走れたが水位の上がった湖面から大きな波が来ると飛沫で道が濡れている場所もあった。におの浜のホテル桟橋にはミシガンが着いたところだ、波と船は絵になると自転車を止めた。水位が上がったお陰で波の迫力が感じられる写真が撮れると手ごたえを感じた。そして何回もデジカメのシャッターを押した。由美浜でUターンすると風は真正面に変わった、其の強風を受けながら自転車のペダルを漕ぐと久ぶりに息が上がり疲れを感じ、何時もの喫茶店タイムに寄りコーヒーブレイクをした。帰りの道は幸い横風であまり影響を受けずに自転車は走った。帰宅後、パソコンに写真をアップしながら写真を見ると意外と波は大きく迫力を感じた。そして夕刊を見ると大阪管区気象台は30日午前、近畿地方で木枯らし一号が吹いたと発表したと記していた、風速は彦根市で22.9メートルの風が吹いたことを知り台風並みの強風の中でも軟そうに見える観光船ミシガンも中々やるなと思いながらミシガン号の写真を見た。
三井寺の行事
2017/10/29
二週続いての台風の影響でイベントが中止される中、三井寺の行事、宗祖智証大師御祥忌法要が行われ僕も毎年、出席しているが法要中も雨が降り続くのは珍しい事だと、そして雨が吹き込むテントで僧侶たちの声明(お経)を聞きながら智証大師(円珍)が過ごされた時代、九世紀の日本はどの様な社会だったのだろうかと想像していると雨音と声明のコラボレーションが心地よく僕の耳入ってきた。智証大師は空海や最澄と同じ様に唐へ渡られて仏教を極められた方と本で知ったくらいの浅い知識では語ることはできないが1200年も経った現在でも毎年法要が続いている歴史には唯驚くしかないと思った。そして紙(木簡)や口伝で残された記録は千年以上の時を経ても、遠い昔の情報を現代に伝えることが出来たがデジタル機器での記録は遠い未来に現代の情報を伝え残すことが出来ないのではと疑問を感じながらポケットからデジカメを出し法要を写真に撮った。
琵琶湖情景
2017/10/28
今日は雨、湖岸サイクリングはお休みにした、以前ならレインギアに身を固め雨も風も関係ないと出かけた事が懐かしく感じる今日は、爺になったと自覚した。昨日の琵琶湖は朝方の霧がまだ遠方の山々を包んでいる情景が秋の陽を受けて幻想的に見えた。毎日、自転車で湖岸を走り琵琶湖を見ていると一日として同じ風景はないと毎日が新鮮に感じ写真を撮っていても飽きることがないとパソコンに写真をアップした。
最近、浜大津港でカワウの大群が浮き桟橋を占拠している風景をよく目にするようになった。昨日もカワウの大群を見ているとヒッチコックの映画鳥を思い出してきた、カラスよりも大きい黒いカワウが大群で人間を襲ってきたらと想像すると映画、鳥 以上の迫力があるのではと思ったが実際そんな事になれば非常事態で人間社会がパニックになるのではと少し怖くなった。

















