水面の小さな青空
2016/12/10
今日は冬型の気圧配置、少し雨を心配しながら湖岸サイクリングへ出かけた。打出浜から琵琶湖を見ると比良山の麓は時雨模様、北方は雲が垂れ込め多分、高島は雨がと思いながら上方を見ると青空が広がり雨の心配は無くなった。由美浜の近くではバス釣りに興じる人が見られた。帰り道は買い物に湖岸からにおの浜のスーパーに向かうとコンクリートで三面張りされた小さな河川の片側の楓の並木の美しさに気がつき自転車を降りた、並木と言えば高島市,マキノ町もメタセコイヤが有名で先日もテレビで人出の多さと撮影マナーが問題になっていると報道していた。マキノまで行かなくても素晴らしい楓の紅葉の並木が近くで楽しめ、僕はこれで充分とデジカメで写真を撮っていると水面に浮かぶ落ち葉の中に小さな青空を見つけ、少し幸せな気分になった。
我が町叙景
2016/12/09
今読んでいる佐藤泰志の小説,海炭市叙景は寂れ行く地方都市の様子、そして其処に暮らす人々の息遣いを感じる表現は素晴らしいと・・・そして叙景が気になり調べると、そのまま見ること、と記してあった。情景と叙景とはどの様に違うのかと考えながら、湖岸サイクリングに出かけた。打出浜から琵琶湖の東、草津方向を見ると観光船ミシガンが遠くに三上山、そして蜃気楼の様に高いビルが立ち並ぶ草津市を背に航行している、今から五十年前は湖岸から草津市のビルなどは見ることは無かった、今では県庁所在地のJR大津駅を遥かに抜いて県下一の乗降客があると聞く、そして百貨店もあり賑わっている人気の地方都市だ。帰路は久ぶりに大津の商店街へと自転車を向けた、県庁前の通りから丸屋町へと、此の町の賑わいは凄く自転車で走る事はなど出来ず終日買い物客で賑わっていたが、現在は目を瞑って自転車で走って人に当らないほど静かな商店街となった。電車通りを渡れば滋賀県一と言われた菱屋町も寂びれた、続く長等商店街も近年閉店する見せが後を絶たない、先日も僕の同級生が経営していた駄菓子屋も幕を下ろした、二軒も在った映画館も消えて久しい、近くに在った江戸時代から続く遊郭柴屋町の面影はすでに無く、町は静かに時代の流れに乗りながら何処へ行き着くのかと考えながら自転車を走らせ商店街を後にした。
小説を・・・
2016/12/08
小説は時々、読むが以前にも書いたが映画を見てから読んだ、佐藤泰志のオーバーフェンスから、此の作家に興味を持ち、いま海炭市叙景を読んでいる途中だが町の描写と其処に住む人の日常が映像となって頭の中に映し出されるのは何故と・・・佐藤泰志の小説は北海道、函館市が舞台、でも僕は一度も函館の町を歩いたことが無いのに、其の場所に住んでいるような錯覚を覚え市電の走る街のバーに出かけようかと本を読みながら、そんな事を考える小説に不思議さを感じた。今日も七十六年も住み続けている此の町を言葉で表現する事は難しいとおもいながら湖岸サイクリングに出かけた。言葉と違い写真は日常を簡単に切り撮れるが言葉の様に重みを感じるまでには行かない、今日も由美浜でベンチに座り紅茶を飲みながら目の前に広がる人工の浜と湖面に浮かぶ鳥、や漁船を見ながら此の情景を言葉にできたらと、自分の文書力の無さを感じながらデジカメで由美浜の風景を撮った。
午後、鹿関橋から疏水を見ると清掃作業をする人の姿が見えた。ホースの先から出る水も心なしか弱く感じ、此れでは汚れが落とせないのではと少し心配しながら、晩秋の風物詩をカメラに収めた。
疏水の清掃作業
2016/12/07
昨日、近くの鹿関橋の上でクレーン車が疏水に作業用車を下ろしていた。今日、湖岸サイクリングで三保が崎の疏水水門付近では清掃作業が始まっていた。少し見て、湖岸へと自転車を走らせ浜大津港へ、今日もユリカモメの姿はない、以前ならユリカモメが湖岸の手すりに整列している姿を見るのが冬の風景と、少し寂しさを感じながら湖岸に自転車を止めて琵琶湖を眺めた。今年は水鳥(渡り鳥)が少なく感じるがと、でも北風が強いと浜大津を避けて草津の湖岸にいるのかと思った。におの浜から琵琶湖を見ると漁船が藻の刈り取り作業をしている、多くの漁船が湖上を行き来している姿は新しい風物詩と・・・この次期から湖底の藻を除去すれば少しは大繁殖を抑えるのではとおもいながら由美浜へと自転車を進めた。
午後は疏水の清掃作業を写真に撮ろうと疏水に向かい北国橋より清掃作業を眺めていると、今年は何時もより疏水の壁面が汚れている様に思えた。今年の8月から9月にかけての琵琶湖のアオコの発生は異常と思えた、そして琵琶湖が悲鳴を上げていると僕は感じた、今日も清掃作業を見ていると琵琶湖の水質は大丈夫なのかと心配になってきた。少年時代は疏水の清掃作業など見たことは無かった、それだけ琵琶湖の水が美しかった事かと考えながら清掃作業の様子を写真に撮った。
プライドを捨てない
2016/12/06
今日は冬型で少し風の強く吹く湖岸を自転車で走った。浜大津から由美浜へ向かう途中、比良山の方向に見える虹が気になり時々、自転車を止めて写真を撮った。残念ながら湖上には大きな虹の橋は架からなかったが琵琶湖冬景色として楽しめた。におの浜の湖岸では園児が虹を眺めて楽しんでいるが今日は北西の風、もし若狭湾にある原発が事故を起こせば放射能が見えない雲となって琵琶湖を襲ったらと想像すると恐ろしくなった、僕等の世代が原発を全廃にして次世代には迷惑をかけない様にすべきと湖上の彼方の虹を見た。
午後は京都シネマに出かけた、パソコンの情報で知ったフランス映画、ティエリー・トグルドーの憂鬱(監督ステファヌ・ブリゼ)を見るために、映画はドキュメントタッチの映像が登場人物の息遣いまでが伝わって現実感が内容を盛り上げた、主人公ティエリー・トグルドーを演じるヴァンサン・ランドンの自然な演技が劇映画であることを忘れさせた。映画は主人公がハローワークの職員に苦情を訴えるところから始まり、日常を標準レンズで無用な撮影テクニックなど使わずに見事に表現した映画は僕を虜にした。主人公が最後に見せた行動を見て、人はプライドを持ち続けねばと思った。そして久ぶりにバーK6でSバーテンダーと映画の話をしながらシングルモルトを飲んだ、二杯目はブレンドウイスキーを勧めら飲み、ブレンドウイスキーも美味いと認識を変えねばと思いながらK6を後にした。

















