中島省三の湖畔通信

秋日和

2016/10/30

朝の散歩では少し寒く感じたが湖岸サイクリングでは風も無く秋日和で湖上も湖岸も魚釣りをする人が多く見られた。におの浜の湖岸から比叡山を眺めていると飛行船が西大津のマンション群の上空を飛行しているのに気づきデジカメを出し写真を撮りながら飛行船の姿を追った。飛行船はスピードは最高速度で90キロと他の航空機と比べると遅いが今日見る飛行船も40キロぐらいのスピードで低空飛行をしていて高度は100メートルぐらいに見え航空法では最低高度は300メートルと決められているが飛行船は例外かと考えた。熱気球、ハンググライダーは航空法では空のゴミとして認識されていて高度制限はないが飛行場所を届ける義務があると記憶しているがと、彼方の飛行船を見ると雄琴上空に、比良山と対比すると小さく見えた。そして僕は飛行船に乗りゆっくりと琵琶湖を空から一周したいと思いながら遠くの飛行船を見た。

三井寺の行事

2016/10/29

テレビの天気予報から今年最初の木枯らしが吹いたと伝えていた。雨が少し降っているが三井寺へ毎年行われている行事、中興の祖、知証大師御正忌法要に参列するために境内にある唐院、灌頂堂へ向かった。もう既に参列者はテント内のパイプ椅子に座られていた。僕も空いている椅子に座ると間もなく法要が始まり、堂内から僧讃の唱和により粛々と進んだ、そして僧侶の唱える声明を聞きながら空を見上げると少し開けた青空の中を声明のリズムに乗り雲が流れる様を見ながら一千二百年もの間、尊ばれる知証大師とはいかようなる人かと雲に尋ねた・・・・雲はただ流れて行くのみで答えなどは無いと僕はそれでいいのだと自分に納得した。法要が終わり僧侶が退堂すると秋の日差しが差し込むと一瞬、静寂が訪れた。

午後は境内の国宝、観学院での三井古流の茶会に・・・美味しいお茶を楽しみ外へ出ると冬が近いと感じる冷たい風が境内を流れた。

浜大津湖岸で大きな鯉が

2016/10/28

雨を心配しながら湖岸サイクリングに出かけた。浜大津港を過ぎると緑地帯で人が数人何かを取り囲んでいる様子が気になり近付くと大きな鯉を釣り上げた人が其の鯉を抱えて記念写真を撮ってもらっているところだった。僕も序に撮らせてもらった。何時も湖岸を走っていると一年に数回、釣り上げられる大きな鯉を見ることがあるが、今日、見る鯉は元気そうで傷も無く美しいと思った、そして鯉の目を見ると何か僕に訴えている様にも感じたが写真を撮り終え其の場を去り、由美浜へと向かった。    

帰り道に、鯉を釣った人にブログに顔を載せても良いかと尋ねながら大きな鯉を釣り上げた様子を聞くと、此の鯉は昨夕6時頃に釣れたが上げることが出来ずに一晩まって今日の朝に上げたと聞き、釣りも大変な労力がと考え到底、僕には無理な趣味と思いながら家路に着いた。

写真展に向けて

2016/10/27

明日は雨との予報を聞き、湖岸サイクリングへ出かけた、今日はロードバイクで走った、タイヤが細い分、抵抗が少なく最近は此の自転車に乗ることが多くなった、少しでも楽にと考える自分に少し反省しながら湖岸を走った。

午後は三井寺の秋のライトアップの企画で僕の写真展を開いてくださる事に・・・そして今日は写真の色構成のため、お寺の事務所に出かけた。写真は50点程で航空写真で琵琶湖の変遷を追った構成だがピンホール写真と湖畔通信と盛りだくさんの写真で構成の予定で、写真をサポートしていただくのは京都の企画会社の色彩の専門家のSさんによって、テストプリントされた写真は元のデーターの粗さを見事にカバーしていてSさんの技術は凄いと思いながら写真の構成を済ませた。写真はカメラのシャッターを押せば簡単に写せる時代となったが作品として見せるには技術者の手を借りなければ仕上げるのは難しいと思っている、そして自分の力よりも他力に頼ることの多さを改めて感じている、今回の展覧会も企画をしていただいた三井寺のFさんそして企画会社のFさんSさんらのお陰で11月18日より三井寺観音堂書院で中島省三写真展として開かれることになったことを感謝した。

マルメロとカリン

2016/10/26

向かいのお家のカリンが大きな実が色づき始める秋の季節は僕は決まって以前に見た映画、マルメロの陽光(ビクトル・エリセ監督の1992年)のドキュメンタリー映画を思い出してくる、それはマルメロとカリンがよく似ているからと、今日は気になりパソコンで見ると、同じバラ科だが属は別と、似ているのは黄色の果実と実を砂糖漬けや焼酎付けにするところだけとあり、見れば違いは歴然とあった。マルメロが印象深く僕の心に残っているのは映画が良かったからと、でも内容ははっきりと覚えている訳ではないが画家アントニオ・ロペス・ガルシアが自宅の庭に成るマルメロの実を秋から冬へ向かう季節に描いて行く日常を描いた作品で、画家がマルメロをどの様に表現して行くのか僕は興味を持ちながら見た、そのマルメロを描く過程をカメラが淡々と画家の姿を追って行く映画は見ごたえがあり、画家が作品の絵を仕上げるために崇高な表現活動する姿を静かに追った二時間の映画で、画家はマルメロの絵を完成する事無く映画は終った。今でも僕が忘れずにいるのは画家が真剣にマルメロに対峙して行く芸術に対する真剣な姿だと思った。今の世の中、一番に真剣に国や社会の在り様を考えて行かねばならない時に政治家がこんな状態では此の国の行く末もどうなる事かと心配になってきた。

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