中島省三の湖畔通信

沖島逍遥

2016/07/25

沖島に最初に訪れたのは僕の記録映画の撮影のために友人の清水さんと1979年が最初だと記憶していて、琵琶湖総合開発工事が始まり間もないころで港は工事中だった。島には大きな漁港などはなく島の南側の岸辺と言うより家の前に漁船を留めていた。其の頃は漁船もFRP製ではなく木造船が殆どだった。島の鄙びた風景は昭和そのもので時間が止っているように思えた。昨日も久しぶりの上陸?と言っても3年ぶりだが新しく完成した桟橋がドーンと鎮座ましていた。鮒ずしつくり、の休憩時間に島の中を歩いた、狭い路地は島特有のもので小さい島の生活の知恵を感じた。夏日が気だるさを運んできて島中が昼寝をしているように静かで、猫が多く住む島と言われているが猫の姿も見かける事はなかった。家の前には此の島でベンツと呼ばれている三輪自転車が軒先に置かれいるのが唯一生活臭が感じられた。漁港を見ると全ての漁船はFRP製のものばかりになり木製の漁船は僕の記憶の中にしか存在しないことを寂しく思った、でも島には観光開発の影響は少なく昭和の良き時代を仄かに残していて僕はほっとした。

沖島へGO

2016/07/24

沖島へGO・・・スマホのゲームでは無い、今日は友人のMさんに誘われて琵琶湖に浮かび唯一人が生活している島、沖島へ鮒ずし作り体験クルーズに参加した。久ぶりに船上から琵琶湖を眺められると喜んで浜大津港へと向かった。港に着くと既に多くの人が、もうMさん、そして友人のSさんは既に来ていた。9時にリオグランデ号は浜大津港を出航した。琵琶湖では中型の高速船で20ノットのスピードで沖島へと向かった。後部デッキから見る浜大津港や何時も湖岸サイクリングで走る湖岸風景を湖上から眺め何時もと違う風景を味わいながら考えた。乱雑に開発された湖岸都市?と残念なことだと思ったがどうする事もできないと諦めながら湖上風景を楽しんでいると船は一時間一寸で沖島へ着いた。

湖岸は釣り人が占拠

2016/07/23

今日も自転車で湖岸を目指した。浜大津港周辺の湖岸は多くの釣り人で占拠されたと言っても何時もの外来魚撲滅の釣り大会、夏休みに入っての最初の土曜日とあって家族連れが多くを占めていた。企画団体が優秀なのか僕が今までに見た釣り大会より遥かに大人数を集めていた。僕は以前から撲滅と言う言葉は嫌いだ。ブルーギル等の外来魚は好んで琵琶湖に来た訳ではない、人間が琵琶湖に入れたものが大繁殖しただけの事を目くじらたてて外来魚をギャングに仕立てての釣り大会などは命を大切にすることをモットーにする教育には良くないのではと考えながら自転車を走らせ何時もの目的地、由美が浜へと向かった。

午後は月に一度ある原発反対の市民ウォークに参加した。顔見知りも多く何時もの様に膳所駅から関電滋賀本社までのデモが夏空の下を進んだ。

今日の出来事・・・

2016/07/22

テレビからポケモンゴーが日本にリリースされたと・・・、各地でスマホでポケモンゴーを楽しむ人達の映像が流れていた。スマホを持たない僕はバーチャル的ゲームには興味は無いと午後は予定していた三井寺で行われる本山採灯大護摩供へ出かけた。午後2時法螺貝の音が聞こえ間もなく行者の一行が総門に姿を現し護摩壇へ向かった。読経、諸作法が進み護摩壇に火が点火されると、護摩壇から煙がゆっくりと這い出て見る間に巨大な雲になって青空に登って行く様を見ていると去年も此処に来た事を思い出し時間の早さに驚きながら行事の写真を撮った。採灯護摩供は厳かに進み2時間で終った。

撮りおえた写真をパソコンにアップして画面を見ながら、実際にあった事も過ぎればバーチャルになるのかと、実時間は瞬間でしか感じられないのかと考えていると先日、見た映画アリス・イン・ワンダーランド時間の旅(アメリカ映画、監督ジェームズ・ボビン)でアリスがクロノスフィア(タイムマシン)に乗って過去の時間に起きた事件を変えようとする物語はファンタスティックな画面が時間の旅を楽しませてくれ、そして時間の事を考えさせてくれた。そして過去に上映された日本映画、かぐや姫の物語(監督高畑勲)も思い出した、主題歌いのちの記憶(二階堂和美)の歌詞、いまのすべては過去のすべて、を思い出しながら、過去から未来へ流れ行く時間の不思議さを考えた。やはり人は瞬間にしか生きられないのかと思った。テレビを点けると画面にはポケモンゴーのゲームをスマホで楽しむ若者の姿が・・・バーチャルな瞬間もリアルな瞬間も同じと・・・でも僕は同じバーチャルでもスマホの画面では無く自分の頭の中にバーチャル的空間を築きたいと思った。

再びカラスノマクラ群生地に

2016/07/22

今日の湖岸サイクリングは昨日、目にしたカラスノマクラの群生地が気になり自転車を飛ばし向かった。現地に着くと周辺の草刈は終っていたが、幸いな事にカラスノマクラの群生地は残っていたが50メートル先には草刈機のエンジンの音を響かせて作業する人が見えたので急いでデジカメを出して辺りのカラスノマクラを写真に撮った。良く見ると昨日よりも花が多く、そして実も確認できたが、残念ながら今晩のカラスノマクラの花の饗宴は無いと思った。草刈人に心あらば、この美しい花を少しでも残してほしいと・・・でも現実は作業として粛々と進められて行く事は判っているので諦め、カラスノマクラの群生地に来年の再会を約束してサヨナラをした。

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