中島省三の湖畔通信

海市と雑草花

2016/06/28

霧雨の中を湖岸サイクリングに出かけた。打出浜から見る琵琶湖も視程が良く琵琶湖大橋から龍神崎までもが、良く見ると蜃気楼の様に橋や岬が浮いて見え急いでデジカメを出しデジタルズームを最大限にして撮影した。由美が浜では湖岸の雑草の中に赤い花を見つけ近付いてよく見るとねじれながら咲いている、うんとカメラを近づけて撮った。モニターで確認、OKと自転車に乗り大津方向に向かった。
 
家に帰り、パソコンに写真をアップしながら僕は蜃気楼よりも海市の方が好きな言葉と思いながら、今回の参院戦の話題は経済の発展の事ばかりで本当に大事な事は争点に挙がらずガッカリするばかりだ。世界中の経済学者が資本主義経済はこれから先は発展などありえないと考えているのに安部政権は発展的経済を目指しこの国を豊かな国にするといっているがアベノミクスは海市の様なものとなってしまった今、何も経済の発展が豊かさだけでは無いと思う国民も多くいるはず、政治家だけが今も経済の発展が国を豊かにすると思っている、印刷され続ける紙幣は海市の様にやがて消えてしまう運命となってインフレへと進んで行くのかと思った。そしてパソコンの画面に映る赤い小さな花、名前はネジレバナと判った。琵琶湖の海市は消えたが雑草の中には美しい花が消えずに咲いていた。お金の事など考えずに時には足元の自然に目をやれば小さな幸せは幾らでも在ると考えた。

花と琵琶湖の風景

2016/06/27

夏が来たーと言えそうな青空が広がった中を湖岸サイクリングに出かけた。梅雨は何処へと、でも梅雨明けは、祇園祭が済まないと夏は来ないと子供の頃に祖母が言っていた事を思いだした。浜大津港の周辺ではアガパンサスの花が盛りを迎えて青空に背伸びするように咲いている、アフリカ原産の青い花はやはり太陽が似合うと思いながら何枚も写真に写した。
湖岸は月曜日で散策する人も疎らで自転車は快適に走れ、浜大津から15分もかからずに由美が浜に着いた。気になっていた白い小さな花、何処でも見かける雑草の花の名前を昨夜パソコンで調べヒメジョオンと判った、そしてこの花も北アメリカ原産で生命力が強く朝の散歩の途中でも見かける日本ではポピュラーな花で僕は市民権を得た花と解釈した。浜辺に目をやるとオオバナミズキンバイが負けじと自己主張している光景を見ていると琵琶湖の風景の百選があるとしたら僕は南米原産の黄色の花を推薦しようと考えた。今日、湖岸で見た花すべて外来種で、僕はすでに市民権を得ていると思いながら自転車を走らせた。

家に帰り写真をパソコンにアップしながら見ていると、どの花も風景に見事に溶け込んでいて、素晴らしい観光風景と思った。人間はやれ外来種だの特別監視対象とかで騒いでいるが植物は自分で歩いて来た訳でなし、すべて人間が介在した結果、この様な状態になっただけと、植物には罪があるわけが無いと・・・そして植物は種から同じ場所で育ち大きくなれば数十メートルの高さに、そして何百年と生きて、地球には迷惑をかけない植物の凄さに人類はもっと謙虚にならねばと思った。

象列車を想いだす・・・

2016/06/26

休日の湖岸はそれなりの人出で賑わっている。自転車も平日の様にすいすいと走るわけには行かない,その代わり自転車を降りずに湖岸を眺めながら走れた。湖上では水上スキーやバス釣りのボート、遊覧船そして遠くに競技でもしているのかヨットの白い帆が鳥の群れの様に見え琵琶湖も観光シーズンの様だ。由美が浜の湖岸では雑草の中で一際、可憐な花が目に入りデジカメで撮っていると近くにも色々な花が咲いているのに気づき、此花も写真に撮った。帰路、プリンスホテル前の湖岸では芝桜専用の花壇の中で美味しそうなキノコを見かけ写真に留めてキノコは取らずに家路に着いた。

午後は先日、買ったフォトジャーナル誌DAYS,JAPANを持って三井寺の茶房へ出かけた。表紙には先日亡くなった象、はな子の特集記事を読んだ、1949年戦後間もない日本に子供たちへの贈り物としてタイから来た象は、それから67年間,柵の向こう側に訪れる人間を見続けたと記事に書かれていた。象のはな子は狭い空間でストレスをためながら67年もの間生き続けた象の事を考えた。アニマルライツセンターの岡田千尋さんの文を読み動物園での過酷な動物の日常を身近に感じた。ライオン、キリン、象らの大型動物は大きな森や平原でないと本来の生活が出来ない、幾ら自然を模したといっても知れたものと、象は行動半径が広く、色んな場所で植物を食し、そして色んな場所で糞をすることにより植物多様性が保たれると語っていた、自然界で暮らす生き物を捕らえて小さな場所で展示、飼育したりする事はやめる時期に来ているのではと・・・今なら進んだ映像技術でバーチャルな動物園が出来るのではと思った。そして僕は1949年の象列車の事を想いだして来た小学校4年生の6月に大津駅から名古屋東山動物園に戦争を行き抜いた象、マカニーとエルドの二頭を見に行ったことが最近の様に思えた、そして象はな子が日本に来た年に名古屋へ象を見に行った1949年は僕が9歳の時だった。

読書の時間

2016/06/25

今日も雨を心配しながら自転車で湖岸に向かった。曇り空ながら視程もよく打出浜より琵琶湖大橋も確認できた。由美が浜へと自転車を進めると、道端に魚が置かれている、ブラックバスやブルーギルなら日常的によく目にする光景だがと思いながら,自転車を降りて近付いて見ると鯉だと判った、湖岸には鯉釣りの竿が数本並んでいるが釣り人が見えないが、大きさも食するには丁度と思った。帰路、浜大津港では紫陽花よりもアガパンサスの花が多く咲いているのに気づき写真に撮り帰宅した。

午後は読書に、何時もの三井寺、ながら亭へ出かけた。本は最近新聞の書評らんで見て気になり買った,朝井リョウの「ままならないから私とあなた」を持って出かけた。最近、新聞の書評欄を見て本を買うことが暫しある、僕は小説よりもエッセイ的なものを好んで読んでいたが・・・今年に入ってからは小説を読むようになった。映画も自分好みの作品が少なくなった事も影響していると思った。小説を読み終えて、自分なりに便利になった世の中を少し批判的になっていたなと反省した。僕的には納得の内容で、現代社会を生き抜くには柔軟さを少し持ちながら自分の考えを崩さずに対処できるのではと考えた。朝井リョウ原作の桐島、部活やめるってよ は映画にもなり、以前に見た事を思い出し、この「ままならないから私とあなた」も映画化されたら見たいと思った。

雨模様

2016/06/24

湖岸から見る琵琶湖の眺めも雨を予感する事ができた。由美が浜で折り返して、スーパーで買い物を済ませて、雨の洗礼を受けずに帰宅できた。テレビを点けるとイギリスのEU離脱、残留の国民投票の状況を放送していた午後からもニュースは其の事が話題となって各局が流していた。何処かの局のコメンテーターが世界中の政治家の指導力が落ちたと伝えていた。
今回の参議院の選挙でも経済が最優先課題だがイギリスのEU離脱で世界経済はますます不透明になり我が国の安倍政権のアベノミクスも暗礁に乗り上げてしまった、国政選挙なら各党が政治方針を国民に問うのが普通だが憲法問題、原発事故、社会福祉、雇用問題と争点は幾らでもある筈、こんな選挙では僕は行く気にもならないと又、今回もパスと決めた。世界中で政治家の指導力が弱くなったと言われているが独裁者やカリスマ的政治家が台頭するよりは今の方がマシと思ってしまった。無責任体質の政治家や官僚が進めてきた政策を見ているとこの先希望など持てるはずがないと暗くなるばかりの日が続くが・・・・落ち込んではいられないと身近なものの美しさにカメラを向けた。
 

庭には何時も此の時期に咲く花を写真に撮った・・・・・名前はパソコンでアガパンサスと知った。

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