中島省三の湖畔通信

イメージは膨らむが

2016/04/12

今日の湖岸サイクリングは昨日と違い風も無く穏やかで自転車日和だ。
昨日は風が強く、南湖にしては波も大きく湖岸に当り砕け、波飛沫が上がっている、僕が立っている湖岸の前方には近江富士の三上山が見える、富士山の様な大きなスケールは無いが眺めていると葛飾北斎の富嶽三十六景の一枚を思い出し、湖岸の波と三上山を、無理を承知でイメージを膨らませて写真に撮った。
家に帰りパソコンの画面で見ても、富嶽三十六景には程遠いが僕の頭の中ではオーバーラップされて見事な写真になっているのですが・・・現実の写真での表現は諦めて想像の世界で辛抱した。

移ろい行く季節の美

2016/04/11

桜も散り、新緑のシーズンへと変わって行く、今が春の一番美しい時と僕は思っている。今朝も散歩で通る鹿関橋より見る疏水の景色の素晴らしさは上質な日本画を見ている様で脳内がリフレッシュされた。京都の美術館では有名画家等の展覧会が目白押しだが、美術館の入場料も高くなり、映画の好きな年金爺は美術館への足は遠のくばかり、でも身近なところでも感性を働かせれば美は何処にでも発見できる、今日も三井寺の境内を歩いていると新緑と桜のコラボレーションや目線を下に移せば足元には小宇宙が広がっていて美術館に行かなくても生の美しさを肌で感じる事が出来、心が満たされて朝から幸せな気分になれた。

昨夜、遅くにテレビのニュースショウで元ウルグアイ大統領のムヒカさんの取材番組が放送されていた。誰が見ても温厚な人柄と判る姿が周りを温かくする中、笑顔でインタービュに答えるムヒカさん、今の我が国ではこの様な笑顔の政治家は誰一人として無い。それにしても質問したり解説するコメンテーター等の上から目線とクダラナイ質問に答えるムヒカさんの人間的スケールの大きさには感心した。
空気の読めないマスコミは高齢のムヒカさん夫妻を大阪の町を連れまわしまるでタレントの様にしてしいて失礼この上ない番組と僕は思った。反知性主義と大量消費主義の旗を振るマスメディアにムヒカさんの言葉など理解できないと思った。

静かな町

2016/04/10

今日も我が家の近辺はお花見客で賑わっているが、町中は静かで寂しい限りだ。町内の官舎も住む人の建物も数棟となった。寂しい風景は写真の題材には良いのだがと・・・本日は大津の現状を考える機会にしたいと写真を載せた。明日は明るい写真が撮れるかな・・・・

関寺の牛塔。

2016/04/09

京阪電車、京津線で京都へ向かう時、浜大津を出て上栄町駅を過ぎて間もなく山手に大きな石塔が見え、通る度に気になっていたが、長安寺までは行く事があっても牛塔の近くに行くことは無かった。先日に長等公園から高観音を通り京阪電車の上栄町駅へと、その折、長安寺へ久ぶりに寄り気になっていた、石塔のある場所に行き説明版を読んだ、3・3メートルもある大きな石造の塔は関寺の牛塔で天延元年976年の大地震で、この場所にあった大きな寺、関寺が倒壊し、其の復興再建工事の時に活躍した牛を供養するために建てられたと、其の牛は仏の化身と都に噂がたち、都人がその牛を見るために多く訪れたと記してあった。再建されたお寺は慶長5年1600年に西軍に放火されてからは再建されず、今は長安寺の小さな境内の中で存在感を示している牛塔に美しさと迫力を感じながら歴史の中の盛衰を思い浮かべると人の世の儚さだけが僕の心に残った。

山桜

2016/04/08

桜の花も昨日の雨で散り、今朝の三井寺の散歩では桜の花びらを踏みながら歩いた。見上げると花は五割くらいは残っていてまだお花見は楽しめそうだ。何処を向いてもこの次期はソメイヨシノの桜ばかりで、少し嫌気もと、やはり桜は山桜と思った。円満院の門前には三本の見事な山桜が咲いているが看板や電線が邪魔をして樹の全体を美しく撮るのが難しく、どう表現すればと迷った。良く見ると根元で別れた処に咲く山桜を撮った。
やっと桜も散り・・・・江戸時代の俳人、上島鬼貫の句、花散りて また静かなり 園城寺 を思い出した。新緑が美しくなるこの時期が三井寺は一番美しいと僕は思った。

TOPページ前ページ次ページ

-Topics Board-Skin by Web Studio Ciel- 管理

× 閉じる