中島省三の湖畔通信

湖岸のマンション

2016/03/20

最近、テレビのコマーシャルや新聞折込で立派なチラシで見るとホテル紅葉跡地にマンションが出来るそうだ、高さは15階建てとか、でも湖岸にまた衝立が出来るだけの事、風景条例など関係ないとばかりに開発は進んで行く、此れも現実と思いながら打出浜より比叡山の方を見た。マンションが増えたところで現実の大津湖岸の乱雑な風景には変わりないと思った。

文化館の近くではコブシの花が春風といっても、まだ冷たい風に揺れていた、もうすぐ比良八荒、もう一度雪が降るかな、と思いながらコブシの花を眺めた。

湖西線車窓風景

2016/03/19

サンダーバードは金沢駅を定時に発車した。ぼんやりと車窓風景を楽しんでいると何時しか軽い眠りに入り気がつくと敦賀駅を過ぎていた。
この沿線の楽しみは琵琶湖の湖岸近くを走る列車より見る湖の風景は特別なものと何時も思っていて写真を撮るのが楽しみだが一度も此れといった車窓写真は撮れたことが無いと、今回は撮れるかと期待しながらデジカメを出しスタンバイした。今津駅を過ぎると琵琶湖が見えほっとする、生まれ故郷から一度も離れずに暮した不甲斐なさもこめて車窓風景を眺めた。僕に一度でも故郷やこの国を捨てる強い意志があればもっと人生が深くなっていたかもと自分の意志の弱さを振り返った。遠くに見える伊吹山にも雪は無く温暖化の影響と、でも地球46億年の歴史の中で人間が地球温暖化を騒いでも何の意味も持たないと、これも地球の自己防衛で人間を減らさなければ地球自身が危ないと思っているのではと考えた。高島駅を過ぎると僕の好きな乙女が池横を通過するので緊張して瞬間を待ち撮った、これもマグレデ上手く家並みが映る池が撮れていた。琵琶湖は丁度、夕景に近づいて美しく見え、沖島や八幡山がシルエットで何時もより神秘的に感じる、何枚かシャッター押した、写真を画面で確認していると列車が停車した、暫らくすると京都、大阪間で人身事故がありサンダーバードは近江舞子駅で運転打ち切りのアナウンスがあり、快適な旅もこれまでと、普通電車に乗り換えて大津京駅まで行く事になったが、時間は遅れたが本来なら京都まで行き、大津へ帰るところが大津京駅で下車でき僕には好都合となった、そして特急料金の返還を受けて何だか得した気分になり、たまには鉄道に乗りたいと思った。

車窓風景

2016/03/19

最近のテレビ番組には魅力は感じないが、走る電車から見る車窓風景は子供の頃から好きだった、次から次へと景色が過ぎ去って行く様は切なくもありますが映画では体験できない実時間の映像が見られる車窓に何時も魅せられ、デジカメを構えながら自分のイメージで流れる風景を撮影していると映画の中に自分が入っている様な錯覚をして物語の主人公になる、でもバス旅ではこの様な感動を感じたことが無い。先日の金沢行き、サンダーバードの車窓から見る湖西の山には暖冬で雪が無く、例年ならマキノ赤坂山などは残雪が多く見られるが今年は皆無で琵琶湖に流れ込む冷たく美しい水が少ないと、今年の夏の琵琶湖が心配と思った。

列車は敦賀駅、そして福井駅を過ぎると車窓から遥か彼方に雪を蓄えた白山が見えた、急いでデジカメを構えて良い瞬間を待ちシャッターを押し、画面で確認すると遠くに白山の威容がそして手前にある駐車場の白い門が、まるで白山の入り口の門に見える、まぐれにしては上手く撮れたと納得した。

小松附近では自衛隊の戦闘機がランディングのため民家上空をアプローチに入ったのか低空で確認できた。新安保法制で他国への攻撃に小松基地からも近い将来に出撃するのかと想像すると戦争の事が心配になってきた。

車窓から空を見ると飛行機雲が二本、青空の中に見えた、僕が五歳の頃に見たB29が琵琶湖上空を飛行雲をひきながら悠々と飛んでいる光景を思い出してきた、何としても戦争をしない国を続けて行かねばと憲法九条を守り、そして新安保法制の廃案しなければ安心して暮せないと思った。

生誕百年記念、井上有一

2016/03/18

金沢21世紀美術館で開催されている生誕百年記念、井上有一展を見た。
何十年か前にテレビのドキュメンタリー番組で井上有一の制作風景を見た事が思い出されてきた。大きな紙、筆、そして井上有一がテレビ画面から飛び出さんばかりの迫力で描く貧の字、貧、貧と叫びながら大きな筆で紙に自分の想いを叩きつける姿を思い出しながら会場に入った。井上有一についての知識はないが、貧の字は京都国立近代美術館でも見られ、時々、目にする事もあり作品の貧の字には親しみがある、今回は珍しく会場内の展示作品を自由に撮影できたのは画期的なことと感じながら、デジカメで数点、撮影した。会場内は若い人も多く、井上有一は書家の枠を超えた現代美術家として世界的に知られているが、これほど多くの人が訪れているのに驚いた。そして井上の書、貧は、この国の貧政治、ますます貧しさを増す人間の心の闇、貧に怒りを込めて描いたのかと、そして心までは貧になるなと今も井上有一の貧の字が訴えているように思えてきた。年金爺も頭を使い心まで貧する事無く自由な生き方をと、自主規制する事無く頭の中の世界は常に自由な思考で楽しく生きようと貧の字を見て思った。

金沢21世紀美術館

2016/03/18

金沢へ行くと必ず21世紀美術館に足を運ぶ、2004年に開館したこの美術館は有名なSANAA設計事務所の設計した円形の美術館で歴史ある金沢の中心街にあり何時も賑わっている。館内は太陽光が入り込み明るく閉塞感が無く外との隔たりをあまり感じない、館内のカフェもリニューアルされていて以前よりもくつろげ、外の景色を見ながらゆっくりとお茶を楽しみながら考えた、何故、大津には市民が楽しめる施設が無いのかと、琵琶湖を埋め立てた湖岸にはパブリックスペースが少なくホテルやマンション等が占めている美術館や図書館は市内の中心部から遠く僕はあまり行かない、大きなオペラホールはあるが一般市民が何時も利用するには一寸不便と、もっと誰でも気楽に立ち寄れる美術館が湖岸にあればと思いながら外の景色を見ながらコーヒーを飲んだ。

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