中島省三の湖畔通信

琵琶湖の深呼吸

2016/03/14

午後には雨も止み陽射しが少し見えたので湖岸サイクリングに出かけた。
打出浜から見る雨後の透明感のある風景を楽しんでいると、昨日の京都新聞朝刊一面の記事の見出しには、湖面と湖底の水が混ざる、深呼吸と大きく琵琶湖全循環今春大幅遅れ、の記事の内容を思い出した。今年は暖冬で琵琶湖を囲む山々には積雪も少なく、雪解けで冷たい水が流れ込まないと湖底に酸素が届かないと生物にも影響がと心配になってきた。そして琵琶湖の深呼吸のお話しは滋賀大学教授の岡本巌さんが僕が40年ほど前に大津青年会議所の仲間と記録映画を製作の折にインタービューした時に聞き一番印象に残っている言葉で今は亡き岡本先生の造語である琵琶湖の深呼吸が起きなければ今年の琵琶湖は大変な事になるのではと危機感を感じた。去年の琵琶湖、特に南湖ではアオコが11月までも発生していたことを思い出して、湖面を見ると透明度はあるが、今は冬で美しく見えるが今年の夏が心配になってきた。琵琶湖を眺めながら、深呼吸が起きることを祈りながら湖岸を後にした。

アセビの花

2016/03/13

アセビの花は以前から三井寺でこの季節に目にしていたが花の名前を知ったのは昨日のこと、茶房ながら亭でコーヒーを飲んでいると小さな池の淵に小さな可憐な花に気づきデジカメで撮っていると店員のNさんが此花はアセビと言うのや、と教えてくれた。そして毎年、この時期に見ていた白いアセビの花には興味を持たずに過ごしてきたが、茶房ながら亭に咲いているアセビはピンク色の花で数も少なく控えめに存在感を表しているのが僕の好みに合い写真に撮っただけと・・・そして以前から見ているアケビの白い花を見に出かけた。白いアケビの花は大きな樹にたわわに花を咲かせていた、花も多く樹も大きく迫力は感じるが美しさとなると小さな池の淵で咲くピンク色の清清しいアセビの花が僕の好みと思った。

午後は膳所公園で開かれている原発のない社会へ2016びわこ集会へといっても3時半に出発するデモにだけに友人数人で参加するために向かった。公園に着くとデモは出発していたが最後列に仲間がいるのを見つけ一緒に歩いた。長閑で優しいデモ行進では迫力も無いなと考えているとアケビの花の事を思い出した、この花は毒がありシカ等が食べない事などがパソコンに載っていた、そして花言葉は犠牲とあった、毒のない、そして犠牲もないデモは権力に対して訴える力はあるのかと疑問を感じながら歩いた。小さな花にも毒が・・・人間も少しは毒を持たねば迫力も無いと思った。

びわこ開き

2016/03/12

今日は61回目のびわ湖開きで湖上では遊覧船がパレードをしているが湖岸からは遠く何の模様しか判らず、見ているものは寂しいイベントだと何時も思っている。打出浜より湖上の彼方のびわ湖開きの写真を撮り、由美が浜へ行くと今夜のイベントの松明が浜辺に立てられて並んでいる、春の幕開けにイベントが開かれるが、比良の八講の行事が済むまでは琵琶湖は冬の気候で観光イベントは笛吹けど・・・の例え通りに閑散とした時間が流れるだけと思いながら浜辺の準備風景を写真に撮った。

日常と非日常

2016/03/11

東日本大震災から早くも今日で五年が過ぎた、いまだ福島原発事故の後処理も出来ず,これから先、何十年とかかっても解決できないと言う専門家もいるが国はのらりくらりと責任を取る事無く事故処理を粛々徒進めて行く、自然災害の現場では復興が進みつつあるが原発の事故は住んでいる土地を捨てなければならない状況だ、先日の大津地裁の差し止め仮処分は原発推進にブレーキをかけたと少し喜んだが、アベ政権は臆する事無く原発と憲法改正を進めて行くと公言している、もっと怒らねばと今日の震災記念日に思った。

今日も膳所、和田の浜では河津桜が満開を迎えて美しい日常の風景を見せているが日常と非日常は背中合わせで何時、非日常が日常に、また日常が非日常になると、そして立ち止まることのない時間だけが流れて、写真に撮った河津桜の写真も意味の無い過去へと去ってしまう、思えば儚きことばかりと河津桜を見ていると過ぎ去る時間の早さに驚いているだけでは何も変わらないと思った、何かをしなければと老い耄れ頭で考えても良い案は浮かんでこないが原発反対と九条を守る事には声を上げようと思った。

彼方の原発

2016/03/10

今日の朝刊一面は大津地裁の高浜原発の再稼動差し止めの仮処分決定の記事が、大方の人は昨日のテレビの報道で知っているが、改めて新聞を見ると多少なりとも原発に反対している僕は第一面での記事を読んで嬉しくなった、大津の名前が久ぶりに存在感を示した、琵琶湖の水が原発事故が起き放射能で汚染されれば近畿1,400万人の命が危ぶまれる事は誰でも理解できることで、やっと司法も原発の危険性を考慮に入れた正しい判決をしたと、これから各地で起こる原発再稼動の差し止めの裁判に加速がかかり今後、原発の再稼動が許可されないことを願った。
今日の湖岸サイクリングは気分も明るく湖岸へ向かい打出浜から琵琶湖を見ると、北の彼方、福井高浜の原発、3,4号機の原子炉が停止する、今日は格別に空気が美味く感じ湖岸で深呼吸すると久ぶりに気分が解れた。暖冬で雪の無い比良を眺めて雪山の好きな僕は少し寂しくなった。でも比良の八荒でまた比良の雪景色が見られると期待しながら湖岸を走った。

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