中島省三の湖畔通信

虹のシーズン

2015/11/24

琵琶湖では晩秋から冬へと気候が変わる頃に湖上の彼方、比良山の方向に虹が架かる光景を多く見ることが出来る。今日は午後からお天気が冬型になり時々、大津でも時雨れる、そんな時は湖岸から虹が見える確立が高いので虹の写真を撮ろうと、デジカメを持ち湖岸へ自転車で向かった。打出浜の湖岸から比良の方を見ると山肌に薄っすらと虹が見えた。デジカメの露出をマイナス補正して数枚、撮ったが本格的な虹のシーズンはこれからと撮影を止め帰路に着いた。疏水の鹿関橋から山手を見ると秋の試験運行の通船が京都蹴上げで客を降ろしての帰り舟が見えた、先日、知人の琵琶湖の和船研究会のSさんが疏水船の通船試行としてまとめられた冊子を頂いた、其の中に運賃等、運行に関わる経費などが記されていて興味深く読ませていただいた。通年の営業通船運航は難しいのでは無いかと僕は思った。通船の試験運航を見ていても晩秋で桜の葉も落ちて冬景色では寒そうに見え、寂しく感じてしまう。船上で熱燗のお酒でも飲みながら晩秋の風情を楽しむには船も小さく、水の流れも速いので,屋形船の様にのんびりとした疏水下りは想像はできないと帰り舟を見送った。

烏丸崎の変遷

2015/11/23

烏丸崎は現在は烏丸半島と呼ばれていて琵琶湖博物館等の施設が出来ている。烏丸崎の歴史は古く縄文時代晩期から平安時代まで人の住んだ遺跡が残っている貴重な場所で琵琶湖総合開発で工事が始まる前は南湖きっての自然景観の美しい場所であったと、今も僕の脳裏には美しかった光景が記憶されている。1980年に工事が始まると辺りの湖岸は一変した。僕は空から守山から草津に架けての美しい湖岸が失われて行く過程を記録することに熱中したと言うより自然が簡単に人間の手で簡単に壊されてもよいのかと怒りに燃えて記録写真を撮ったのだと思い返しています。先日、名古屋からのフライトで空から見る烏丸半島はあまりにも痛々しく見えて悲しくなってきました。美しい自然の残っていた烏丸崎の周辺を開発加工して人工化した結果が今の現実です。水生植物園が観光客を呼ぶために蓮群落の花の美しさを宣伝していますが以前は蓮の群落は今ほど巨大ではなかった,知るものが船から静かに観賞していたのとお盆には業者が蓮の花を採りにくるぐらいでした、現在は蓮群落があたかも自然の美しさと勘違いした人間の自然観で大切にされすぎてこの様になってしまった、空から見るとけっして僕は美しいとは思えません、失った自然を元に戻す事など不可能なことです人間が思っているより植物は利口で人間さえ居なくなれば美しくなることを知っているのだと僕はそう思っています。

秋のライトアップ

2015/11/22

三井寺の秋のライトアップが始まって一週間が過ぎた。スタートの日は雨で人出も少なかったと思われますが、昨日,今日とお天気も良く、夜も寒くなくそれなりのライトアップが楽しめると夕食後、カメラを持って三井寺へ向かった。今朝の三井寺への散歩の時に見た今年の紅葉は少し遅れている様にもかんじる。モミジの木にしてみれば太陽光線や気温の受け方も感じ方も木によって違うと、人が望む様に自然は働かない、モミジやその他の木々たちも昼間に浴びる命の光と違い夜のライトアップで浴びる人工光線では迷惑この上ないと感じていることでしょう。境内を歩くとライトに照らされた堂社が昼間とは違う佇まいを見せて闇に浮いて見える。モミジもタングステン光のせいで昼間に見るよりも紅葉している様に感じ妙な気分になるが・・・それなりに美しいと思いながら写真を撮ったが複雑な気持ちになった。僕は自然の美を楽しむには太陽の自然光が一番だと何時も思っていてライトアップが好きになれないのは原発の事が何時も心にあるからです。宇宙船から見る地球は昼間は水の惑星そして夜は光の惑星として輝いている。宇宙全体を捜しても人工的な光を出している惑星は地球以外は存在していないと思っている。これ以上に過剰に地球自身の持つ資源を人類(発展途上国や少数民族の人達は別ですが)が無駄遣いすることを反省しなければ未来など無いと思いながらパソコンを使う自分自身の事にも矛盾を感じ恥じた。

ギャルリーオー

2015/11/22

大津の町中に在るギャラリーが今日、閉じる残念な事ですが、ギャルリーオーは三年前に町屋を改装したユニークな画廊としてオープンして、オーナーのKさんの企画力は素晴らしく大津の街にも現代アートから絵画、彫刻とkさんの魅力が色々な作家さんを呼び、それなりに賑わっていたと僕は思っています。湖岸を自転車で走り終え、最終日のギャルリーオーへと大津の町はイベントが無いと人通りも少なく寂しい限りです。ギャルリーオーに着くと増田未沙子さんの日本画展が最終展示で女流画家の繊細な花の絵が有終の美を飾っている。オーナーのKさんが笑顔で応対してくれて楽しく会話した、Kさんは暫らくお休みして来年の春に新しい場所でギャラリーを再開されるそうです。女性としての細やかな感性で選ばれる作品展を期待しながら、そして更なる発展を祈りながらギャルリーオーを後にした。

琵琶湖大橋

2015/11/21

琵琶湖大橋といっても珍しくも無いが、先日、名古屋空港より飛行機仲間の松岡さんに乗せてもらい久しぶりに琵琶湖大橋を空から眺めた。ヘイズがあり視程は良くないが風情ある空景と思いシャッターを切った。橋の西側には1992年当時は世界一高いと言われた大観覧車のイーゴスが108メートルの高さを誇り聳えていたが2013年に解体されてベトナムへと渡り今は其の姿は無い、ランドマークとして浜大津からでもイーゴスは確認できた。僕が以前に撮った航空写真にも琵琶湖大橋は多く写っている,橋が一本でイーゴスが建設中、そして二代目みどり丸が湖上を走っている写真は直ぐに年代が判り1991年と確信をもって答えられる。1994年には琵琶湖大橋は北側に一本架けられて二本の大橋となり現代に至っている。琵琶湖はこの琵琶湖大橋より北を北湖と、南側を南湖と呼ばれている琵琶湖総合開発で南湖の湖岸は自然の湖岸からコンクリートの湖岸へと変貌した現在は僕は琵琶湖の南は人工湖の様だと考えています今年は水位が低く湖水の循環が悪いのかアオコが11月になっても発生しています、琵琶湖は美しくなったと言われていますが透明度が良くなったからといっても水質の方はどうなっているのか心配しています。空から見る風景は琵琶湖大橋を手前に比良連峰、そして広がる大きな琵琶湖は何時見ても美しいと思っていますが人間の経済優先の暮らしが自然の浄化能力を超えた文明社会がこのまま続いて行くとこの先、美しい琵琶湖の水はどうなって行くのか心配だ、そして琵琶湖の北方にある福井,若狭の原発が廃炉されることを祈るばかりです。もし事故が起きて放射能で琵琶湖の水が汚染されれば近畿地方に住む人人千四百万人の命が危ぶまれて大変な事にと大きな心配が僕の脳裏に浮かんだ。

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